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ヌーク (Nuuk) は、デンマークグリーンランドにおける最大の都市であり、1979年に発足した同島の自治政府が存在する「首都」である[1]。正式名称はカラーリット語のヌーク(「半島」の意味)であるが、デンマークの人にとってはゴットホープデンマーク語Godthåb "Good hope" 「希望」の意味)の名称でよく知られている。かつては地図帳にも「ゴットホープ」と記載されていた。

ヌーク

Nuuk
Godthåb
Nuuk city below Sermitsiaq.JPG
ヌークの旗
ヌークの紋章
紋章
グリーンランド島内のヌークの位置
グリーンランド島内のヌークの位置
北緯64度10分0秒 西経51度45分0秒 / 北緯64.16667度 西経51.75000度 / 64.16667; -51.75000
デンマークの旗 デンマーク王国
自治政府  グリーンランド
自治体 セルメルソーク
行政
 • 市長 Asii Chemnitz Narup
面積
 • 都市 105,000km2
人口
(2014年1月)
 • 都市 19,843人
 • 都市圏
21,341人
等時帯 UTC-3 (UTC−3)
ウェブサイト www.nuuk.gl
上空から見たヌーク
中心街

歴史編集

サカク文化で知られている古代のエスキモーが、紀元前2000年にはこの地に居住していた。ヴァイキング10世紀にこの地を探検し、以来16世紀までノース人イヌイットが住むことになるが、両者に交流はほとんど無かった。16世紀に入ると、気候の変化によると推定されるが、ノース人の流入は途絶える。

ヌークは、ノルウェールター派の宣教師ハンス・エゲデによって設立された。エゲデはサガに魅せられ、デンマークノルウェーの王であったフレデリク4世から、グリーンランドへの宣教と植民の許可を獲得した。グリーンランドは、デンマーク=ノルウェー同君連合の下でノルウェー領であったが、本土との交流は絶えて久しく、この島に到着してみると、デーン人の居住地は既に廃墟と化しており、エゲデはイヌイットしか発見できなかった。エゲデは、イヌイットの居住地近くに1724年、今日のヌークの基礎となる町を建設、これを Godthåb と名付けた。1733年には天然痘の流行でイヌイットの人口は激減した。

1979年には、ヌークと改名された。今日のヌークは、イヌイットとデンマーク人が共存し、グリーンランドの人口の4分の1がこの都市に住んでいる。

地理編集

ヌークは、ゴッドホーブ・フィヨルドに面した場所にある。北緯64度10分、グリーンランドの南西海岸のデービス海峡から10km、また北極圏の南端からは240kmほど離れている。面積は約100,000km2である。

人口編集

2014年1月現在、19,843人。都市圏全体では、21,341。

気候編集

ツンドラ気候で、夏でも最高気温が10℃ぐらいだが、一般的なツンドラ気候と比べると冬の最高気温が-5℃とあまり寒くない。


ヌークの気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均最高気温 °C (°F) −4.4
(24.1)
−4.5
(23.9)
−4.8
(23.4)
−0.8
(30.6)
3.5
(38.3)
7.7
(45.9)
10.6
(51.1)
9.9
(49.8)
6.3
(43.3)
1.7
(35.1)
−1.0
(30.2)
−3.3
(26.1)
1.74
(35.13)
平均最低気温 °C (°F) −10.1
(13.8)
−10.6
(12.9)
−10.6
(12.9)
−6.1
(21)
−1.5
(29.3)
1.3
(34.3)
3.8
(38.8)
3.8
(38.8)
1.6
(34.9)
−2.5
(27.5)
−5.8
(21.6)
−8.7
(16.3)
−3.89
(25)
降水量 mm (inch) 39
(1.54)
47
(1.85)
50
(1.97)
46
(1.81)
55
(2.17)
62
(2.44)
82
(3.23)
89
(3.5)
88
(3.46)
70
(2.76)
74
(2.91)
54
(2.13)
756
(29.76)
出典: [2] 2009-07-27

友好都市・姉妹都市編集

教育編集

 
グリーンランド大学

ヌークにはグリーンランド大学がある。

交通編集

著名出身者編集

ギャラリー編集

ヌークの街並

脚注編集

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  1. ^ 岸上伸啓 2014年 『グリーンランド写眞帳―ヌーク-編』 札幌:フードデザイン研究所
  2. ^ weatherbase

外部リンク編集