ノヴォヴォロネジ原子力発電所

ノヴォヴォロネジ原子力発電所 (ロシア語: Нововоронежская АЭС)はロシア中部ヴォロネジ州ノヴォヴォロネジの近隣にある原子力発電所。

ノヴォヴォロネジ原子力発電所
ノヴォヴォロネジ原子力発電所
ノヴォヴォロネジ原子力発電所
ノヴォヴォロネジ原子力発電所の位置(ロシア内)
ノヴォヴォロネジ原子力発電所
ロシアにおけるノヴォヴォロネジ原子力発電所の位置
ロシア
座標 北緯51度16分30秒 東経39度12分0秒 / 北緯51.27500度 東経39.20000度 / 51.27500; 39.20000 (ノヴォヴォロネジ原子力発電所)座標: 北緯51度16分30秒 東経39度12分0秒 / 北緯51.27500度 東経39.20000度 / 51.27500; 39.20000 (ノヴォヴォロネジ原子力発電所)
現況 運転中
着工 1957年7月1日
運転開始 1964年9月30日
運転終了 1988年2月16日(1号機)
1990年8月29日(2号機)
2016年12月25日(3号機)
運営者 ロスエネルゴアトム
原子炉
運転中 1 x 417 MW
1 x 1000 MW
運転終了 1 x 210 MW
1 x 365 MW
1 x 417 MW
発電量
平均発電量 12,523 GWh
正味年間発電量 348,579 GWh
ウェブサイト
www.rosenergoatom.ru/stations_projects/sayt-novovoronezhskoy-aes/
2018年12月15日現在
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歴史 編集

この原発は、すべての原子炉がVVERの形式のプロトタイプであり、VVERの発展に利用された。

2002年、ノヴォヴォロネジ3号機は、新しい安全システムを含む近代化処理と長寿命化を受けた[1]が2016年12月25日に停止され、その部品は4号機の延命のため流用された[2]。ノヴォヴォロネジ4号機の原子炉圧力容器は、運転中の中性子照射により劣化した材料特性を回復させるためにクルチャトフ研究所が開発したアニーリング処理が施され、寿命が60年に延長された。その他さまざまな改修工事が施され、2018年12月12日には核燃料の装荷が完了して運転再開の準備が整えられた[2]

2010年には、5号機が、寿命を30年伸ばす近代化のために停止された。VVER-1000型では、このような長寿命化の修理を受けるのは初めてである。 この近代化作業では、管理や保護や緊急用途のシステムの近代化と、セキュリティや放射線安全システムの改良も含まれる[3]

現在、同地にノヴォヴォロネジ第二原子力発電所が建設中である。

原子炉 編集

ノヴォヴォロネジには5基の原子炉が存在する。

原子炉[4] 原子炉形式 正味発電量 総発電量 建設開始 送電開始 商用運用 停止
1号機(Novovoronezh-1) VVER-210 (原型)[5] 197 MW 210 MW 1957年7月1日 1964年9月30日 1964年12月31日 1988年2月16日
2号機(Novovoronezh-2) VVER-365 (原型)[5] 336 MW 365 MW 1964年6月1日 1969年12月27日 1970年4月14日 1990年8月29日
3号機(Novovoronezh-3) VVER-440/179 385 MW 417 MW 1967年7月1日 1971年12月27日 1972年6月29日 2016年12月25日[6]
4号機(Novovoronezh-4) 1972年12月28日 1973年3月24日
5号機(Novovoronezh-5) VVER-1000/187 (原型) 950 MW 1000 MW 1974年3月1日 1980年5月31日 1981年2月20日 2035年 (予定)[7]

画像 編集

関連項目 編集

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外部リンク 編集