ネヴァーベンド
ネヴァーベンド(Never Bend、1960年 - 1977年)はアメリカ生まれの競走馬、種牡馬である。大種牡馬ナスルーラのラストクロップであり、母はケンタッキーオークス優勝馬ラランという良血馬。競走馬としても優れた成績を残したが、それよりも種牡馬としての功績でよく知られている。
ネヴァーベンド | |
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欧字表記 | Never Bend |
品種 | サラブレッド |
性別 | 牡 |
毛色 | 黒鹿毛 |
生誕 | 1960年 |
死没 | 1977年 |
父 | ナスルーラ |
母 | ララン |
生国 |
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生産 | Harry F.Guggenheim |
馬主 | Cain Hoy Stable |
調教師 | Woodford C.Stephens(アメリカ) |
競走成績 | |
生涯成績 | 23戦13勝 |
獲得賞金 | 641,524ドル |
戦績編集
2歳時には10戦7勝、フューチュリティステークスやシャンペンステークスに勝ち最優秀2歳牡馬に選出された。3歳になってからは3連勝で臨んだケンタッキーダービー2着、プリークネスステークス3着と大きいところは勝てず、11月に23戦13勝の成績を残して引退した。
種牡馬編集
種牡馬としても幾多の活躍馬を輩出し、1971年にはイギリス・アイルランドのリーディングサイアーに輝いた。その中でもミルリーフは傑出しており、エプソムダービー、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス、凱旋門賞のヨーロッパ3大競走を全て制覇。種牡馬としても大成功を収めネヴァーベンドの血を広めることに大きく貢献した。日本ではブレイヴェストローマンやミルリーフ産駒のミルジョージ、マグニテュードなどが種牡馬として活躍し、ネヴァーベンドの血を広めている。ネヴァーベンドの血を引く馬をネヴァーベンド系と表現する事もある。
代表産駒編集
- ミルリーフ(エプソムダービー、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス、凱旋門賞、エクリプスステークス、ガネー賞、コロネーションカップ)
- リヴァーマン(プール・デッセ・デ・プーラン(フランス2000ギニー)、イスパーン賞)
- ジェイオートービン(スワップスステークス、カリフォルニアンステークス)
- ブレイヴェストローマン(種牡馬)
血統表編集
ネヴァーベンドの血統(ナスルーラ系 / Teddy 5×5=6.25%) | (血統表の出典) | |||
父 Nasrullah 1940 鹿毛 |
父の父 Nearco1935 黒鹿毛 |
Pharos | Phalaris | |
Scapa Flow | ||||
Nogara | Harvesac | |||
Catnip | ||||
父の母 Mumtaz Begum1932 鹿毛 |
Blenheim | Blandford | ||
Malva | ||||
Mumtaz Mahal | The Tetrarch | |||
Lady Josephine | ||||
母 Lalun 1952 鹿毛 |
Djeddah 1945 栗毛 |
Djebel | Tourbillon | |
Loika | ||||
Djezima | Asterus | |||
Heldifann | ||||
母の母 Be Faithful1942 黒鹿毛 |
Bimelech | Black Toney | ||
La Troienne | ||||
Boodroot | Blue Larkspur | |||
Knockaney Bridge F-No.19-b |