海水淡水化によって作られた水は不味い? 編集

私は100%海水淡水化施設からの水により水道が供給されている北大東村で水道水を飲んだことがありますが、大変おいしくて、がぶがぶ飲んだ記憶があります。本文中には==味の調整==の段で「ひどく不味い」「浄水した海水を混ぜ、味を調整」とありますが、にわかに首肯しかねます。--sketch/ 2005年1月29日 (土) 17:40 (UTC)返信

この部分は実体験ではなく伝聞なので私もはっきりと反対できかねる部分です。しかしながら水の味は溶け込んだ微量成分によるものと聞いておりますし、どの方式の海水淡水化でもこれらを残したままの淡水製造は難しいため、やはり味については難があるのではないかと思います。記事中の沖縄のプラントは陸水と混ぜて給水しているそうですし。身近な例では自動車のバッテリー溶液が蒸留水に近く、やはり美味しくないと聞いております(これも飲んだことはありませんが)。220.144.235.20 2005年1月30日 (日) 11:10 (UTC)返信

北大東村の造水設備を調べてみました。沖縄県粟国村の設備を解説した[1]の造水設備の項目によれば、やはり味付けが行われているとのです。北大東村の施設も日立造船製[2]なので、同様のミネラル槽を用いた味付けが行われていると考えることは可能と思います。220.144.235.20 2005年1月30日 (日) 11:50 (UTC)返信

お調べくださってありがとうございました。私も、純度100%の水はおいしくないという話は聞いていましたが、味に関係するのは酸素などだと思っていました。そういえば、粟国島の水もおいしかったです。 --sketch/ 2005年2月1日 (火) 15:51 (UTC)返信
以下の件は推定が多く本文に書けません。ついでなのでここに書いておきます。沖縄県海水淡水化センター[3]の「海淡水のブレンド」によれば、製造された淡水は硬度とphが低いので水酸化ナトリウムによって中和後、陸水と混合して硬水化しているとのことです。軟水化・酸性化する理由は書かれていませんが、逆浸透の原理的にイオンバランスが変わることによるものと思われます。つまり水分子は透過するが、ナトリウム、カルシウムイオンは透過せず、H+やOH-は透過するということなのでしょう。苛性ソーダ添加処理ではナトリウム塩が多くなるので、生産水がしょっぱく感じられるかもしれません。また粟国村のプラントで中和処理と同じ位置にあるのが味付け用のミネラル槽なので、同様の硬水化・中和機能があると考えられます。推定ですが、中身は炭酸カルシウム(砕いた石灰岩)ではないでしょうか。そうなると製造された水は市販のミネラルウォーターのように、比較的硬度の高い水となるはずです。北谷のプラントがNaOHを採用したのは、処理水量が多いので溶けやすい物質が必要と成ったためと思われます。一方、多段フラッシュ方式プラントの生産水は終始金属に触れているため、金属イオンが溶け出して、いわゆる金気臭い水と成っていると思われます。この面からも味の調整は必要かと思います。今回調べてわかったことは、要するにミネラル槽には単なる味付け以上の機能があり、またプラントによって生産水の味わいが変わるという点なのでした。220.144.235.20 2005年2月1日 (火) 16:45 (UTC)返信

水を超高速で通すにもかかわらず塩を通さないフッ素ナノチューブ 編集

  • 水を超高速で通すにもかかわらず塩を通さないフッ素ナノチューブを開発—次世代超高効率水処理膜の実現に向けて—(東京大学工学部/工学系研究科 プレスリリース 2022.05.13)[4]
  • Ultrafast water permeation through nanochannels with a densely fluorous interior surface (Science 12 May 2022 • Vol 376, Issue 6594 • pp. 738-743 • DOI: 10.1126/science.abd0966)[5]

--Kurihaya会話2022年5月17日 (火) 00:45 (UTC)返信

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