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ネット右翼

インターネット上の右翼

ネット右翼(ネットうよく)とは、インターネットの「ネット」と「右翼」を合わせた造語[1]。ネット上で右翼的な言動を展開する人々[1]。略称は「ネットウヨ」で、さらなる省略形として「ネトウヨ」がある[2][3][注釈 1]。対義語は「ネット左翼」、その略称は「ネットサヨ」[2]。「ネトウヨ」の対義語には、パヨク[5][6]、「ブサヨ」[7][注釈 2][注釈 3]などがある。

目次

意味編集

渡辺豪によれば、過激な表現で排外主義などをインターネット上で発信する人々の呼称であるという[9]辻大介[注釈 4]によれば、厳格な定義はないが、おおよそ、保守的で排外主義的な書き込みや情報発信を行うユーザーのことを指すといい、排外主義的な傾向が薄いものを「ネット保守」と呼んで「ネット右翼」と区別する向きもある、という[10]

蔑称悪口として用いられるため、自称として用いる人は基本的にはいないという[6][11]。ただし、桜井誠 (活動家)[12]瀬戸弘幸[13][信頼性要検証]による使用例がある。

辻大介は、2007年に20~44歳のネットユーザーを対象に行った調査で、(1) 韓国・中国のいずれに対しても「あまり」「まったく」親しみを感じないと回答、(2) 「首相や大臣のの靖国神社への公式参拝」、「憲法9条第1項改正」、「憲法9条第2項改正」、「小中学校の式典での国旗掲揚・国歌斉唱」「小中学校での愛国心教育」の5項目すべてに「賛成」「やや賛成」と回答、(3) この1年の間に、政治や社会の問題について「自分のホームページに、意見や考えを書きこんだ」「他の人のブログに、自分の意見や考えをコメントした」「電子掲示板やメーリングリスト等で議論に参加した」という3項目いずれかに、したことが「ある」と回答、という3条件にすべてあてはまるものを「ネット右翼」層とし[14][15]、ネットユーザー全体の1%未満と推計した[10]

用法編集

「ネット右翼」という言葉は1990年代の後半、インターネット上のT-cup掲示板で使われたのが最初である。当初は自称であって、蔑称ではなかった。[要出典]その頃は「電網右翼」という言い方もあって併用されていた。[要出典]後に2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)ができると「J右翼」という言い方も生まれ、これは2ちゃんねる草創期に使われたが長続きせず「電網右翼」や「J右翼」という言葉は消えていった。[要出典]この言葉がネット以外の既存マスメディアに登場したのは、佐々木俊尚による2005年5月8日産経新聞のコラム『【断】「ネット右翼」は新保守世論』[16]において紹介されたのが日本の新聞紙上での初めての用例とされている。[要出典]2006年3月14日にはジャパンタイムズに「Net uyoku」の表記で採り上げられた[17][要検証]

2013年4月に産経新聞(大阪本社版)で、インターネット上を主な活動範囲とする、自称右翼団体幹部による傷害事件が「ネット右翼幹部を逮捕」と報じられている[18][要検証]韓国のソウル放送は2012年10月にインターネット上で嫌韓動画や侮辱コメントを流す日本人ユーザーを「ネット右翼」として紹介している[19][要検証]

マーティン・ファクラーは、2010年8月29日付『ニューヨーク・タイムズ』紙で“Net right(ネット右翼)”として在日特権を許さない市民の会などの行動を伝え[20]、「日本社会の中下層の青年たちは、自らの生活に対して失望・落胆した感情を、インターネットなどを通じて外国人への排斥につなげている」「彼らの矛先はアジア人の他、キリスト教徒にも向いている」と主張した[21]

『朝日新聞』の「萎縮の構図」は、「ネット右翼」について「数年前からネット上で使われ出した言葉だ。自分と相いれない考えに、投稿や書き込みを繰り返す人々を指す。右翼的な考えに基づく意見がほとんどなのでそう呼ばれるようになった」と言及した[22]

メディアによるレッテル貼りとして用いられているとの見方(濱野智史[23])もある。

分析編集

辻大介による「右傾化」研究編集

辻大介がネットユーザー998人を対象におこなった調査によれば、「ネット利用者全般というよりも特に2ちゃんねる利用が排外的ナショナリズムと関連しており、2ちゃんねるの利用はネット上の悪口や過激な書き込み炎上に対して許容的な態度と有意に関連している」としている[14]。また辻は、ブログや電子掲示板等で積極的に情報発信をおこなうネット利用者で『「韓国」「中国」いずれにも親しみを感じない』『靖国公式参拝・憲法改正等に賛成』『政治・社会問題についてネット上で書きこみや議論をした』の全てに該当する者をいわゆる「ネット右翼的」と操作的に定義した上で調査を行ったところ、ネット右翼的な層はネットの外でも署名・投書・募金や集会出席などの「リアル」な活動に積極的な傾向がみられた。このことから「“ネット右翼”はネット特有の現象というよりも“リアル”と地続きの現象であり、これまでは目につきにくかった“右翼”的な潜在層がネット上で可視化されたととらえるのが適当かもしれない」としている[14]

また、一般的な「右傾性」は愛国心やパトリオティックな意識と嫌韓・嫌中が必ずしも結びつかないというのが特徴である[14][24]。政治的、文化的なナショナルプライドや愛国心といった「右傾性」に結び付く因子が高いほど韓国・中国に対する親しみが高くなり、移民に対する評価も肯定的であるという結果が出ている[14][24]。これらの因子は、対人関係においても、他人への信頼の高さ、友人の多さ、孤独感の低さと結びついている[14]。一般的な「右傾性」と比較すると、ネット右翼的な層は、近所付き合いをしている人数が少なく、一般的に他人を信頼せず、友人数は少なくはないが 対人関係での孤独感が高いという特徴がみられ、対外関係でも韓国・中国に対する親しみを感じず、移民に否定的で排外意識が高い(孤独感の高さが高いほど、排外意識が強く、また嫌韓・嫌中である傾向が強い、嫌中よりも嫌韓との相関性が強い)としている[14]。ネット右翼的な層は右傾性に関わる諸因子・諸指標の相関構造の中で特異な地位にあって、一般的な「右傾性」を代表すると見なし難く、愛国と嫌韓・嫌中が一体化しているという特徴があると 辻は述べ ている [14][24]。この調査における比率は『「韓国」「中国」いずれにも親しみを感じない』が36.8%、『靖国公式参拝・憲法改正等に賛成』が6.4%、『政治・社会問題についてネット上で書きこみや議論をした』が15.2%であり、全てに該当する「ネット右翼的な層」は1.3%であり、サンプルがネットのヘビーユーザーが多いという偏りがあることを考えると一般的なネット利用者における比率は1%を下回るとしている[14]

8万人規模の世論調査編集

ネット右翼に関する実証的研究は、地道になされてきたものの、ネット右翼自体が社会の中で極めて少ないため、通常規模の社会調査では把握が難しかった。そのため、後に8万人規模の調査を実施するにあたって、社会意識論を専門とする学者の吉永希久子は、ネット右翼の項目を含めるように提案がなされた。そして松谷満、樋口直人を含めた共同研究による大規模調査によって、広く世の中に流布されてきたネット右翼像とは大きく異なった実態が明らかになった[25]

吉永希久子は2017年12月に実施された「市民の政治参加に関する世論調査」のデータを用いて、「ネット右翼になりやすいのは誰か」という問いを社会的属性、社会経済的地位、社会的孤独、政治的・社会的意識、メディア利用の側面から分析した[26]

社会的属性に関して、ネット右翼は自民党や安倍首相に好感を持ち保守を自任している[27]。また、今までネット右翼は若年男性、特に社会経済的に弱い立場の若者というイメージがあったが、調査のデータ上では男性の方が女性よりもネット右翼である割合は高かったが、年齢に関しては関連が強くなかった[28]

社会経済的地位に関して、古谷経衡が唱えていたネット右翼のステレオタイプである「学歴における低学歴」「年収における低所得」「社会的地位・立場における底辺」といった特徴[29]は見出されず、非正規雇用層では低く、経営者・自営業者や正規雇用で高い傾向にあった[30]

社会的孤独に関して、古谷経衡が唱える「外見上〈異性経験〉の底辺」という負のイメージ[29]、つまり独身であることや友人や地域とのつながりを持たないというネット右翼のイメージや、安田浩一が唱える「仲間」「逃げ場所」「帰る場所」といった排外主義運動が与えてくれる承認が重要な意義を持つというネット右翼のイメージ[31]があった。そして、調査データを分析した結果、配偶者や相談相手の有無とネット右翼のなりやすさには統計的に有意な関連が見られたものの、関連は弱く、配偶者や相談者がいるグループとの明確な割合の差は見られなかった[32]

政治的・社会的意識に関して、ネット右翼は、政治的有効性感覚、権威主義的態度、伝統的家族観の3つの意識が高かった[33]

メディアの利用に関して、ネット右翼は、政治や社会問題の情報入手先としてテレビをあまり利用せず、インターネットを利用している傾向があり、反テレビ的でインターネットに親和的である[26]。また、政治・社会問題の情報源としてインターネットや本・雑誌、所属団体からの情報を利用する人ほどネット右翼になりやすく、テレビを利用する人ほどなりにくい傾向があった[34]

Facebookユーザーの分析編集

上記の8万人規模の世論調査などで、ネット右翼は特殊な存在ではなく普通の市民であることがわかったが、実際にどういった人であるのか、具体的なイメージに欠けていた。そのため、樋口直人はFacebookのユーザーに注目して、それぞれの生活世界がネット右翼としての「活動」につながる背景を明らかにすることを目的に調査を行った[35]

調査の対象となったFacebookユーザーは、安倍首相がFacebookに書き込んだ年末の挨拶に対して、2015年12月28日になされた日韓両政府の間で合意された「慰安婦」問題に関する批判的な書き込み[注釈 5]を行った人々であり、これをネット右翼として調査が行われた[36]。樋口は属性情報が公開されており、ユーザーページが残っているものを対象として、表に集計した。

安倍首相の「Facebook」に批判を書き込んだ者の属性[注釈 6]
学歴 年齢 性別
人数 % 人数 % 人数 %
大学在学・卒 332 60.7 10代 3 1.0 女性 124 16.9
高専・短大卒 24 4.4 20代 31 10.4 男性 602 81.9
専門学校卒 48 8.8 30代 53 17.8 不明 9 1.2
高校卒 138 25.2 40代 100 33.7
高校在学・中退・中卒 5 0.9 50代 59 19.9
60代 52 17.5
547 100.0 298 100.0 735 100.0

「Facebook」は他のSNSに比べて利用者の年齢層は高めだが、この調査では30代から50代がほとんどを占め、735人のうち職業が判明したのは289人であり、そのうち自営・経営者が137人を占めていた[37]

その後、樋口は公開情報とネット右翼的情報の量によってネット右翼を、リア充ネトウヨ、生活者ネトウヨ、ステルスネトウヨ、真正ネトウヨ、秘匿ネトウヨに分類してそれぞれ分析をした[38]

また、このFacebookユーザーのネット右翼の分析において、ネット右翼に特徴的なサブカルチャーとして、アニオタ(アニメオタク)や歴史オタクはほとんど見られなかった(アニオタ2人、歴史オタク8人)[39]。実際にネット右翼に特徴的なサブカルチャーとして多かったのは、ミリオタ(42人)、宗教(24人)、武道(15人)であった[39]。しかし、女性にはこの傾向は見出すことができなかった[39]。加えて、ネット右翼にはネオナチなどで見られる特有の外見的アイコンがなかった[40]

見解・主張編集

政治との関連についての主張編集

在来右翼による主張編集

河原博史[注釈 7]は、ネット右翼の排外主義・人種差別的な行動や発言に対して「ある民族を自分たちより劣等とみなしたうえで、自らの国は素晴らしいというのは、彼らが嫌いな中華思想に代表される自民族中心主義にほかならない」と非難した[41]

鈴木邦男は、ネット右翼に対して「あの人たちは愛国者を気取っているけれど、むしろ国を冒涜しているとしか思えない。口汚く罵倒することが愛国心だと信じているならば、日本にとっても大きな迷惑ですよ 」と主張した[42]

金子宗徳は、保守・右翼の立場から「ネトウヨや安倍信者にしても、我々とは何か違う。率直に言わせてもらえば、『軽い』なと」「保守的で素直な人が多かったけれども、自分の生まれ育った社会に根源的な違和感がない。悪いリベラル左翼によって、すばらしい日本の国が汚されているという単純な図式に基づいて活動をしている。なぜ現状に対してそこまで肯定的になれるのか、悪いのは左翼だけなのか、どうにも理解できませんでした」と主張している[43]

蜷川正大は、ネット右翼について「全然評価しない。僕は匿名でモノを言う人は右も左も嫌いです。自分の言動に責任を持つのは最低限のマナーだと思うからです。こたつの中でヌクヌクとしてながら過激な言葉を発するのはのすることじゃない。例えば朝鮮民族がどうとか個人国籍を否定しても意味がない。個人に石を投げるのは卑怯じゃないですか」「僕は右翼ですけど、実は左翼の友達もいっぱいいる。野村の慰霊祭を毎年開いていますが、元連合赤軍活動家の植垣康博さんも参加してくれている。人と付き合うのに思想なんか関係ない。右翼の中にだって嫌いな人もいっぱいいます」と述べている[44]

保守による主張編集

加藤紘一は、「従来の民族系右翼とは異なる側面を感じる。私たちがそもそも、家族や地域社会、職場とのつながりを断ち切られ、糸のきれた風船のようになってしまっているのではないか。そういう状態にあれば、隣国との闘争を煽ろうとする過激なナショナリズムになびく人々が出てきても不思議ではない。」と述べている[45]

小林よしのりは、「昔はみんな若者は左翼だったんだけど、今は保守か、なんか"ネトウヨ"みたいな感じになっちゃって、切り替わっちゃったかなという感覚はしますよ、「戦争論」以降。でも、今度はある意味、国家というものを持ち出しさえすれば自分自身の自意識を底上げできる、という人間が随分増えたなと。」[46]、「ネトウヨ系のヤツは、強硬なことを言っときさえすれば保守なんだ、愛国者なんだ、と思ってるから、、、」[47]と述べた。

中島岳志は、保守思想にすらコミットしておらず、左翼が言っていることが気に入らないという「反左翼」という意識だけではないか、といい[48]西部邁は、ネトウヨにはある種の反知性主義としか言いようのない、下品な言葉遣い、他人に対する誹謗中傷、罵詈雑言があるらしく、左翼の論客の言葉もネトウヨと同等に乱雑で、内容としては反知性的なオピニオン、つまり「根拠のない臆説」が増えていて、右翼だけが反知性主義だというのは、朝日の偏見である、という[49]

SPA!』は2015年10月27日号において「図解[ネットデマ]に踊らされる人々」という特集を組み、その中で「ネトウヨには、本当に迷惑してます」 と憤る右翼団体職員の男性のインタビュー記事を掲載している。記事によると男性は「最近、講演にネトウヨが来るようになったのはいいが、質疑応答で『マスコミは在日に乗っ取られている』とか、デマを本気で信じた発言を繰り返す。我々までバカだと思われるので、お願いだから本当にやめてほしい」と右翼の立場からネット右翼を批判している[50][要検証]

古谷経衡宇野常寛との対談において「ネット右翼は保守ではない」と主張している[51]

自民党支持者説編集

2009年9月1日、J-CASTニュースで、自民党が選挙で下野した際に、2ちゃんねるにおける自民党支持者が「ネット右翼」として捉えられた[52]。この記事では、「ネット右翼」とは戦後民主主義知識人の伝統(いわゆる「進歩的文化人」)として左寄りの報道を繰り返すマスコミに対して「本当のことを報じていない」とする反発から生まれたものであるとしている。[信頼性要検証]

小泉純一郎との関連についての主張編集

山口二郎は2006年9月に小泉純一郎について「『心の問題』を持ち出して靖国参拝を正当化したが、これは攻撃的引きこもりともいうべき状態である。ネット右翼たちは、これを見習って、蛸壺に閉じこもりつつ、気にくわない言説への攻撃に精を出す。政治家の跳ね上がりにお株を奪われた右翼は、より過激な闘いを求めて放火事件を起こす」[53]と述べた。

安倍晋三との関連についての主張編集
  • 週刊ポスト』2012年10月12日号によると、安倍晋三が当選した2012年の自民党総裁選で、対立候補だった石破茂に対し、安倍を支持するネット右翼が落選運動を展開したという[54]
  • 鈴木哲夫は、古賀茂明テレビ朝日報道ステーション騒動」に関連し、他局がテレ朝への援護射撃をしなかった背景として、「(前略) ネット右翼などのプレッシャーもすごいとテレビ局の人に聞きました。安倍さんを批判したら書き込みや脅しに近い意見が山ほど来る。視聴率にも影響してくる。そうしたところにも弱腰の理由があるんじゃないでしょうか」という民主党幹部の発言を紹介した[55]
  • 古谷経衡は、「純粋なフランク族ではないジダンが、フランスの英雄として尊敬の対象となっているナショナリズムのかたちを肯定する安倍の世界観は、一部のネット右翼やネット世論、もちろんナチ的な優生思想とも対極にある」[56]、「安倍が規定する「ナショナリズム」や「愛国」とは、ネット右翼や一部の保守が叫ぶ「純血主義」とはほど遠い、リベラル的な世界の趨勢をトレースしている」と述べた[57]
  • 桐島ローランドは、田原総一郎との対談で「僕は安倍さんにはネトウヨ対応の専門部隊がついていると想像しています。(中略) 2013年12月26日、わざわざ毛沢東の誕生日に靖国神社に参拝したのは、自分を支持してくれている無名のネトウヨに「僕らのヒーローは安倍だ」と感じてほしかったからだと思います。」と述べた[58]
  • 御厨貴は、「安倍さんの強気発言を支持するようないわゆる「ネトウヨ」は、ヨーロッパの極右団体とは違って運動体を成しておらず、自分から行動には移しません。要するに「口だけ」。安倍さんも実際に突き上げを食らうわけではないからこそ付き合えるのです。」と述べた[59]
  • 安田浩一は、ネット右翼の安倍に対する熱烈な支持は、安倍を批判するマスコミへの敵意の反映でもあると述べている。また、安倍がフェイスブックに投稿した「マスコミ報道との戦いです。皆さんと共に戦います」という文章は、ネット右翼の反メディア感情とシンクロするものであると述べている[60]
  • 山口二郎は、2014年11月23日の東京新聞への寄稿の中で「ネトウヨ言説に代表される精神と知性の劣化という時代風潮を、安倍首相こそ象徴しているのか」と述べ[61]、2015年11月16日の韓国ハンギョレ新聞の寄稿でも、安倍晋三の慰安婦問題への姿勢に関連して「日本の政府全体がネット右翼と歴史修正主義に汚染されているということである。戦後の終わりはそのまま日本が野蛮国に転落する危機である」と主張した[62]
  • 有田芳生は、ネット右翼による在日韓国・朝鮮人へのヘイトスピーチを伴ったデモが2013年に入って拡大していることについて、前年末に発足した第2次安倍内閣の影響であるとしている[63]。有田は、ネット右翼が過激化した背景として、彼らが安倍を自分たちの仲間とみなし、かつ自分たちが主流派であると感じるようになったことにあると述べている[63]
  • 古谷経衡は、須藤元気が2015年7月31日に自身のTwitterで「今後、格差を助長する安倍政権を支持するネトウヨ。そのネトウヨ自身が弱者ということに気がついていないパラドックス。いつの時代も皮肉です。」などと書き込んだことに対して、ネット右翼が(須藤元気いわく)弱者政策に疎い(はず)の安倍政権を支持する理由は、彼らネット右翼は独力で小資本を形成してきた大都市部の自営業者が多く、決して社会的弱者ではないからだとした。ネット右翼の政治的関心は、主に「安全保障問題」「中韓など周辺国と日本の問題」「歴史認識問題」「既存の大手マスメディア問題(批判的な意味で)」「憲法問題」などの生活や社会的なものとは遠く、国家的、あるいは多国間を相手にしたマクロ的な問題にフォーカスしており、年金子育て医療福祉教育貧困問題など、生活や地域に密着したような話題は関心を示さない。それは彼らが社会的弱者ではなく寧ろ経済的にも時間的にも余力のある都市部の中産階級であるからだとし、貧困問題や生活保護問題に対しては無関心かつ総じて冷淡であると述べた。だからこそネット右翼は根が深く、資本主義社会の「小成功者」であるネット右翼たちは貧困問題や失業を「怠惰」「自己責任」として唾棄する傾向にあると主張している[64]

細野豪志の発言編集

細野豪志はネット右翼について2012年11月12日の衆議院予算委員会での質問において「私は、インターネットなどを見ていて危惧を覚えるんですよ。ネット右翼というような言葉が今や定着していますね。シナという言葉、第三国人という言葉は、ネット上で、それこそいわゆる日常会話のように流布している部分がありますよ、そういう世界では」と発言した[65]

集団極性化現象編集

福田充によると、メディア研究では「ネット世論は過激化しやすい」という考え方が一般的で、インターネットの大衆化によって、平等性や匿名性が高まり、発言の自由度が高まると、意思決定が極性化(極端化)するとする集団極性化現象(グループ・ポラリゼーション)というモデルからも説明できるといい[66]、ネットで左翼的方向ではなく右翼の方に極端化する理由について、敗戦後の日本においてマスコミが作り上げた左翼的な思想に偏った報道や閉鎖的な言論空間の中で、言いたいことがあるけど言えないという「抑圧された声」「マスコミに対する不信や反論」が、インターネットが普及した1995年以降、右翼的な感情として一気に噴出するようになったと主張している[66]

辻大介によると、極端にナショナリスティックな、あるいは人種差別的・排外的な発言を行う「ネット右翼」現象にも、キャス・サンスティーンが『インターネットは民主主義の敵か』において提唱したサイバーカスケードが関わっているのではという指摘もある、という[67][注釈 8]

清義明は、ADSLが普及した2002年に日韓共催のサッカーワールドカップが開かれ、韓国のラフプレー、審判買収問題、サポーターの振る舞いの悪さが目立つ中、メディアが共催の友好ムードに終始したことで、「本当のことはネットに書いてある」という見方と共に「反韓」「嫌韓」がネット上で爆発した、と述べた[68][信頼性要検証]

古谷経衡は、日本におけるネット右翼の根幹は「既存メディアへのアンチ(反発)」であり、「嫌韓」が生まれたきっかけも、特に2002年のサッカーワールドカップ当時、メディアの中で韓国への批判が一種の「タブー」となっていたことから、当時メディアへ反発した人たちは情報を求めてネットの世界に流入していったと分析した[69][信頼性要検証]

左翼思想への反発編集

古谷経衡によれば、ネット右翼は左派メディアリベラルメディア)を敵視すると同時に、「目覚める」といった言葉を多用している[70]。すなわちネット右翼の観点では、かつて左派メディアに「洗脳」されていた自分は「間違った歴史観」を信じていたが、ある日「真実」に目覚めた、となっている[70]。こうした観点においては、主人公は自分を「騙している」虚構の世界から「覚醒」し、「本当の」を相手に死闘するという筋書きになっており、それはSF映画『マトリックス』の世界観に酷似している[70]。こうしたネット右翼の歴史観を、古谷は「マトリックス史観」と呼称している[70]

金子宗徳は、今の右傾化は「日本がなぜ他国に気を使わなければならないのか」という素朴ないらだちの次元にとどまり、問題の本質に迫る動きは少ないとしている。そのうえで、安倍首相は外国に気を使ってばかりいるような日本を変えようとしていると見えるので多くの人が飛びついており、ある種の条件反射のような現象ではないかと分析している。また、「今の右傾化は、結局新自由主義的な自己責任の論理一辺倒。これまでの左翼が強かった時代の反動に過ぎないのではないか」と主張している[71]

「右翼・左翼」では把握できないとする批判編集

一方で、このようにネット右翼を右派、左派といった枠組みで捉える言説についての反論もある。北田暁大は、2ちゃんねる上などで観測される「ウヨ厨」の振る舞いについて、本来は彼らの嫌うマスコミなどへのアイロニカルなコミュニケーションだったものが、やがて右翼的な発言をコミュニティ内で連鎖させること自体が目的化した形式主義的なもの(つながりの社会性)へと転化しており、発言内容自体の政治的な右/左の枠組みではその本質を捉えられないとしている[72]

濱野智史は「ネット右翼」は冷戦後、左翼左派イデオロギーによって社会への不満が解消され得なくなり、その代わりに出てきたものとしている[23]。また、動きの早いネット社会においてネット右翼的現象は10年以上継続しているのは驚くべきこととし「反マスメディア、もしくはネトウヨ的な運動というのは、ある種の市民によるマスメディア監視と言えなくもない。ある意味、評価できる。ネトウヨ的なものがいるということは、日本のメディアをめぐる民主的な状況というのは、健全と言えなくもない。『右翼だから別に聞かなくていいでしょう』と無視するようなレッテル貼りはそろそろ限界」と主張している[23]

マスコミ批判と反原発

すが秀実によれば、原子力政策についてはネット右翼の相当部分は反原発派であるとしており、その根底には、エリートが支配している大ジャーナリズム(マスコミ)が相対的に原発推進派であることへの反発があるという[73]。また福島第一原子力発電所事故以後は、「山河を守れ」「国土を汚すな」と西尾幹二竹田恒泰[74]ら保守系論者の一部が脱原発の主張を強め、小林よしのりが『SAPIO』2011年12月7日号より「脱原発論」の連載を開始するなどしており、脱原発・反原発的主張はネット右翼に限られるものではない。一方で保守言論層の相当部分は核エネルギー政策について全廃慎重派ないしは継続推進派であり、これはネット右翼の言動にも反映されている。[要出典]

ネット右翼を構成する人々

「負け組」「オタク」とする意見

いわゆる「ネット右翼」を嫌悪する論者のなかには、「ネット右翼」は「負け組」であるとする主張がたびたびなされる。たとえば近藤瑠漫は、「ネット右翼」はニート引きこもりなどの負け組あるいは負け組予備軍と主張している[75]。また、漫画家の小林よしのりはネット右翼を「年収200万円以下の下層」とみなしている[47]社会学者宮台真司はネトウヨには童貞が多いと主張している[76]安田浩一在日特権を許さない市民の会の取材記事[77]の中で、ネット右翼を「(当初は)変形型の“オタク”に位置づけられていた」「匿名性を盾に差別的な言辞を繰り返す様から、攻撃的引きこもりと揶揄されることもある」と述べた[要検証][78]

「一般大衆」とする意見編集

瀬戸弘幸は、ネット右翼をニートや引きこもりと関連付ける言説は、左翼の決め付けであり、彼ら(ネット右翼)は全く普通の会社員や学生であると反論している[79][信頼性要検証]また安田浩一は「攻撃的引きこもりと揶揄されることもある」と主張しつつも『ネットと愛国 - 在特会の「闇」を追いかけて』のなかで在日特権を許さない市民の会を追跡したところ、デモ運動などの参加者には会社員や学生も多いことを記している。[要出典]

古谷経衡は、メディアや左翼はネット右翼を、(1) 低学歴・低所得 (2) オタク、あるいはひきこもり (3) モテない、社会性がない、といったイメージで決め付けてきたが、約1000人のネットで保守的な書き込みをする人たちにアンケート調査をしてみたところ、平均年齢は38.15歳、学歴に関しては63.3%が「四大卒(中退含む)」以上で、同年代(2010年国勢調査における35 - 39歳の「四大卒以上」は23.14%)と比べても3倍近く差がつき、高学歴が多いとした。さらに、年収も平均400万円台後半と同年代の平均をやや超え、恋愛経験も一般的なレベル、住んでいる場所は4割が首都圏であった。ネット右翼の実相は「大都市に住むミドルクラス」であり、小林よしのり香山リカ萱野稔人らが主張するような「貧乏なネット右翼」「年収200万円以下」「格差社会による貧困の若者」というイメージは事実として覆されたとしている[69](2013年現在)。[信頼性要検証]

津田大介は、「ネット右翼」と言われる人々は、右翼団体の延長の人から一般人まで、あらゆるタイプの人々であり、反日的な中韓に不満を持っている人、左翼的なエリート主義への反発など、色々な人が色々な要素を持ってネットで繋がり、ここ数年ではフジテレビ抗議デモのように、ネットに限らずリアルでも繋がり始めていると述べた[23][80]

鴻上尚史は、ネット右翼を「古きよき日本」を維持、あるいは復活させようとしている存在であると述べている[81]。鴻上の主張する「古きよき日本」とは「社会ではなく世間」に関するもので、軍国主義の復活という意味ではなく、地域のコミュニティ崩壊以前の共同性といったものを指す[82]

長谷川豊は、韓流に偏重した放送を続けるフジテレビを批判するネットの書き込みを「普通の人が普通に感じた気持ち」であると述べた。2011年に巻き起こった行動する保守やネット右翼によるフジテレビ抗議デモの後にフジテレビ視聴率が急落したが、長谷川はこれをテレビマンたちが「ネットに書き込んでる『ネットの住民』など相手にする価値はない」「あぁ、社会不適合者ね。あぁ、ネットの『住民』ね。ニート、ニート。」などとネットの声を見下していたからだと分析した。長谷川は、ネットの声の中には見るに堪えない書き込みも少なくないが、本当に「普通の人」が「怒りとともに」懸命に発信している「真剣な声」というのもあり、本気で発信しようとしている声を無視していると、これからは手痛いしっぺ返しを食らう時代ではないかと述べている[83]

エリウヨ編集

これまでネット右翼を「格差社会による貧乏な若者」と見なしていた香山リカは、古谷経衡の「ネット右翼の実相は大都市に住むミドルクラス」という分析結果やアメリカの富裕層たちが「愛国的な奉仕」や「国家的な結束」を9・11で実現した例から、おそらくミドルクラスよりさらに富裕層に近い、外資系ネトウヨ、開業医ネトウヨなども基本的にはこの「ナショナリズム新自由主義」スペクトラムに位置づけられるのだろう、と主張した[84]

「バブル末期世代」とする主張編集

東洋経済オンラインによると、2012年に保守系サイト日本文化チャンネル桜のユーザー層を調査したところ、42歳から46歳の世代に大きいボリュームゾーンがあった。[要出典]

就活情報サイトの「キャリコネ」によると、この世代は、1966年 - 1970年生まれのいわゆるバブル世代末期に当たり、バブル末期世代の大卒の求人倍率は2倍を超え、1970年生まれの卒業時は1.91倍であり、就職活動時や入社時こそ恵まれた環境に囲まれていたが、その後は一貫して急降下の右肩下がりの時代を生きた世代であり、入社時には多額のボーナスを貰って喜んだものの、その後は減る一方。好景気に乗って実力以上の大企業に入ったせいか、会社の中でもなかなか大きな役割を担うことができず、そのうち本格的なバブル崩壊が起き、入社数年でリストラ対象となった20代社員たちが出始めた。残った社員たちも採用減で後輩たちが入ってこなくなり、最若手で30歳を迎え、過重労働に苦しんだという。そして「職歴が誇れない、学歴が誇れない、家系が誇れない。日本人であることしか誇れない人たちが結構いっぱいいます。本当は、高いところに自分の理想があっても現実の自分はそこにまったく手が届かない」という意見を伝えている。また、物心ついたころにはバブルが崩壊していた下の世代は、親世代の期待感も下がり、新しい価値観の中で自由な生き方を模索しているようにも見える。同じ環境にいても「あの頃は本当に良かった」と思える過去を持つバブル末期「ネトウヨ」世代は、現実とのギャップにかえって苦しみやすいと主張。そして日本生産性本部の2012年調査で心の病の最も多い年齢層として40代を挙げる企業が36.2%と最も多かったことを挙げ、2002年から10年までは30代が最も多かったというから、バブル末期「ネトウヨ」世代がこの中心を占めている可能性が高いと主張した[85][信頼性要検証]

「一般主婦層」とする主張編集

中国メディアの環球時報の報道によると、日本の3、40代主婦の一部は、夫と子供を送り出した後や家事を終えた空き時間を利用し、領土問題や米軍基地問題で愛国情緒を扇動するような言動を繰り返しているという。さらに、彼女らの中には日の丸を掲げてデモ運動に参加する人もおり、「ネット右翼主婦」と呼ばれているという。近年日本で主婦のネット右翼が増加傾向にあるが、これは日中・日韓関係の悪化が影響しており、報道やネット掲示板で過激な言論が多くなっているために、暇な時間によくネットサーフィンする主婦がこれを目にし影響を受けたのだろうとしている[86]

ネット右翼のイメージを形成した要因編集

古谷経衡は、「オタク」で「愛国」であるというネット右翼のイメージを生み出した大きな要因は、「電車男」と「麻生太郎」にあるとした。2005年にドラマ化された電車男に登場するネットユーザーたちは、「アキバ系」「パラサイト(低収入)」「童貞」の主人公を始め、実生活で問題を抱え「はけ口」を求めてネットにのめりこむ人々として描写されており、これがネットへの蔑視と、ネットユーザー(2ちゃんねらー)=アキバ系の「電車男」というイメージを広く植えつけたとした。一方で麻生太郎は「漫画好き」を公言し、2006年から繰り返し秋葉原で演説を行い、2ちゃんねるなどにも言及していた。そうした様子が報じられるうちに、「秋葉原」と「愛国」のイメージが人々の中で結びつき、「ネット右翼」というレッテルを生み出したのではないかと分析した。また、実際の秋葉原のオタクたちは政治的に無色、あるいは表現規制問題などに関しては左派が多いとしている[69][信頼性要検証]

また、小林よしのりが2015年7月27日にBLOGOSに投稿した「ネトウヨの時代は終焉」と題したエントリーにて「ネトウヨは貧困層じゃなくて、案外、高給取りだという見解があるが、それは自分がネトウヨ側にいる連中が発明した嘘だと思う。まともな高給取りがあんなに馬鹿なはずがない。」などと主張したことに対しては、世間的にネット右翼=社会的弱者というイメージが消えないのは、小林が陥っているような「まともな高給取りがあんなに馬鹿なはずがない」という誤った固定観念が拭いされていないからだとし、「まともな高給取りや高学歴者は、常識的判断を下すはずである」という思い込みは社会的に何の根拠もないことであり、資産家が未公開株の詐欺にあったり、高額所得者が詐欺師の甘言に嵌まり人生を棒に振るなどの出来事は、決して珍しいことではないとした[64]

ネット右翼とリアルな活動との関連編集

辻大介は、ブログや電子掲示板等で積極的に情報発信をおこなうネット利用者における右傾的傾向をいわゆる「ネット右翼的」と操作的に定義した上で調査を行ったところ、ネット右翼的な層はネットの外でも署名・投書・募金や集会出席などの「リアル」な活動に積極的な傾向がみられた。このことから「“ネット右翼”はネット特有の現象というよりも“リアル”と地続きの現象であり、これまでは目につきにくかった“右翼”的な潜在層がネット上で可視化されたととらえるのが適当かもしれない」としている[14]

安田浩一は近年の保守思想・極右思想の一潮流である行動する保守を「街頭に出たネット右翼」と捉えている[78]。また、行動する保守を標榜する「在日特権を許さない市民の会」を、ネット右翼がデモや集会に集まる団体と紹介している記事もある[87]

長谷川豊は、2011年のフジテレビ抗議デモが全国規模に拡大した原因を「ネット住民を見下すテレビ局員」の体質にあったとしている。長谷川によれば、一連の抗議デモにはフジテレビの社員も身分を隠して参加しており、デモが終わると社内に戻って「案の定、キチガイばっかりだったよ」と笑い飛ばしていたという。また、その後騒動が花王などのスポンサーに対する抗議デモに発展したことや、7年連続で視聴率3冠王だったフジテレビが、デモが行われた2011年から視聴率2位、翌2012年には4位にまで転落した現状と関連付け「ネットの声が大メディアに勝利した歴史的事態」と評している[88]

実数と影響力編集

実際に頻繁に投稿活動をおこなっている者の実数がどの程度か分かっていないが、辻大介によれば一般的なネット利用者は『「韓国」「中国」いずれにも親しみを感じない』人が36.8%、『靖国公式参拝・憲法改正等に賛成』の人が6.4%、『政治・社会問題についてネット上で書きこみや議論をした』の人が15.2%であり、全てに該当する者を「ネット右翼的な層」とすれば1.3%となるとしている[14]

「親韓」だとして抗議された企業の売り上げは落ち、大量の電話による抗議に悩まされた企業もあり、その影響力は無視できないところまで拡大しているとも言われ[注釈 9]山本一郎は、予備軍も含めると最大120万人はいると推定している[89]

小田嶋隆は2009年に「ネット右翼が多いのか、それとも少数のネット右翼の書き込みが多いのか結局のところ分からない」としていたが[90]2014年東京都知事選挙の結果を受けて、1980年代には明らかに差別用語であった「オタク」が世紀をまたぐ頃には市民権を得たように、「ネトウヨ」もいずれは市民権を得るだろうとの見立てを示した[91]

インターネットのデマ編集

発信源がネット右翼の例編集

古谷経衡はネット右翼がインターネットのデマを組み上げていと主張している。『ラッスンゴレライ』のネタでブレイクした2人組お笑いコンビの8.6秒バズーカーに対し、ネット右翼たちが『8.6秒』は広島原爆の日付8月6日の揶揄、『ラッスンゴレライ』というのは原爆投下時の号令「落寸号令雷」の事を指しているのだとして炎上する騒動が起きたが、古谷は「『8.6秒』は50メートル走の記録としてあまりにも遅く失笑のネタになったので、そこからの命名であることが本人談としてある。『ラッスン~』は当然のことだが、広島に原爆を投下したエノラ・ゲイ号の機長、ポール・W・ティベッツ・jrが、そのように叫んだという記録は残されていない」とし、根拠の無いデマであるとした。また、8.6秒バズーカーの2人は実は在日朝鮮人であるという「在日認定」まで出ており、保守系評論家の一人が自身のTwitterに書き込んだ「この嘘つき在日芸人」というツイートが彼のフォロワーによって拡散されるなど、保守系論客も加わったデマの拡散がなされていると主張している[92]。また、岡部いさくは、この騒動について「原爆投下の隠語や暗喩とは到底思えない」と述べ、2ちゃんねるに関する著書も執筆している井上トシユキも「陰謀論の文脈にからめとられている印象」と述べるなど否定的な見解を示した[93]

発信源が保守系論客でネット右翼が拡散した例編集

古谷によると、ネット右翼の政治主張の根拠は、彼らが信頼している一部の保守論客たちの言説であるとし、保守系論客がデマを発信すると寄生しているネット右翼たちも「◯◯先生もそう言っている」と、それを信じてデマを拡散していると主張している。2015年4月19日、田母神俊雄が自身のTwitterに「沖縄県知事翁長氏のさんは中国北京大学留学後、上海の政府機関で働く中国人男性結婚。その男性は中国共産党太子党幹部の子息だそうです。翁長氏の普天間基地辺野古移転反対もこれだと理解できますね」とツイート[注釈 10]し、投稿は1000以上もリツイートされた。しかし、この投稿より6日前に発売されていた4月13日付の週刊ポストにて翁長の娘は「結婚も留学もしていない」と既に書かれており、田母神は確認もせずにデマを流していた[92][要検証]

「保守速報」とネトウヨ編集

森達也は「保守速報は、一応は公開された記事をソースにしているけれど、タイトルという看板を付け替え、刺激的な文言で、ネトウヨを煽ってアクセス数を稼いでいる」と主張した[94]

弁護士への懲戒請求編集

2017年、東京弁護士会が2016年4月に出した「朝鮮学校への適正な補助金交付を求める会長声明」に賛同したとみなされた複数の弁護士に対し約13万件の懲戒請求があった際、佐々木亮は「ネット右翼の諸君は相変わらずだなぁ。無邪気に私に懲戒請求してるのも900人くらいるけど、落とし前はつけてもらうからね。(^ー^)ー☆[注釈 11]」とツイートした[95]

この懲戒請求を呼びかけたブログ『余命三年時事日記』について、古谷経衡は「老舗のネトウヨブログ」と述べている[96]。ブロガーで情報法制研究所上席研究員の山本一郎も、「カルト的なネトウヨ(ネット右翼)ブログの一つ」と述べている[97]

ネット右翼を辞めた人たち編集

安田浩一は、東日本大震災空き地になってしまった海岸線中国人が大量に移植してくるというデマが掲示板に書かれているのを真に受けた在特会のメンバーたちが真剣に会話しているのを聞いて「怖くなった」と在特会やネット右翼を辞めた人物を紹介している[98]

古谷は、ネット右翼界隈に夢中になっていた人が、現代史などを勉強していくうちにネトウヨ嫌いに転向したというケースもあるとしている。ただし、ネット右翼界隈にもサイクルがあるため、入ってくる人がいれば出ていく人もおり、総数は縮小しているがレベルもそんなに変わっていないのではないかとしている[99]

小説家王谷晶は、自身がネット右翼になりかけたエピソードをTwitterで紹介している。王谷はで引きこもっていた時代に、「日本大好き外国人」「海外の反応」を集めたまとめサイトを読み漁っていたといい、日本が外国人に好かれている話を読んでいると、同じ「日本人」に属している自分も好かれてるような気分になっていたという。しかし、リンクを踏んでいくうちに中韓叩きを集めたまとめサイトにも辿り着き、既に「日本は凄い・偉い」モードになっていた自身は、中国や韓国の悪印象のあるエピソードを真偽を確認もせずに素直に信じてしまったという。しかし、コメント欄を見ているとネット右翼による非倫理的な叩きも展開されており、外国人叩きは何とも思わなかったのに自分と同じ「女」という属性が叩かれている様子を見て、やっとその行為の酷さに気付いたとしている[100][信頼性要検証]

ネット右翼への批判・揶揄編集

櫻井よしこは、「感情にまかせて単に「半島に帰れ」などと叫ぶとしたら、それは「愛国」でも「保守」でもありません。偏狭なナショナリズムや国粋主義に陥れば、必ず国際社会で孤立し、道を誤ります。ネット右翼と呼ばれる人たちには、決してそのような過ちを犯してほしくありません。」と述べた[101]

猪瀬直樹東京都副知事在任中の2010年、青少年健全育成条例改正案についての一連の発言の中で、「ネトウヨは財政破綻した夕張を助けに行け。雪かきして来い。それならインタビューうけてもよい」とツイートした[102]

茂木健一郎は、集団的自衛権に関する持論に多くのユーザーから批判や異論が寄せられたことに対して、自身のTwitterで「TLを見ていると、頭悪いやつが多くて本当に驚くね。びっくりするレベル。頭の悪いやつに限って、威勢がいい。そんなに威勢がいいんだったら、他人に迷惑をかけずに、自分でぜんぶやればいいのにと思う」「これだけ威勢がいいんだから、ネトウヨ志願兵だけによる、ネトウヨ部隊つくればいい。きっと、外交努力も話し合いもムダとばかり、『美しい日本』を守ってくれることでしょうよ」「『まず、ネトウヨから前線へ』しかし、よく考えてみろよ、ネトウヨ諸君。きみたちが熱を上げていることって、本当に人生エネルギーを注ぐに値するのか?」「ネトウヨ諸君は、中国韓国にも、ものすごく魅力的でかわいい女の子がいる、ということを考えたことがあるのか? ネトウヨなんてやっているより、日中、日韓友好した方が人生のためだぞ。それから、北朝鮮にも、ものすごく魅力的な女性、たくさんいるらしいぞ」などと書き込んだ[103]

「ネトウヨ」という呼称について編集

侮蔑語としての使用編集

2015年11月24日、新潟日報の報道部長が自身のTwitterで新潟水俣病3次訴訟の原告側弁護団長を務めている弁護士に向けて、さまざまな中傷の言葉と共に、「まるでネトウヨの○○弁護士[104]」「ネトウヨのアイドルになってきている[105]」などとリプライを飛ばした。報道部長は同日、弁護士の事務所を訪れて謝罪した[104][106]

レッテル貼りに当たるとの主張編集

濱野智史は、動きの早いネット社会においてネット右翼的現象は10年以上継続しているのは驚くべきこととし「反マスメディア、もしくはネトウヨ的な運動というのは、ある種の市民によるマスメディア監視と言えなくもない。ある意味、評価できる。ネトウヨ的なものがいるということは、日本のメディアをめぐる民主的な状況というのは、健全と言えなくもない。『右翼だから別に聞かなくていいでしょう』と無視するようなレッテル貼りはそろそろ限界」と主張している[23]

桜井誠は、在特会行動する保守運動の拡大浸透に恐怖心を覚えた既存メディア反日勢力が「ネット右翼 (ネトウヨ)」という造語や「ヘイトスピーチ」を連呼して運動を非難し続けているとし、「個人も自由に情報発信ができるネット時代において、そのような児戯に等しいレッテル貼りは、もはや通用することではないのです」と述べた[107]

古谷経衡は、ネット右翼は社会的弱者などではなく、寧ろ経済的にも時間的にも余力のある都市部の中産階級であるとした。であるからこそ、むやみにネットで自分たちと違う意見の人を「在日」「朝鮮人」などと罵倒するのではなく、彼らネット右翼こそが社会的弱者に対して温かい眼差しを向けることで、(彼らが社会的弱者ではないという事実は)「ネトウヨ」などというレッテルを弾き返すだけの重要な武器に成るだろうとした。一方、いたずらに「ネトウヨ=弱者」という間違った図式を持ちだして、ネットで保守的な発言をする人たちを総じて「ネトウヨ」であると決めつけてレッテルを貼る側にも問題があるとした。また、「ネトウヨ」という単語の響きには蔑称のニュアンスが多分に含まれているとネット右翼の大多数は認識しており、間違った事実に基づいた嘲笑や哀れみはネット右翼を批判的・肯定的にみるその両者にとって益をもたらさないとした。それ故に両者は蔑視や奢りをやめ、社会のために建設的な議論の土台こそが求められているからこそ、「ネトウヨ=弱者」という固定観念はいい加減放棄するべき時が来たと結論付けた[64]

産経新聞は、朝日新聞が一般の保守派までも感情的に反韓国や反中国を叫ぶような「ネトウヨ」と一緒にすることで、保守派を「非知性」「バカ」と印象付けようとしていると主張している[108]

ヘイトスピーチに当たるという主張編集

古森義久は、「ネトウヨ」という言葉の響きには侮蔑が満ちており、使った側には相手に対する軽蔑憎悪憤慨がにじみ出ている一方、使われた側は屈辱、反発、憎悪を覚える‟ののしり言葉”であるとした。さらに、「ネトウヨ」の「ウヨ」とは「右翼」の略であり、「右翼」とは当然のことながら特定の思想を指している言葉のため、この言葉を使った側の意識の根底には相手の思想右翼だと断じていることは明らかであるとした。このような相手の思想を決めつけた上で貶めている「ネトウヨ」という言葉は「人種宗教、思想、性別などを理由に特定の個人集団を貶め、憎悪や怒りを生ませる言葉」と定義づけされているヘイトスピーチに該当すると主張している[109]

中宮崇は、香山リカを含めた左翼は普段から「反差別」と主張しておきながら、「ネトウヨは低学歴の無職ヒキコモリだ!」などと根拠の無いヘイトスピーチを行っていると主張している[110]

ネット右翼はどこへ向かっているのか編集

2015年12月11日付の日本情報多言語発信サイトのnippon.comで配信された古谷経衡の「『ネット右翼』の台頭と日本“右傾化” の真実」と題された記事の中で、古谷はネット右翼が安倍政権下で衰退の方向に向かっていることを主張している。2014年11月から法務省ヘイトスピーチ撲滅啓発運動を開始し、同年12月にはネット右翼の中でも最右翼の集団である在特会に対し巨額の賠償命令が確定するなど、行政も裁判所も彼らに対し至極冷淡な態度をとり始めていと主張し、国際的にヘイトスピーチが違法化・重罰化されるなかで、「積極的平和主義」を掲げる安倍政権にとって日本の国威を傷つけかねないネット右翼に対して抑制の姿勢でもって望まざるを得ない状況が続いているとした。そのような中で、ネット右翼からの支持を集めようとしていた次世代の党は、2015年10月に衆院での議席を完全に喪失(自民党に復党)し、参院のみの勢力となり実質的党勢は解党に近い状態になった。このような情勢を考慮するとネット右翼の趨勢は決して明るくはなく、ネット空間に自閉しない「常識的で温和な」日本の保守層が、彼らに替わる形で徐々に勃興するのではないかと推測した[111]

また、古谷は日本の国益を貶める「嘘つき朝鮮人は半島に帰れ」などのネット右翼によるヘイトスピーチを撲滅するためには、保守派の力が必要であるとしている。しかし、国益を声高に主張する日本の保守派の間には、ネット右翼によるヘイトスピーチに対する問題意識が極めて低いと主張している。日本のリベラル派は国益とか国威という言葉にアレルギーを持っており、日本の国益を全面に押し出した「ヘイトスピーチ撲滅論」には抵抗があるように感じているからこそ、国益の視点で考える「ヘイトスピーチ撲滅論」を担う中心は日本の保守派が相応しいだろう、としている。しかし、一方で古谷はネット右翼が主張する「日本人が韓国人をヘイトする以前に、韓国人が日本人をヘイトしている」という「韓国先制攻撃論」にも一理あるとしている。冷戦時代には日本の保守層と韓国政権は、「反共」という目的で概ね一致しており、むしろ左派の方が「朴正熙アメリカの傀儡であり、極東におけるアメリカ帝国主義の尖兵」などと非難していたのに対し、保守派は「韓国こそは、朝鮮半島唯一の合法政権であり極東における自由民主主義」と、韓国を擁護していた。しかし、冷戦が終結すると韓国のナショナリズムは「反日」「反米」へと舵を切り、「新北」の政権が誕生してしまったことから、ネット右翼らの主張する「韓国が先」という理屈には一理ある、としている。多くの保守系言論人が、日韓の蜜月時代を語ろうとしないのは、かつての「反共の同志」に裏切られた、という意味において韓国に対して複雑な感情を持っているからであり、日本統治時代に日本人が韓国へ行くと現地の老人村民から日本語で飲めや歌えの大歓待を受けた、などという日韓の美談を語れば、ネット右翼から「裏切り者」と総攻撃を受けてしまうため、口を閉ざしているのだと主張している。次世代に体験を継承するべき保守系言論人が、一様に口をつぐみ、ネット右翼に耳障りの良い韓国攻撃のヘッドラインという「元ネタ」を提供し続けており、「韓国先制攻撃論」には応分の理解を示しながらもそこに歴史的経緯の説明を付着すれば、ネット右翼の攻撃もまたより温和なものに導かれるかもしれなかったと主張している[112]

ネット左翼編集

松谷創一郎はネット左翼(ネトサヨ)をネットに漂う信頼性の低い情報を根拠に「脱原発」や「不正選挙」を訴える人たちであると定義した。ネトサヨはネトウヨと同じく自らの願望に沿った情報をネットから拾いそれを根拠に自説を固めていき、反論に対しては「ネットを検索すれば、多く事実が出てくる」と自説の“根拠”を出し、自分が信じたい情報しか信ず相手に耳を貸さないことが問題だとした。さらにTwitterで自分と同じ意見のユーザーばかりをフォローする一方で反論する者はブロックして排除し、決して自らを非難することのない同じ考えを持った仲間同士で連帯感を求めていることが特徴だとし、フォロワー数を気にしながらTwitterで脱原発や不正選挙を訴え続けるネトサヨの中年男性たちの例も挙げた[113]

中川淳一郎は、ネットの世界には真偽を客観的に見極めることなく、善悪二元論で考えてしまう傾向が強く、陰謀論が大好きであるとした。在日特権のせいで日本人が不利益を被っていると主張するネット右翼も、ヘイトスピーチ反対を主張すればどんなに相手の個人情報を晒してもいいと思っているカウンター勢力も、同じ「宗教」であると主張している[114]

日本国外における「ネット右翼」編集

「ネット右翼」は日本以外にも、中国や韓国、ドイツなどでもインターネットユーザーがナショナリズムの度合いを高めることが指摘されている[66][誰によって?]

韓国編集

韓国の民間組織「Voluntary Agency Network of Korea (VANK)」は、その活動内容から、韓国の「ネット右翼」として扱われることもある[115][116]。VANKは会員数10万人を超え、韓国政府から支援金を得ている[116]竹島問題、日本海呼称問題慰安婦問題などについて、世界中の公的機関、民間機関に自分たちの主張に沿った記述をさせるための宣伝・抗議活動をインターネット上で展開し、日本の「ネット右翼」から敵視されている[115]

イギリス編集

英国ではスコットランドの独立投票をめぐりサイバーナット英語版と呼ばれるスコットランド独立派が反対派をインターネット上で差別的に罵倒し、問題となった[117]。スコットランド独立を訴えるスコットランド国民党党首のニコラ・スタージョンは2015年6月25日に声明文を発表し、「私たちの政治ディベートのレベルを、暴力的な脅しやミソジニー、ホモフォビア、性差別、レイシズム、障害者差別などの低みにまで下げることは是認できません」とサイバーナットを非難した[117]

アメリカ編集

アメリカ合衆国には、オルト・ライト(英: alt-right)と呼ばれるグループが存在する[118]

脚注編集

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注釈編集

  1. ^ 「ネット右翼」の蔑称として、小林よしのりの信奉者を意味する「コヴァ」、Jリーグブームに乗ったにわかサッカーファンのように、流行に乗って軽い気持ちで右翼になった人たちを意味する「J右翼」、2ちゃんねるが「痰壺」と揶揄されたことから「壺ウヨ」、ドイツのナチスに例えた「ネットナチ」などが使用された、という[4]
  2. ^ 丸山千夏によると、ネットに生息する反日勢力の総称特に頭の悪い左翼を意味する「バカサヨ」は「プロ市民」と並び蔑称として使用されることが多く、「ブサヨク」、省略形として「ブサヨ」が使用されたという[2]
  3. ^ 朝日新聞社出版の知恵蔵によると、日本の左翼に対する蔑称として、侮蔑語の「ブ」と「サヨク」の合成語とされる「ブサヨ」が「ネット右翼」により作られ、2010年頃にネットスラングとして定着し、ネトウヨらが言う「自虐的反日主義者」とされた人に対する侮蔑・嫌悪を表す言葉として用いられる、という。また、2015年の平和安全法制論争の時にはネットだけではなくマスコミにも取り上げられるようになった、という[8]
  4. ^ 大阪大学人間科学研究科准教授 (社会学)
  5. ^ 具体的な批判する書き込みは、次のようになっている。「安倍政権の妥協の仕方に憤ります」「がっかりしました」「腸が煮えくり返る」「私の祖父は性犯罪者になるために、戦ったんじゃない」
  6. ^ 各人の「Facebook」ページから判明した分を計数、性別については2018年6月に確認。
  7. ^ 右翼団体同血社会長
  8. ^ サイバーカスケードについては、キャス・サスティーン著・石川幸憲訳『インターネットは民主主義の敵か』毎日新聞社、2003年11月30日 発行、ISBN 4-620-31660-1、67~101頁。「第三章 分裂とサイバーカスケード」を参照。
  9. ^ その顕著な例としてフジテレビジョンロート製薬が挙げられる。
  10. ^ toshio_tamogamiのツイート(589870183432388608)
  11. ^ ssk_ryoのツイート(903943870739656704)

出典編集

  1. ^ a b 知恵蔵『ネトウヨ』 - コトバンク
  2. ^ a b c 丸山千夏「ネット右翼を理解するための用語解説集」小林大作編『別冊宝島 ネット右翼ってどんなヤツ?』宝島社、2008年2月21日、ISBN 978-4-7966-6226-0、152頁。
  3. ^ 米川明彦【ネトウヨ】『平成の新語・流行語辞典』東京堂出版、2019年7月20日 初版発行、ISBN 978-4-490-10910-8、439~440頁。
  4. ^ 丸山 (2008)、153頁。
  5. ^ 真鍋厚 (2019年8月3日). “「ネトウヨVSパヨク」なぜ生まれた? 「国の重大事」への現実逃避”. ウィズニュース. 2019年10月1日閲覧。
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  8. ^ 知恵蔵mini『ブサヨ』 - コトバンク
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  10. ^ a b 辻大介「ネット右翼というつながり」『コミュニティ事典』春風社、2017年6月30日初版発行、ISBN 978-4-86110-538-8、276~277頁。
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  12. ^ 桜井誠『ネトウヨ アメリカへ行く: 日本のネトウヨが史上初めて米国政治家たちとの本音バトル!』(Kindle版)、日本一出版 (2018/5/30)。
  13. ^ 愛国心をかなぐり捨てたSAPIO
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参考文献編集

関連文献編集

関連項目編集