ニュージャズnu jazznu-jazzNuJazz)は、1990年代後半に新たにつくられた包括的な用語で、ジャズをもとにしてファンクヒップホップポストロックエレクトロニカフリー・インプロヴィゼーションのような他の音楽スタイルがブレンドされた音楽のことを指している[1]エレクトロニックジャズ (electronic jazz) 、エレクトロ・ジャズ (electro-jazz) 、イー・ジャズ (e-jazz) 、ジャズトロニカ (jazztronica) 、ジャズハウス (jazz house) 、フュージョン (phusion) (注:フュージョン (fusion) とは同音異義語でアルファベット表記が違う)、フューチャージャズ (future jazz) と呼ばれることもある。

ニュージャズ
Nu Jazz
様式的起源 ジャズアシッド・ジャズフュージョンソウルスムーズジャズエレクトロニカフリー・ジャズハウスエレクトロニックテクノEDMダンス
文化的起源 1990年代初期、アメリカ、イギリス、日本、フランス、ドイツ、ノルウェー、メキシコ、ブラジル
関連項目
エレクトロ・スウィングトリップ・ホップ
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概要 編集

エレクトロニカジャズと同様に、ニュージャズは緩やかに定義された音楽ジャンルである。そのジャンルの範囲は生楽器の演奏とジャズ・ハウスを組み合わせたようなもの(例えばフランスサン・ジェルマン (St Germain)、ドイツのジャザノヴァ (Jazzanova)、イギリスのフィラ・ブラジリア (Fila Brazillia)らなど)から、即興のジャズ・バンド演奏と電子音楽を組み合わせたようなもの(例えばイギリスのザ・シネマティック・オーケストラ、ベルギーのフュージョン・カルチャー・ニュージャズ・インプロヴィゼーション・コレクティヴ、ノルウェーのフューチャー・ジャズ・スタイルのパイオニアであるブッゲ・ヴェッセルトフトジャガ・ジャジストニルス・ペッター・モルヴェルらなど)まで及ぶ。

ニュージャズは一般的に、アシッドジャズ(またはグルーヴジャズ)よりもエレクトロニカに対して距離を置いた音楽であるとされ、それは初期のファンクソウルR&Bに近いとされる(しかしながらグルーヴ・コレクティヴのような有名なグルーヴ・ジャズ・アーティストがその音楽スタイルの境界をぼやかしてもいる)。

代表的なアーティスト 編集

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  • Gerardo Frisina(ジェラルド・フリジーナ)

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脚注 編集

  1. ^ Sergey Chernov による定義:"Nu-Jazz is a style that blends jazz, funk, electronic dance music and free improvization."(The St. Petersburg Times - Arts + Features - chernov's choice 2002年6月7日金曜日分より)

関連項目 編集

外部リンク 編集

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