ニューロコンピュータ
ニューロコンピュータとは、脳を構成する神経細胞が神経回線網を張り巡らせることで情報処理を司るという動作を基本原理とするコンピュータである。非ノイマン型方式。
ニューラルネットワーク制御(知的制御の1つ、システムの入出力信号をもとにしてニューラルネットによって非線形な入出力関係を再現し、それを制御対象とする制御手法)を基礎理論とする。
第五世代コンピュータに続く、第六世代コンピュータとされる場合がある。
歴史
編集2021年12月3日に発表された脳オルガノイドを培養したDishBrainがコンピュータゲームのPONGをプレイする研究に基づき。バルセロナで開催されていたMobile World Congress(MWC)で、2025年3月2日にオーストラリアメルボルンのベンチャー企業であるCortical Labsが、世界初の商業化されたBiological ComputerであるCL1を発表し、バルセロナ大学のes:Sandra Acosta(wikidata:Q61080757)に電気生理学研究における長期研究の門戸を開いた事とその安定性を評価された。2025年6月までに1ユニット当たり35,000ドル(約5,200,000円)から販売、リモートでアクセス可能なWaaS (Wetware-as-a-Service) サービス等が展開される予定。[1][2][3] [4][5][6][7][8][9]
出典
編集- ^ In vitro neurons learn and exhibit sentience when embodied in a simulated game-world | bioRxiv
- ^ 実験室内で培養した人の「ミニ脳」にゲームをプレイさせることに成功、AIよりも速いわずか5分で習得 - GIGAZINE
- ^ 脳細胞から作る「バイオコンピュータ」でNVIDIAを目指す35歳 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
- ^ Cortical Labs
- ^ Cortical - CL1
- ^ Cortical Labs | MWC Barcelona
- ^ Cortical Labs Debuts World’s First Commercial Biological Computer
- ^ 人間の脳細胞を使った「世界初の商用バイオコンピューター」が登場 - GIGAZINE
- ^ 人間の脳細胞が計算する「生物学的AI」が世界初の商用化を実現 | XenoSpectrum