ノート:君主制

最新のコメント:3 年前 | トピック:君主制または君主政・君主主義・君主制主義? | 投稿者:K.Frankie

「君主政」と「君主制」 編集

君主政の国を君主国、共和政の国を共和国と呼ぶ。 等、政の字が本文中に多いですが、一度も断りがないです。 君主制としたならば、なにか一言いるのでは? 通りすがり 07:05 2003年7月8日 (UTC)

君主政治を行なうのが君主制、共和政治を行なうのが共和制なんで、
多分間違えたのでは?-Adacom

最初はIPユーザーの218.229.78.27によって、君主政が作られて、その後、るがこむ氏によって、君主制に移動したものかと…。移動の際に手間を掛けずに文頭のみ修正し、中には手を入れてないようです。案外、移動はしたものの(もしくは、こうしようと決定したにも関わらず)手をいれる時間がなくそのままって事も多いです。G 07:43 2003年7月8日 (UTC)

某世界史の教科書では、君主政ですが…たしか 通りすがり 09:34 2003 年7月8日 (UTC)

君主政を書いたものです。執筆前に手広く調べてみました。政と制はどちらも間違いではないようです。分野による傾向の違いはあるようですが。どちらでもよいと書いておく方がよいでしょうね。218.229.78.34 11:33 2003年7月8日 (UTC)

辞典や漢字変換(IME)では「君主制」なので移動しましたが、本文の表記修正は不徹底でした。すみません。 「君主政」「…政」は誤用かと思ってましたが、資料的には確認していません。るがこむ 18:18 2003年7月8日 (UTC)

政の方が古い書き方です。戦後のいつからか、制が有力になっています。政体論を 扱う古典の政治学では今でも政のほうが多いですよ。218.229.77.20 02:29 2003年7月16日 (UTC)

王権の長子相続が書かれていますが、モンゴルでは末子相続ではありませんでしたか?

遺産相続が末子相続制でした。しかしそれと君主の継承はまた別の問題だったので、代がかわるたびに継承争いが起こりました。Kinori 13:04 2003年10月22日 (UTC)


>君主制(くんしゅせい)は、君主が支配する統治形態(政体)である。

これって、用語の説明になってないのでは?


さて、カナダやオーストラリア、ニュージーランドなどといったイギリス連邦の国も君主制じゃないのでしょうか?ただ、独自の君主がいるわけでなくイギリス王室を国家元首としている点であるが。222.147.246.210 2005年9月23日 (金) 20:32 (UTC)返信

共和制の項目からたどって来たのですが、説明を読む限り北朝鮮は君主制としか思えないのですがどうでしょうか。北朝鮮が君主制か共和制かについて何らかの政治学的見解があるとしたら、事典に載せておいたほうがいいと思うのですが。

“事実上”の「君主制」であることは確かでしょう。事実上の世襲があるわけですし。金王朝と揶揄されることからも。しかし、一応におい朝鮮労働党という政党において選出されたという形式をとっている以上、事実上の君主国と名実ともなう君主国との区別が必要になります。その意味で、君主制とはいい難い。--Suifu 2006年9月17日 (日) 01:31 (UTC)返信


「20世紀に君主制から共和制に移行した国家」の一覧本文で「ソビエト連邦→ロシア」と書かれていたのがよく意図がわかりませんでした。わからないままコメントアウトしてしまいましたが、要約欄に窮屈にコメントしたようにソ連は君主制でないと思います。ロシアにおける君主制はロシア帝国で終わっていると考えられます。従って、ロシア帝国から直接的に移行したロシア・ソビエト連邦社会主義共和国(以下ロシア・ソビエト)が共和制であれば一覧に「ロシア」と載せて話は終わりという気がするのですが、ロシア・ソビエトは共和制ではない気がします。ソビエト体制はこの場合、共和制に入るのでしょうか。専門ではなく、また勉強もしていないのでよくわかりません。ご教授下さい。

あえて言えば、ロシア帝国から独立したいくつかの反ソビエト国家が「君主制→共和制」の移行過程を直接的に経ており、一覧に加える価値があるのではないかという気もします(とはいえ、すぐにソビエト・ロシアはじめ他国によって亡ぼされた国ばかりなので、あまりに短命という意味でここでは割愛してしまってもよいとも思いますが)。いかがでしょうか。--ПРУСАКИН 2006年11月20日 (月) 06:27 (UTC)返信

外交儀礼(プロトコル)について 編集

皇帝を最上位に置き、その下に王や公が続くというプロトコルは現在通用しているものとは言えません。英語版ウィキペディアのen:List of heads of state by diplomatic precedenceに書かれている現在の標準的なプロトコルよると、国家元首の序列は在位年数に長さに応じて決まるもののようです。もし、125.14.215.219 さんが皇帝が最上位であるというプロトコルが現在も通用していると主張するならば、出典や根拠を提示してもらえないでしょうか。--Einsicht 2007年2月7日 (水) 04:41 (UTC)返信

はい、125.14.215.219 と申します。確かに仰るとおりです。
天皇」の項目の古い版(2007年2月2日(金)15:37の版よりも以前の版)、および同項目のノートにそう書いてあったのを根拠にして書いたのですが、改めて調べてみたところ、現在でもそのような序列が通用しているとは断言し難いようですね。御指摘ありがとうございました。 --125.14.215.219 2007年2月7日 (水) 06:58 (UTC)返信

日本は帝国か? 編集

現在の日本国の政体についてですが、少なくとも、天皇が事実上の象徴元首とされることと、天皇が対外的にEmperor(皇帝)を称していることから言えば、日本国は「皇帝を戴く国」という意味に於いての「帝国」と分類するのが、最も妥当ではないでしょうか。
ご意見・ご異論をお待ちしております。
--125.14.215.219 2007年2月7日 (水) 07:19 (UTC)返信

とりあえずは現行憲法下の日本国が(比喩的な表現ではなく)「帝国」であると定義している何らかの出典を示していただければと思います。個別には諸説があり、政府はあいまいなままにしている、国号も「帝国」ではない、したがって公式に日本が「帝国」だといえる状態ではないと個人的には理解していますが。--Novo 2007年2月7日 (水) 07:39 (UTC)返信
現行憲法下の日本政府は、公式に「帝国」であると主張していませんから、確かに公式な定義はあいまいですね。あくまでも、「事実上は帝国である」にすぎないと思います。このことを注記した上で、「現在の君主国一覧」に日本を「帝国」として載せるのなら、よろしいのではないでしょうか。--125.14.215.219 2007年2月7日 (水) 08:10 (UTC)返信
「事実上」の「事実」とは、「天皇が事実上の象徴元首とされること」「天皇が対外的にEmperor(皇帝)を称していること」をさすのでしょうか。とすれば、まず「天皇が事実上の象徴元首と」しているのは誰でしょうか。また外交儀礼の問題は敗戦前からの慣習を運用上継続しているという事実を示すだけで、「政体」を定義する唯一の基準になるとは考えられないのですが。どのような立場をとるにせよ、現行憲法の解釈論が必要になるでしょう。
「事実上」と言い出すと、「日本は事実上アメリカ合衆国の51番目の州である」とか、比喩的な表現で何でも書けることになりかねないので、やはり出典を示せる記述をすることが望ましいと思います。
もうひとつ、「帝国」の定義がはっきりしていないことも見解が分かれる原因でしょう。帝国の定義には「皇帝と呼ばれる君主が支配する国家のこと」とあり、皇帝に日本の天皇の節があることを考えれば、天皇のいる国は帝国であるということも論理的には可能です。しかし、皇帝の定義部には
現代の日本語では、皇帝とは、東アジアで使われていた秦の始皇帝を起源とするものと、ヨーロッパで使われていた古代ローマのインペラトル、カエサルを起源とするのものとの2つ、及びこれと同等とみなされるものを指す。どういったものが同等かについて定まった基準はなく、時代により人により異なる。皇帝・帝国という概念を時代、地域に関わりなく当て嵌めていた時期もあったが、現在では無理に翻訳せずに元々の称号をそのまま使用する事が多くなっている。
とあり、定義、特に外延がはっきりしていないことを断り書きしています。また皇帝#日本の天皇あるいは皇帝の記述には天皇を「皇帝」概念に包含する記述と、それに疑問を示す記述が混在しており、いずれにせよコンセンサスがないことを示しています。意見が分かれている以上、「事実上」ということばで押し切ることには無理があるように感じます。--Novo 2007年2月7日 (水) 09:55 (UTC)返信
まず、天皇が元首であるかについての政府の公式見解として、昭和48年6月28日参議院内閣委員会における吉國一郎内閣法制局長官の発言があります。
先ほど申し上げました内閣の憲法調査会は、その報告書におきまして、天皇は、対外関係において一般的に国を代表するものとしての元首たる地位にあると解釈することができるということは、委員のほとんど全員の一致した見解であったという旨を報告いたしております。もっとも、天皇が元首であるかどうかは、要するに元首の定義のいかんに帰する問題であると思います。この点は、先般、衆議院の内閣委員会においても私申し上げたところでございますが、かつてのように、元首とは内治外交のすべてを通じて国を代表して、行政権を掌握する存在であるという定義によりまするならば、現在の憲法のもとにおきましては天皇は元首ではないということになりますが、今日では、実質的な国家統治の大権を持たなくても、国家におけるいわゆるヘッドの地位にある者を元首とするような見解も有力になってきております。この定義によりまするならば、天皇は、現憲法下においても元首であると言って差しつかえないと存じます。
これによれば、政府としても、天皇は日本国の元首であると解釈していることになります。
このことについて、一切の権力を有さない天皇を「元首」とすることに疑問を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、他の立憲君主国、例えば北欧の諸王国においては、日本と同じく国民主権を採っており、国王の役割は形式的な儀礼のみですが、それでも象徴的な意味での「元首」であることに変わりはありません。日本の天皇についても同様の考え方でよいと思います。
次に、「皇帝」の定義について、Novo氏が仰られた「東アジアで使われていた秦の始皇帝を起源とするものと、ヨーロッパで使われていた古代ローマのインペラトル、カエサルを起源とするのものとの2つ、及びこれと同等とみなされるものを指す。」という条件に、日本国の天皇が当てはまるのかが問題になりますが、少なくとも遣隋使(607年)の時に「日出ずる処の天子、書を日没する処の天子に致す。」と国書を贈って以来、日本は中華帝国と対等な関係を図っており、君主号としても中国の皇帝と対等であることを示す「皇」の文字を使って「天皇」または「皇帝」としているので、これを根拠にして、歴史的にも日本国の天皇は「皇帝」であると言えると思います。ちなみに、皇帝#日本の天皇あるいは皇帝によれば、「養老令天子条において、「天子」及び「天皇」の称号とともに、皇帝という称号も規定されている」とあります。
ただ、遣隋使・遣唐使においても中国側は、皇帝は天下に1人とする中華思想に基づき、日本の天皇を「倭」と呼んでいたので、国際的に「皇帝」として承認されていたとは限らないとも解釈でき、難しいですね。--125.14.215.219 2007年2月8日 (木) 12:08 (UTC)返信
なるほど、確かに天皇元首説は政府見解となっているのですね。その点は了解しました。しかし下のほうですでに申し上げたように、天皇が「元首」か、「君主」か、「皇帝」かは、全て微妙にずれる問題なので、それぞれの項目で別に提起されたほうがいいかと思います。前二者は主として憲法学にかかわる問題であり、歴史学及び国際法の問題になる「皇帝」とは位相が違います。天皇が「元首」だとしても、だから「皇帝」であるとは論理的にはいえません。
またお話のように古代の天皇が「皇帝」であったとしても、現在の天皇が「皇帝」であるとは限りません。近代以前の「皇」「帝」という漢字、「ミカド」という語は、いずれも中国皇帝を意識してはいますが、Emperorを前提としているわけではないので、現在の主権国家の政体を示す直接の根拠にはなりません。「現在の日本が帝国である」という説を主張されるなら、まず第一に必要なのはノート:大日本帝国で「新憲法施行と同時に「帝国」は消滅した」という現在の本文の記述に対する疑問を提起し、議論を通して合意を形成されることではないかと思います。
それから、皇帝#日本の天皇あるいは皇帝の記述を援用されることについても、同節には「天皇=皇帝」説とそれへの疑念が混在しているので、一部だけを一方の論拠として使うことはできない、という点をくりかえし指摘させていただきます。意見が分かれている以上、検証可能性の原則独自調査禁止の原則をはずれた記述は特に避けるべきである、ということです。--Novo 2007年2月8日 (木) 15:27 (UTC)返信
ご指摘の点ですが、大日本帝国の項目の記述は、「大日本帝国」の国号と、「大日本帝国憲法」下の政治体制が消滅したことを指しているものであり、一般的な政体としての「帝国」のことではないと解されます。
次に、現行憲法下における天皇が「皇帝(Emperor)」であるのかについてですが、GHQによる新憲法草案や、日本国憲法の政府による英訳において、天皇のことを英語でEmperorと表しているので、GHQも日本政府も、現行憲法下における天皇はEmperorであると公式に規定していることになります。
したがって、旧大日本帝国における国号や政治体制が消滅したこととは無関係に、現行憲法下においても「天皇=皇帝」であるとすることは正当だと思われます。
これと先述の「天皇=元首」とする政府見解とを合わせて、「日本国は、天皇すなわち皇帝元首とする国家である。ゆえにその政体は帝国である。」とする論理は十分に成り立つのではないでしょうか。--125.14.215.219 2007年2月9日 (金) 06:15 (UTC)返信
なるほど。私も「天皇のいる国は帝国であるということも論理的には可能だ」とすでに認めていますし、その結論を導く論理として矛盾はないものと思います。私が最初に申し上げたのは「現行憲法下の日本国が(比喩的な表現ではなく)「帝国」であると定義している何らかの出典が必要」ということです。それがなければ独自調査禁止の原則に触れるので、ここで「帝国」に分類することは難しいのではないかと申し上げたわけです。要は「帝国」の定義です(下のほうで少し言及されていますのであとでコメントします)。
それから、「大日本帝国の項目の記述は、「大日本帝国」の国号と、「大日本帝国憲法」下の政治体制が消滅したことを指しているものであり、一般的な政体としての「帝国」のことではない」という点についてですが、政治体制政体をどのように区別して用いられているのかがよく理解できなかったので、補足説明をいただければ幸いです。
なお個人的な疑問をいえば、政府による憲法の英訳が「正文」とみなせるのか、特にお示しになった国会図書館サイトの「政府印刷局による英文バージョン」が、政体を規定するだけの効力を持つのかが問題となるように思われます。政府、外務省は戦後も一貫して対外的(英語などの外交文書)にはEmperorを使っており、それが政体に関する政府の憲法解釈と連動しているわけではないことは、先に引用された、現在元首説に関する政府見解とされている内閣法制局長官答弁が1973年になってようやく出ていること、その文面をみると、「実質的な国家統治の大権を持たなくても、国家におけるいわゆるヘッドの地位にある者を元首とするような」「今日」「有力になってきて」いる「見解」によるならば、という条件をつけており、要するに「元首」の定義が変わってきたので天皇も「元首」にしていいのではないか、といっていること、以上2点からも明らかであると思います(これも下のほうのお話と関連しますね)。--Novo 2007年2月9日 (金) 08:38 (UTC)返信
誠に勝手ながら、今は時間があまり無いので、疑問に思われた箇所についての補足のみ記します。
1. 「政体」と「政治体制」について。
先の書き込みでは、
政体=大まかな国家形態の分類(帝国/王国/共和国)
政治体制=具体的な政府機構・政治支配のありかた
という意味で用いました。通常の語義とは異なる用法でしたので、解り難かったですね。失礼しました。
2. 政府による憲法の英訳について。
まず、先に示したものは、公式な英訳であり、れっきとした「正文」と言えるものです。
通常の外交文書などではなく、日本国憲法そのものの正文で「Emperor」という用語を使っていることは、まさに日本国憲法において天皇の地位を規定するものとして効力を持つものでしょう。
あとの事項に関する詳しいお返事は、のちほど致します。--125.14.215.219 2007年2月9日 (金) 09:25 (UTC)返信
独自調査禁止の原則を拝見しました。論理としては正しくても、それを定義している外部の出典がなければ、書いてはならないのですね。
信頼できる出典として、政府の公式見解や、憲法の条文の英訳といった一次資料はありますが、これを根拠に日本国の政体を「帝国である」と定義した二次資料は見つかりませんでしたから、独自調査に抵触する可能性が高いですね。
独自調査禁止の原則に例外として示している、「専門知識がなくとも分別のある大人であれば誰でも、その正確性を簡単に検証できる解説を行う記事」に該当するとすれば問題はありません。しかし、そうでなければ書かないほうが無難ですね。
Wikipediaの編集の初心者のもので、失礼致しました。--125.14.215.219 2007年2月9日 (金) 14:58 (UTC)返信
下の方に、本コメントと同時刻にコメントをつけましたので、そちらをご覧ください。--Novo 2007年2月10日 (土) 18:49 (UTC)返信
難しい問題ですね。「天皇国」では造語だし、「皇国」は特定のイデオロギーを連想させる言葉だし。天皇の通称に「帝」(みかど)というのがあるのだから「帝国」でも間違いではないと思うんですが、これも「皇国」同様に特定のイデオロギーを連想させるのがいけないんでしょう。結局「その他」のところに入れておくのが無難だと思いますが、「天皇は国民統合の象徴」と併記するのは変だと思います。他の君主国は「国王」のような呼称を問題にしているのに、日本の場合だけ「天皇は国民統合の象徴」という役割を問題にしているからです。書くのなら、「日本(事実上の元首は天皇)」でよいのではないかと。--春野秋葉 2007年2月7日 (水) 18:39 (UTC)返信
私も「その他」分類に賛成です。ただ元首と明記してしまうと「天皇非元首説」と抵触するので、注記は何も入れない方がいいと思います(編集そのものには介入しません)。それから、もし「日本が帝国かどうか」について議論されたいのであれば、ここよりも帝国(一覧に「大日本帝国」が入っています)か大日本帝国(日本国憲法施行とともに「帝国」は消滅したと書いてあります)で提起された方が、詳しい方々が多いような気がします。--Novo 2007年2月7日 (水) 18:58 (UTC)返信
「天皇非元首説」があるから「事実上の元首」って表現したんですけどまずかったですかね。「天皇元首説」しかなかったら「事実上の」なんて不要で、単に「元首」と堂々と書けるわけです。どちらかというと「天皇は元首か否か」より「天皇は君主か否か」のほうが対立が少なそうなので、「日本(事実上の君主は天皇)」のほうがよいかもしれませんが。でもこう書くと嬉々として「北朝鮮(事実上の君主は金正日)」みたいなことを書く人が出てきそうなのがちょっとねぇ…。--春野秋葉 2007年2月7日 (水) 20:18 (UTC)返信
そうですねえ、「事実上」でも異論を持つ人はいると思いますし、現に上のほうには非元首説についての記述があります(両論併記にしたのは私ですが)から、個人的にはシンプルに何も書かないでおいたほうがいいかと思ったのです。憲法学には「天皇非君主説」もありますから、その立場からするとここに「日本」と書くこと自体が抵触することになりますが、それは「その他」のところに書いて、通常の分類では分類不能なものとしておけば何とかコンセンサスが得られるのではないかと。--Novo 2007年2月7日 (水) 23:30 (UTC)返信
現代の国際社会で日本国の天皇がEmperor(英)Kaiser(独)とされているだけではなく、歴史的にも春野秋葉氏の仰るとおり「帝(みかど)」という別称がありますから、少なくとも君主の称号を基準にするのなら「帝国」に分類するのが正確だと思います。そもそも「帝国」「王国」「公国」といった分類はすべて君主号によるものですから。
しかし下手に日本を「帝国」とすると、戦前の「帝国主義」を連想されかねず、思想的な背景から反対する方も多いと思いますので、やはり便宜上、「その他」に分類するのが無難なんでしょうか。--125.14.215.219 2007年2月8日 (木) 12:36 (UTC)返信

国号の項目を見てみると、

1946年(昭和21年)公布の日本国憲法では、「日本国」(原文では日本國)という語が用いられており、また天皇が従来の伝統的な皇帝概念(統治権を総欖する)に当たらなくなったため、日本が帝国か否かの政体に関する議論を挟むことなく、「日本国」が国体を含む国号として慣習的に用いられている。

と書いてあるので、ここでの議論は、日本国憲法制定当時に行われなかった政体に関する議論を60余年を経て、行っているようで興味深い限りです。

ちなみに、日本は帝国か否かというこの議論は、政治的・法的には現在の日本国と大日本帝国の継続性の問題に集約されるのではないでしょうか。少数意見ですが、日本国憲法は無効であり、現在も大日本帝国憲法が有効であると主張している人(有名なところでは渡辺昇一)もいるので、そういう立場なら日本を帝国であると主張できるとは思います。しかし一般的には八月革命説によって、大日本帝国と日本国の断絶を強調される傾向が強いということを考えると、日本を帝国に分類することには違和感を覚える人が多いかもしれません。現在、使用されている国号も明治憲法由来の大日本帝国(en:Empire of Japan(この当時の国号のゆれに関しては大日本帝国#起源を参照)ではなく日本国(en:Japan)なので、無理に帝国に分類するより、「その他」に分類しておいた方が無難だと思います。--Einsicht 2007年2月8日 (木) 18:23 (UTC)返信

まず、現代の立憲君主国においては、「君臨すれども統治せず」とする考え方が世界の主流ですから、かつての「統治権を総攬する」という皇帝観念は現在は通用しないと思われます。
次に、旧大日本帝国が消滅していることを踏まえた解釈は、上のほうの書き込みに記しております。
最後に、現行の「日本国」の国号に「帝国」の文字が入っていないことについては、世界の国々においても「王国」「共和国」などの政体を附さずに単に「××国」としている国も多いですから、「国号に政体を明示していない」ことと「現行の日本国の政体を帝国に分類できるか否か」とは別問題である思います。--125.14.215.219 2007年2月9日 (金) 07:06 (UTC)返信
スペイン及びネパールも王国から外しました。これらの国も国民主権への移行により、(国王が領有し統治する国というニュアンスを含む)「王国」を意図的に削除した経緯があるからです。(ネパールは法律上はまだなっていないようですが、昨年の政変により事実上「王国」を廃しています。)--平成no牛若丸 2007年2月15日 (木) 12:26 (UTC)返信

日本は帝国か?Part2 編集

「帝国」の定義について、改めて調べてみました。

日本語版Wikipediaの「帝国」には、

1. 皇帝と呼ばれる君主が支配する国家のこと。
2. 多民族・多人種・多宗教を内包しつつも大きな領域を統治する国家。

とあり、現在の日本国は前者の条件に合致しているので、帝国といえることになります。

しかし、英語版Wikipediaの「en:Empire」には、

Scholars debate what exactly constitutes an Empire. Generally, they may define an empire as a state that extends dominion over areas and populations distinct culturally and ethnically from the culture/ethnicity at the center of power. Other definitions may emphasize economic or political factors. The term generally implies military hegemonic power.
(和訳)学者たちは、帝国たらしめるものは何であるかを議論している。一般に、帝国とは勢力の中心にあって文化や民族の異なる地域や人々への支配を拡大する国家として定義できる。あるいは別の定義では、経済や政治の要因を強調することもできよう。この用語は一般に、軍事的な覇権を暗示する。

とありますから、これによる「帝国」とは君主号による分類ではなく、かつてのローマ帝国や大英帝国に代表される覇権国家を指す用語であり、したがって戦後~現在の日本国は、海外植民地を放棄しているため「帝国」にはあたらないことになります。

同じWikipedia内でさえ日本語版と英語版とで定義が異なっているのですから、「帝国」という定義のあいまいな用語を用いて日本国の政体を説明しようとするのは、難しいかもしれませんね。

さらに英語版Wikipediaで調べてみたところ、en:Emperorに、

An emperor is a monarch, usually the sovereign ruler of an empire or another type of imperial realm.
(和訳)皇帝(emperor)とは通例、帝国(empire)、あるいはその他の形態の皇帝領(imperial realm)における、主権者たる君主である。

とあります。

現行の日本国の国家形態は、天皇が主権者ではないのはともかくとして、ここで言うところの「帝国」よりも「皇帝領」に該当するのではないでしょうか。

「皇帝領」は「帝国」ではないが、「帝国」に準ずるものであるため、本項目ではとりあえず「帝国」の欄に分類した上で、「Emperorを元首とするが、厳密には帝国とは異なる」との旨の注記を附せば良いでしょう。

--125.14.215.219 2007年2月9日 (金) 16:28 (UTC)返信

結論が変わったようなので書き込みさせていただきます(なお、自分の書き込みを修正される場合は、見せ消ちなどの手法で変更箇所を明示した上で、改めて署名するのがマナーです。そう解説しているページが今見つからないのですが、みなさんそうしています)。繰り返しになってしまうのですが、もし上記のようにお書きになりたいのであれば、やはり「現在の日本は皇帝領である」と書いてある出典が必要になる訳なので、出典明示をよろしくお願いいたします。あと、imperial realmという用語の意味(特にempireとの違い)が、Google検索してもよくわからなかったので、ご教示ください。取り急ぎ。--Novo 2007年2月9日 (金) 17:16 (UTC)返信
失礼致しました。今後はこのような場合は、見せ消ちするようにします。
それと、"imperial realm"についてですが、特に定義のある術語ではなくて、文字通りに「皇帝の領国」「皇帝を元首とする国家」というぐらいの意味でしょう。
すなわち、英語版Wikipediaにおいては、"empire"の条件として覇権国家であることを規定していますが、そのような意味での"empire"に当たるか否かにかかわらず、君主号が"emperor"である国家を広く包含するものとして、"imperial realm"と、仮に表現したものと思われます。--125.14.215.219 2007年2月10日 (土) 08:15 (UTC)返信
上の続きです。
先日に示した資料(日本国憲法の公式な英訳文、及び、内閣法制局長官の発言)によれば、現在の日本国の天皇は、「皇帝(emperor)」であり、なおかつ「元首」である、ということになります。よって、これらの資料を出典として、本項目に日本国を「皇帝を元首とする国家(imperial realm)」として記すのは、問題は無いのではないでしょうか。
あとは、この「皇帝を元首とする国家」である「日本国」を、本項目においてどう分類するかです。
  • 「帝国」ではないがそれに準ずる政体として、とりあえず「帝国」に分類した上で、注記を附しておく。
  • 「帝国/王国/公国/共和国」といった定型的な分類にはあてはまらないものとして、「その他」に分類する。
このどちらが適当でしょうか。ご意見をお待ちしております。--125.14.215.219 2007年2月10日 (土) 17:09 (UTC)返信
imperial realmについては、不明な点もありますがとりあえず受け入れます。引用文を厳密に解釈すると、「皇帝は君主であり、ただ通例はempireまたはもうひとつの形態であるimperial realmの主権者だ」と読めますから、いずれにせよ例外を容認しているのでしょう。でないと天皇についてen:Emperor_of_Japanというページ名で立項できませんし、英語で天皇をEmperorと訳す慣例はすでに確立していますから、その実態にあわせた定義をしないと困るでしょう。
私も少し印刷媒体の辞書・事典を見てみたのですが、だいたいWikipediaの定義と一致していました。ただen:empireの定義だと、満州帝国中央アフリカ帝国などの小さな「自称帝国」を包含できないという問題が残ります(周辺義として大まかに含むということでしょうか)。
今のWikipedia日本語版「帝国」の定義が2項にしてある(第1項は普通の国語辞典に出ている定義とほぼ同じものです)のには、「自称帝国」を含むことができるようにする意図があるのかなと思いました。そういう広い解釈の下であれば、今の日本にも「帝国」に分類される余地はあります。特に125.14.215.219さんは「君主の称号名」、つまり「自称」という単純明快な基準をとっているので、天皇が対外的にだけでなく憲法上もemperorであれば(「漢語の「皇帝」、特に古代の中国皇帝と同義、対等と認知されていれば必要十分」という判断は依然維持されていますか?)よいことになります。
その上で確認させていただきますが、その第一が、引用された現行憲法英文版が「正文」だというご見解です。「正文」の理解にずれがあるようなのでお尋ねしますが、「公式な英訳であり、れっきとした「正文」」という判断の根拠はどこにあるのか、ご明示いただけないでしょうか。
「正文」は通例条約で使われますが、公用語が複数ある国家の場合には法律でも複数の言語版が「正文」になることがあります。スイス憲法(en:Swiss_Federal_Constitution)はドイツ語、フランス語、イタリア語を連邦公用語としているので、憲法もこの3言語版が平等に「正文」です。別にロマンシュ語を含めた4言語を国語と定めていますが、ロマンシュ語版は「正文」ではありません。
ご指摘の通り確かに日本の現行憲法はGHQの英語版草案を元にしていました。しかし、帝国議会に提出された後はもっぱら日本語版が審議の対象となり、両院の修正を経て可決、成立しました。当然いかなる英語版も議会によってオーソライズされていません。
引用されたこの英語版がいつどこで作られたものか、私はよく知りませんが、しかしそのページにはどこにも「正文」とは書いてありません。ただ、英語版Wikisourceの該当ページ(こちら)には同ページへのリンクが"Official English translation"と紹介されており、同一の英語版は首相官邸サイト(こちら)などにもあるので、政府機関が用いる「公式の英語翻訳版」であることは確かです。
外国への紹介の必要上、行政機関が英語版を作成することは当然必要なことで、どこでも行われています。特に現行憲法は占領下で公布・施行されたので、その時点で「公式」の英訳を確定させていたことは十分考えられます(占領軍側が作ったかもしれません)。しかしその英語版が「正文」として解釈を縛るという話は聞いたことがありません。日本国憲法の「正文」は日本語版のみではないのでしょうか。「正文」とはどういう意味でしょうか。
第二に、「国号」と「政体」、「政治体制」は別、というご見解です。
補足いただいてお話はなんとなく理解できました。「消滅した旧憲法体制とは別に、国号の変更とも無関係に、何らかの連続性がある」ということですね。
大変デリケートな話になりますが、私の理解はEinsicht氏が 2007年2月8日 (木) 18:23 (UTC)に投稿された見解とまったく同じです。異なる言い方をすれば、「政体についての議論をさけたので現行憲法がともかくも成立したのであり、非元首説は天皇主権時代の生々しい記憶を背景に形成されたので、象徴天皇制が定着し、君主制と民主主義が両立して当たり前な現状から見るとピンと来ない人もいて当然だろう」ということです。
「政体を国号に明示していない国もある」ことは確かですが、それはそれぞれの国の事情があってそうしているのであって、決して「無関係」とは私は考えません。全てを説明する能力はありませんが、国の一覧を見ると、202のうちたった今いい加減に数えた限りで政体を国号に入れていない国は28です(「連邦」はふくまず)。うちかなりの部分はイギリス連邦内独立国なので当然ですね。あとはCIS、イスラエル、パレスチナ、アラビア半島の首長国です。モンゴルとルーマニアは民主化後に国号から政体名をとりはらっています。王政復古後に議会政治採用を明示するため王国号をはずしたスペインなどは日本と似ています。日本は戦前でも帝国と正式に決めていたわけではないそうですが、戦後はっきりはずしたことには、何かを変えた、または変えなければならなかった事情があるのでしょう。それがお話いただいた「政体」なのか、「政治体制」なのかは、私にはまだよくわかっていません。
長くなりましたが、「現在の日本が「帝国」に準ずる政体をもつ」と書いた出典の明示を引き続きお待ちします。またくどいようですが、吉國内閣法制局長官の答弁だけを論拠とされるなら、答弁が条件付きであることについてのご説明をお願いします。それがなければ、私は「皇帝=emperorを元首とする国家」という前提についても(学界に有力な異論がある以上)留保した上で、君主制の中の「その他」分類とすることを推します。また、くりかえしになりますが、これだけ論理的に明解なご見解をお持ちならば、元首象徴天皇制#憲法上の天皇の地位で積極的に編集に参加されるようぜひお願いします。
なお、私は125.14.215.219さんの主張の論理的一貫性は認めましたが、正当性についてコメントするつもりはありません。法解釈では複数の、内的には一貫した異論が並立することは普通のことです。内的に論理矛盾がなければ、それを学説として主張する人も現れるでしょうし、そうなればここに両論併記することもできるようになると思います。--Novo 2007年2月10日 (土) 18:49 (UTC)返信
御無沙汰致しまして失礼致しました。
「正文」の意味を誤解していたようです、すみません。「正文」とは、正式にオーソライズされたものを指すのですね。それならば、先日に示した日本国憲法の英訳は、政府が作成した「公式」なものではあっても、議会でオーソライズされてはいないので、「正文」ではなく、条文の解釈を縛るものでもありません。よって、憲法の英訳で天皇をEmperorと表しているからといって、それが政体を規定する効力を持つとは言い難いでしょう。
しかし、貴殿およびEinsicht氏の仰った「旧大日本帝国と現日本国との連続性」から言えば、憲法が改まって天皇の位置付けや国の政治形態は変わっても、皇室の存在そのものは一貫して連続しており、天皇を君主に戴くことには変わりはないので、戦前からの慣習を踏襲して「天皇=Emperor」とすること、そしてそれを根拠に日本国の政体を「帝国」とみなすことは十分に可能だと思います。
これは、スペインが民主政治に転換して国号からも「~王国」の文字を取り払っても、形式上の政体としては、国王(King)を戴く王国(Kingdom)であり続けているのと同じです。
ただ、ここまで論を展開しておきながら最後にこう結論するのは大変申し訳なく存じますが、Wikipediaには独自調査の禁止がありますから、出典を探してみても、少なくとも信頼のおける情報源において「現行憲法下の日本国は帝国である。」と記したものは見つかりませんでしたから、論理として矛盾のない理論であっても、出典の無いものは、Wikipediaの記事に書くのは控えたほうが無難かもしれませんね。--125.14.215.219 2007年2月22日 (木) 17:57 (UTC)返信
どうもお久しぶりです。冷静な議論を通して合意が形成できたことを喜んでおります。問題提起をいただいて、私もとても勉強になりました。お話いただいたとおり、日本が「帝国」であるということも「論理的には」可能だということは確かです。対外的な呼称や儀典などは、(ことを荒立てない限りで)宮内庁、外務省が継続性をもってやっていることだと思いますので、そこに事実上の連続性を見るという見解をおもちになることも可能でしょう。憲法論を始めると、相当消耗する議論が必要になるかと思いますが、ぜひ今後とも積極的なご投稿をお続け下さるよう願っております。--Novo 2007年2月22日 (木) 23:22 (UTC)返信

君主制廃止論からの統合提案 編集

ノート:天皇制廃止論ノート:君主制廃止論にあるように、はっきりした合意もないままに天皇制廃止論から造語レベルの項目名を付けられて分割させられた君主制廃止論を、本項君主制内の一つの節として統合してはどうかと思います(そもそも「天皇制~」も一般的な用語とは言い難いと思いますが)。検索結果の件数はノートに書いた時より増えていると思いますが、Wikipediaやその派生サイトが検索に拾われるようになったためです。そして同じく造語に過ぎない大量のリダイレクトページ(リンク元ページ参照)も削除されるべきかと。このままではWikipediaが誤った情報、デマ、ひいては特定の思想の宣伝の場に成り下がってしまうと懸念しております。

容量が大き過ぎるという問題もありますので、せめて論文に用いられた例のある熟語があるのなら、そういった項目名のページに移動するべきかと。MIO 2007年7月24日 (火) 11:42 (UTC)返信

その君主制廃止論の容量が大き過ぎる為、統合には反対しますが……、上記の意見も尤もなので、少々、判断に苦しみますが……、取り敢えず、それに関しては、MIOさんにお任せしたいと思います。
何か新たな意見があれば、また、報告してみます。
--@KH利用者ページ会話投稿記録 2007年7月27日 (金) 22:41 (UTC)天皇制廃止論から、君主制廃止論を分割した人物より。返信

勘違いでした 編集

これまでスペインの公式国名を「スペイン」とする旨の資料に触れてきたため、外務省での呼称もいつの間にか「スペイン王国」となっている事に気付きませんでした。失礼しました。そこで質問なのですが、外務省での呼称が「スペイン」から「スペイン王国」となったのはいつ頃からでしょうか? 最初からそうだったわけではないと思うのですが…。waza fire 2008年6月11日 (水) 01:04 (UTC)返信

「君主主義」なる奇妙な日本語について 編集

Wikipediaにはいつもお世話になってますが、これには違和感が有ったので書きこみいたします。

「君主主義」とは何でしょうか? 私の国語辞書(広辞苑)を探しても見つかりません。 全然一般的な日本語ではないと思うのですが?

君主主義をクリックすると、「君主制」のこのページに飛ぶのですがおかしくないですか?

「民主主義」みたいに一般に広まっている誤訳なら良いのですが、広辞苑にすら登録されてない君主主義をWikipediaで採用し、あまつさえ民主主義の対立思想かのように書くのは違和感を覚えます。 英語ではdemocracyに「主義」を意味する「~ism」は付きません。 そしてdemocracyの対義語はaristocracy(貴族政体)です。

全ての「君主主義」は、文脈にもよりますが「君主制」「王党派」に変更すべきだと思いますが、皆さまの意見をお願いします。

  コメント 「君主主義」という日本語が一般的では無いと思うのは同感ですが、「monarchism」を「君主主義」と訳す英和辞典は複数存在します[1][2]。またウィキペディア日本語版では「Category:君主主義」が存在し、王党派皇道派ロイヤリストなどの記事が含まれています。「monarchism」を「君主主義」「君主制」「王党派」など、いずれに訳すか、どう使い分けるかは文脈や筆者にもよりますが、一般的には主に思想や理念(という事を強調にしたい、monarchyとは訳し分けたい)ならば「○○主義」、主に制度ならば「○○制」、主に政体ならば「○○政」と思います。「あまつさえ民主主義の対立思想かのように書くのは違和感を覚えます」とありますが、民主主義との対義語などと説明した記述は見当たりません。現在のイギリスのように、立憲君主制の民主主義国とされている例もあります。なおdemocracyの対義語はaristocracy(貴族政体)だけとは限らず、monarchyもあります(君主制は貴族制の1形態という視点もありますが)。更に政治学の用語では非民主的体制の総称は「権威主義体制」です(日本語で一般的な意味とはかなりニュアンスが違いますが)。ただし、「君主主義」のリンク先が、この君主制のリダイレクトというのは不適切なので、当リンクは削除しました。なお、今後は署名もお願いします。 --Rabit gti 2010年10月9日 (土) 05:38 (UTC)返信

Rabit gti様、ありがとうございました。 署名は普通につけ忘れました。すいません。 (Awewes 2010年10月9日 (土) 05:49 (UTC))返信

日本の説明について 編集

日本の君主の説明ですが、なぜ関連項目の紹介になっているのでしょう? 私の編集も差し戻されているようですが、ノートの議論もないし、修正するべきではないでしょうか。

「君主(元首)か否か」について、確かに異説はあるようですが、あくまで一説であって定説ではありません。「君主(元首)か否かは重要ではない」とする法学書は多いようですが、君主であることに嫌疑を述べているわけではありません。日本政府の公式見解も「(定義によっては)君主(制)としてよい」としています。さらに、日本国外の政府機関の日本紹介ページでも「国家元首=明仁」と明記されている一方で、異説には全くふれられていません。(それ国家元首であって君主じゃないよね、という類の揶揄はご勘弁を!!) これは私の勝手な印象ですが、異説について日本国外では全く相手にされていないと感じました。異説については脚注で「ただし、異説あり」という注意書きに留めるべきだと思います。さらに、注意書きで関連項目を紹介すればよいと思います。異説があるのは事実ですから。いかがでしょうか。--伏儀会話2014年10月14日 (火) 12:32 (UTC)返信

1ヶ月待ってみましたが、異論がありませんでしたので、修正しました。--伏儀会話2014年11月16日 (日) 09:39 (UTC)返信

ノートの提案を元に修正したのですが、また私の編集が修正されているようです。修正の意図を説明していただけますか? 「憲法に元首の規定がない」と記載されていますが、憲法に定められていない事柄は異論の余地なく否定されるというのは暴論でしょう。環境権に反対する人はほとんどいません。新しい人権を読んでみて下さい。憲法で「天皇」に第一章をまるまる割いていますし、憲法の記載に関わりなく、諸外国では元首とされていますよ。憲法以外にも重要な論点は多くあり、日本だけ詳細に記載する必要はないので、やはり関連項目を参照していただくべきです。リバートを提案します。--伏儀会話2015年2月8日 (日) 11:20 (UTC)返信

一月待ちましたが、反論がないため、戻しました。そもそも、この項目は「君主」の項目であり、「元首」の異論については日本の元首で詳細に解説されています。日本国外では天皇は元首とされていますし、ことさら「君主」の項目で取り上げる必要はないでしょう。現状で問題ありません。--伏儀会話2015年3月1日 (日) 05:23 (UTC)返信
「君主」の脚注を「立憲君主制」に移しました。「あくまで日本語における通俗的な呼び分けであって公的な分類ではない。」とのことですが、「世界の君主」の類の読み物からそれほど外れていない一覧と考えます。(本に載っていないケースの国まで一覧にありますが、それを「要出典」とするのは違うでしょう)。ここは「あくまで日本の政府公式見解であって、定説とは異なる」とする脚注を「日本の立憲君主制」につけるとよいと思います。(日本国の脚注も重複となるため、外します。)--伏儀会話2020年6月14日 (日) 02:25 (UTC)返信
(報告)日本国の脚注を立憲君主制にマージし、「詳細は象徴天皇制#議論を参照。」も移しました。定説でなく、公式による分類と注意したうえで、日本が一覧に記載されたことになります。イギリスの同君連合やアンドラ公国の共同大公のような、特色のある君主制として、日本国が一覧にある体裁になったと思います。--伏儀会話2020年6月14日 (日) 02:34 (UTC)返信


  コメント 脚注マージは良いのですが、より正確な記述に修正しました[3]。「要約」の通りです。議論となっているのは「天皇」が「君主」かどうか、です。「象徴天皇制」や「立憲君主制」ではありません(観点が異なります)。内閣法制局の見解は「法令上は意味が無い」「君主の定義による」で、「君主でも良い」ではなく、編集者個人の見解記載はNPOVです(またウィキペディアは各国政府見解を書く場所でもありません)。なお「元首」と「君主」は別物です(外務省見解は、「天皇は主権者たる国民の象徴として元首の面がある」であって「君主」ではありません。大統領も元首です)。「定説」は無いため「議論がある」表現が適切です(定説が無いから編集者が好きに書ける、ではない)。ウィキペディアでの編集には、正確な理解をお願いします(個人的な不正確な解釈を連ねても意味がありません)。--Rabit gti会話2020年6月14日 (日) 04:22 (UTC)返信

ありがとうございます。Rabit gti殿の脚注で問題ないと思います。ただ、私のつたない日本語能力が原因で混乱させてしまったようなので、意見の根拠としてコメントさせていただきます。政府見解を出典とすることの是非や、内閣法制局(日本)の見解の内容については、ノート:立憲君主制でほかの方がコメントしているようなので、私からさらにコメントはいたしません。

議論となっているのは「天皇」が「君主」かどうか、です。「象徴天皇制」や「立憲君主制」ではありません(観点が異なります)
  • 私は「君主」の脚注を外し、日本の「立憲君主制」に脚注をつけたはずです。あなたもその脚注を修正したはずでしょう。
「外務省見解は、~」
  • 日本外務省は国会答弁に従った説明をしているだけです。内閣法制局の国会答弁とは別に引用する必要はありません。
  • そもそも、私は日本外務省の話はしていません。海外政府機関の「日本紹介ページ」の類の話をしています。
    • 例として、[4](「Government type:parliamentary constitutional monarchy」「chief of state: Emperor NARUHITO」「head of government: Prime Minister Shinzo ABE」などと解説)
「「元首」と「君主」は別物です」「大統領も元首です」
  • 元首は対外的な国の代表者であり、おもに君主や大統領のこと。 ←私の理解に不正確な点があれば、ご指摘ください。
  • そもそも、「大統領は元首ではない」とコメントした覚えはありません。
「「定説」は無いため「議論がある」表現が適切です」
  • 日本の憲法学の定説は、(上記のニュアンスでの)日本の元首は「総理または内閣」です。(よその百科事典でそのように説明されています)
  • 「現代」の君主であれば、憲法学の定説が真っ先に頭に浮かぶはずです。(君主制で元首を論じるのは不適切とお考えのようですが。)定説を無視し、日本内外の政府見解を優先させて、日本に立憲君主制と記載することを問題視しております。(海外が定説を無視する理由は不明。)とはいえ、両論併記として「立憲君主制」を載せるべきでしょうし、他の記事の案内としている、あなたの脚注で問題ないと思います。
定説が無いから編集者が好きに書ける、ではない
  • 出典を無視した編集をした覚えはありません。
ウィキペディアでの編集には、正確な理解をお願いします(個人的な不正確な解釈を連ねても意味がありません)

  コメント 伏儀さん、コメントありがとうございます。修正後記載で「問題ない」とのことで(ノートの議論は記事改善用なので)終了します。なお日本の元首も複数説あります。私は日本だけ見れば「象徴天皇制」のみが正確と思いますが、仮に「絶対君主制・立憲君主制」分類で、「どちらに近いか」と言われれば「立憲君主制」なので、表の利便性を考えて併記でも良いかと思います(象徴君主制もありますが知名度低く、「象徴は明らかに君主と言えない」などの議論もあり)。そもそも文化伝統の多様な世界各国で「君主」かどうかは分類困難で、大雑把な分類です(バチカンの教皇ローマ皇帝、ナポレオンの「フランス国民の皇帝」、徳川家将軍などが「君主」かも議論あり)。つまり「立憲君主制」は大雑把な分類であって「君主である」証明にはなりません。念のため。--Rabit gti会話2020年6月16日 (火) 10:51 (UTC)返信

ありがとうございます。現在の脚注に改めて賛成いたします。天皇に限らず、世界史にはさまざまな君主が登場しますから、あまり厳密に考えるべきではないのでしょうね。象徴天皇制#「君主」に関する議論」を改めて読みましたが、「現憲法ではもはや君主ではない」というような有力説や政党の見解があるものの、定説とまではいえないかもしれません。そもそも、憲法学では「元首=総理・内閣」といっているだけなので、この記事での話題にそぐわなかったと反省しております。将来の議論を妨げないよう、これについては謝して明確に撤回いたします。--伏儀会話2020年6月16日 (火) 12:18 (UTC)返信

無効な出典 編集

「君主が皇帝である君主制は「皇帝制 imperialism」と言う」の出典として淡路憲治「パリ・コミューンとマルクス (II) (The Paris Commune and Marx (II) )」と湊晶子「ローマ帝国における「皇帝礼拝」と「皇帝崇拝」:皇帝の神格化をめぐって」が指定されていましたが、どちらもそのような主張をしておらず出典としては無効でした。そのような主張をするためには、実際に「君主が皇帝である君主制は「皇帝制 imperialism」と言う」といった主張をしている出典が必要となります。

とくに前者の出典「淡路1980」は帝国主義君主制の記事でも不正確な記述の出典として使用されており、今後この出典を見かけたら注意しておく必要があるかもしれません。--K.Frankie会話2021年3月13日 (土) 01:46 (UTC)返信

継承制度分類の過剰な一般化について 編集

継承と任期の二段落目において、出典に基づいて書かれていた「近現代のヨーロッパにおける王位継承は」という記述から「近現代のヨーロッパにおける」が取り除かれて「王位継承は」に一般化されましたが、これは不適切な編集です。

出典「ヨーロッパ君主国における王位継承制度と王族の範囲」で紹介している分類は、そのタイトルからも分かるようにヨーロッパ君主国に限った分類です。論文の摘要においても「ヨーロッパ君主国のうち、近年の制度改正まで又は現在、男系での王公位継承を原則としている5か国」と研究対象が明記されており、序文においても、時代を近現代に限り1604年のノールシャピングの継承合意や1276年-1302年のノルウェーの継承制度は取り上げなかったこと、研究対象を広く事例が見られる4分類のみとしたこと、が記されています。あくまで「近現代のヨーロッパにおける王位継承が4パターンに分類できる」のであって「王位継承は4パターンに分類できる」わけではありません。--K.Frankie会話2021年3月13日 (土) 01:46 (UTC)返信

君主制または君主政・君主主義・君主制主義? 編集

冒頭部で「君主制または君主政・君主主義・君主制主義とは、一人の支配者が統治する国家形態(以下略」とされていますが、冒頭部の「一人の支配者が統治する国家形態(以下略」は出典では「君主制(君主政)」に対する説明です。「君主主義・君主制主義とは、一人の支配者が(以下略」に対する出典が示されていません。「monarchism の訳に君主制を載せる辞書があり、君主主義を載せる辞書があり、君主制主義を載せる辞書がある。すなわち君主制=君主主義=君主制主義だ」として「君主主義・君主制主義とは(以下略」と書いたのかもしれませんが、それは独自研究WP:SYNです。そのような記述をするためには、実際に「君主主義とは、一人の支配者が(以下略」「君主制主義とは、一人の支配者(以下略」と解説された出典が必要になります。

また、君主制の英訳として monarchism を挙げることも疑問です。monarchism の意味はウェブスターでは「君主制や君主による支配を支持すること」で、出典としてリンクされている先での解説も「政治システムとしての君主制に対する信念と支持」です。これは君主制の解説になっていません。君主制の訳に monarchism をあてる英和辞典は存在するのかもしれませんが、はたして本項で扱う君主制の意味で monarchism を用いることは一般的なのでしょうか? Wikipediaでは「ごく少数派の観点は(それを専ら記述するための記事を除いて)含める必要はない」とされています。「monarchism と訳した例が存在している」というだけでは君主制の英訳として monarchism を載せる理由にはなりません。ちなみに、あくまで参考としてですが、英語版Wikipedia では en:monarchyen:monarchism は別記事となっており、それぞれ単語の辞書的意味に沿った記事がつくられているようです。

したがって、冒頭部は「君主制(くんしゅせい、英:monarchy)または君主政とは(以下略」とするのが良いと思います。--K.Frankie会話2021年3月13日 (土) 01:46 (UTC)返信

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