ノート:クィア理論

最新のコメント:10 年前 | トピック:掲載されている旗に画像に付きまして | 投稿者:Yorozuya01

整理してくださって有難うございます!! 編集

すいません、門外漢ですのでご教示ください。肝心の「クィア理論」の定義(「クィア理論(クィアりろん)とは、○○を説明するための理論。」もしくは「~とは、○○を××とする理論のこと。」という文)はどれに当たるのでしょうか?--Corwin 2005年8月2日 (火) 07:25 (UTC)返信

ご質問有難うございます! 本文を更新します! 「クィア理論」については、本文に書きましたとおり、概念や「定義」はできないし、しないのが前提となっています。「クィア理論(クィアりろん)とは、○○を説明するための理論」という形式でお答えするとすれば、「もともと、ジェンダー・セクシュアリティの問題について、同一性規範、概念の外延の限界はなく、ミシェル・フーコーが『言葉と物』などで説明したとおり、規範的な百科辞典の「定義」は、人間が恣意的に構築したものであり、規範的な性にあてはまらないものは、排除されるか、一定の位置に追いやられるというところから出発している理論であり、同一性や規範、概念の外延の統一について、疑問を差し挟む理論」です。

「理論」という言葉自体、ある学問分野において、ある事柄について考察した研究が、ほかの分野でも援用することができると発見された際に、「理論となった」という風に使われ(ジョナサン・カラー『文学理論』(岩波書店)など参照ください)、「○○を説明する理論」という定型はありません。理論を何かに利用しようとするならば、「○○について、使用可能な理論」かどうかを見極めるだけです(相対性理論などはとくにそうです)。

「~とは、○○を××とする理論のこと。」という説明で言いますと、「クィア理論とは、Xの概念の外延や歴史を問い直す理論」であり、Xには何を入れてもかまいません。

しかし、上記説明も、クィア理論においては常に更新され、ウィキペディアという百科辞典において、更新される事が可能であるために、書きました。更新が続けられることが望まれます。

クィア理論を「定義」するか否かについては、上野千鶴子さんと小倉知加子さんが、『ザ・フェミニズム』の中で論争をなさっていますので、参照ください。

再度、端的に言えば、クィア理論とは、「肝心の定義」を求めることを拒絶し、一枚岩的な理論はありえず、絶えず「知」を問い直し、更新し続ける運動でもあります。百科辞典の可能性を更新し続けるウィキペディアの多様性との親和性が高く、可変的で、更新性を持った理論です。--2005年8月3日 (水) 04:35 (UTC)

熱のこもったお返事、ありがとうございます。門外漢なりに文章を整理してみました。文意が違ってしまった点などあればご指摘、修正ください。--Corwin 2005年8月3日 (水)
07:11 (UTC)

今後、英語版、フランス語版を参考に更に充実させてゆきます。--あり 2006年9月9日 (土) 08:16 (UTC)

英語版からの翻訳を開始します。私自身、非常に書き方が甘かったので、更にこの項目に関しては充実させようと思っております。様々なご指摘をくださいますと大変嬉しいです。--あり 2006年9月17日 (日) 06:52 (UTC)

スタイル調整 編集

たいへん有意義な項目を作成してくださり、ありがとうございます。本日、若干のスタイル調整(ウィキファイ)をさせていただきました。大きな変更点は、導入部を短くし、そこにあった数文を、もとの「クィア理論」の節にもっていったことです。(Wikipedia:スタイルマニュアル (導入部)#その他をご参照ください。)そしてその節の名前を「クィア理論の問題意識と方法」とさせていただきました。これは、わたしが勝手に名づけたので、もしふさわしくなければ、御改稿ください。ただし、もとの「クィア理論」という項目名と同じ節名は、Wikipediaの慣例からいうと少々違和感があります。あと、内部リンクを少々つけ加えました。加えた内部リンクについては、主執筆者にとって違和感のあるものもあるかもしれませんので、適宜お直しくださいませ。なお個人的には「理論とは」の節は、不要かもっと簡潔にすべきではないかなという感想をもちました。これは主執筆者はじめみなさんの意見を伺いたいところです。とまれ、たいへん貴重な現代思想の項目をご執筆くださり、感謝しています。ありがとうございました。Toki-ho 2006年9月25日 (月) 08:51 (UTC)返信

ウィキファイをしてくださいまして、本当に有難うございます。わたくしもまだまだ勉強中ですので更に充実させてゆこうと思います。一点だけ、わたくしが誤解される書き方をしてしまったため大変なご迷惑をおかけしましたが、ミシェル・フーコーの『言葉と物』からの引用として独立してくださった箇所は、わたくしが、『言葉と物』第二章の「世界という散文」のP63を中心にまとめましたので、一旦消しまして、引用しなおすかまとめなおします。「理論とは」につきましては、以前、理論とは何かがわからないということで書きましたので、確かに不要かもしれないと思います。「文学理論」、「クィア理論」、「批判理論」など「理論-thory」についての研究も盛んですので、独立させるべきかとも思います。それについて、更にこれまでのウィキペディアの慣例などを踏まえてご教唆下されば幸いです。こちらこそ本当にありがとうございます。--あり 2006年9月27日 (水) 03:32 (UTC)

Toki-hoです。フーコーのところの訂正、早速にありがとうございました。誤ってうけとっていて申し訳ありません。むずかしい(というのは、新しい概念なので、ついてゆくのに今までの頭と違う領域をつかわなくては理解できない という意味の「むずかしい」)概念を、よりわかりやすく説明する記事になっていると存じます。「理論」については、理論という項目があるので、そちらに、現代思想などにおける理論のとらえ方という感じで書かれてもよいかな、と、少し思いました。ちょっとそのへんについては私は素人なので判断できないのですが・・・・。。(蛇足ですが、もしコピーペーストでうつされるようでしたら Wikipedia:著作権#ウィキペディアにおけるコピー・アンド・ペーストなどをご参照のうえ、GFDL違反にならないように作業してください。)これからもすばらしいご執筆を期待しています。Toki-ho 2006年9月28日 (木) 22:28 (UTC)返信

Toki-hoさんに記事で応答できていないのですが、「クィア理論」と「理論」の関係も複雑ですので、「クィア理論と理論」というような形でゆっくりとまとめることにします。それから、「関連する事項」、「関連する思想家」、「外部リンク」を増やそうと思うのですが、「クィア理論の思想家」というくくるのはしっくりきませんし、「クィア理論に影響を与えた思想家」と書くと、どう影響を与えたのか、誰と誰がどう影響関係にあるのかという連鎖になり、実際には、これらの思想家たちは、生きているうちならば、ほぼすべての文献を読んでいるだろうと思われ、単純に、「クィア理論に影響を与えた」とも書けません。クィア理論は、セクシュアリティがどのように動いているのか、或いは、歴史的、文化的、政治的、地理的etc...にどのような構築がなされてきたのかを解きほぐす、動的なネットワークですので、この辺りの表記について迷っています(勉強中です)。さて、最後に、Judith Butlerで試行したのですが、原著があるものに関しては、原著のアルファベット分類でよいのでしょうか? また、生年等も書き入れようかと思いますが、不要でしょうか? 出来ればご協力下されば幸いです。--あり2006年10月7日 (土) 01:30 (UTC)

理論について整理する前に、クィア理論が生まれた歴史を訳しました。ラウレティスについて日本語文献が少ないため、誤訳もあるかと思います。特に、カリフォルニア大学サンタクローズ校での「会議」について名称が判然としません。文献については、英語文献など、さらにまとめてゆきます。ゆっくりしか更新できませんが、ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。--あり 2006年12月20日 (水) 05:03 (UTC)

「理論」という箇所について、「理論」あるいは「文学理論」としてまとめられた記事に移動しようとしましたが、できませんでした。Toki-hoさんが書いていらっしゃる「現代思想などにおける理論のとらえ方」という書き方が出来なかったです。クィア理論にとって、「クィアな読み(クィア・リーディング)」として知られる文学的な方法は重要ですが、様々な文学理論の概論の中にクィア理論のみ持ち込むと、おかしな感じになってしまいました。「移動」しますという記事要約を訂正します。お詫びいたします。Laughwaves 2007年5月27日 (日) 07:38 (UTC)返信

「クィア(同性愛者・ホモ・変態)」という言葉について。 編集

Album様
はじめまして。本項目は、「クィア理論」について説明しておりますので、「クィア」ということばについては別項目が設けられております。また、「クィア=同性愛」というのは誤解です。「ジェンダー」や「セクシュアリティ」についてのゆらぎや越境などについて援用できる理論的な可能性があるのが、クィア理論です。また、「変態」ということばもカッコでくくられております。通常の事典・辞書的な定義とは異なる概念の提起であり、ウィキペディアの「変態」という項目に、新たな概念が提起されるようになってからリンクするのがよいかと存じます。以上、ほかのみなさまも、どうぞ、ご意見をお聞かせください。--Laughwaves 2007年8月31日 (金) 02:32 (UTC)返信

「クィア理論」の「クィア」は、同性愛の意味が起源です。『現代用語の基礎知識2007』を出典として挙げておりますが、『フェミニズム理論事典』なども参考にして下さい。出典が豊富にあるので、多角的に増補していくことも可能です。・・・ところでジュディス・バトラーやエイズで亡くなったフーコーが同性愛者であることはご存知ですよね?--Album 2007年8月31日 (金) 12:43 (UTC)返信
クィア」の項が別にあることも存じておりますが、一般の読者のために、「クィア理論」の項に、たった一行そもそも「クィア」とは何か、ということが書かれているのは自然なことです。一行だけここで触れた上で、より詳細な項目「クィア」に誘導。これが「もし女性学とは関係ない他の項目だったら」と考えていただけたら良いと思います。どうしても女性学関係はセンシティブになってしまいますね。。--Album 2007年8月31日 (金) 13:10 (UTC)返信

queerということばについて、「queer queen」という言葉が、アメリカの俗語で女性の同性愛者を指し、また、「オカマ」という意味合いで使用されてきたため、主に男性同性愛者のことを指すといわれています。語源としては、傾斜を意味するドイツ語からという説など様々です。queerは同性愛者の意味で使用されますが、「主に男性同性愛者」などの 注釈が必要と思われます。最後に、再編してみました。しかし、目次がおかしなことになってしまいました。ウィキペディアの編集の仕方を読んだのですが、うまく出来ませんでしたので、ご協力をお願いします。『フェミニズム理論事典』を参考に、原著・原典など一次資料を読んで、まとめるのがよいかと思います。孫引きではやはり正確ではありませんので。ちなみに、バトラーは、同性愛者というアイデンティティについて疑義を提示しています(『ジェンダー・トラブル』などですね)。フーコーも同じく、自らのセクシュアリティについて語っていません(『フーコーとクイア理論』にそのエピソードが書いてあります)。以上駆け足ですが、「クィア」、および「クィア理論」は、「一般の読者」も含めて、現在の「知」の配置の問い直しについて触れている点で、定義が困難ながら、多くの方に知って欲しい言葉と理論です。--あり 2007年9月4日 (火) 08:23 (UTC)返信

追記された部分は大変良いのではないでしょうか。ただし、フーコーについては浅田氏の論評[1]などを参考にしていただきたいし、ジュディス・バトラーについては、『現代思想 10月臨時増刊 ジュディス・バトラー』などを参考にしていただきたい。考えすぎかもしれませんが、いろいろ読んできて、こうしたフーコーやバトラーの同性愛趣味を、日本の女性学(あるいは社会学)は出来るだけ触れないようにしてきたと思っています。--Album 2007年9月4日 (火) 13:01 (UTC)返信

掲載されている旗に画像に付きまして 編集

  • 本枠との関連性を明確にされて頂きたく想います。
    • ところで、Rainbow(レインボー:)だと七色かと想うのですが、これは、六色だけですよね? なぜ?

--yorozuya01 - 万屋会話2013年5月16日 (木) 10:12 (UTC)返信

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