ハイノキ科(はいのきか、学名:Symplocaceae)は、双子葉植物の科の一つ。ハイノキ属のみの単型の科であり、約400種が知られる[1]

ハイノキ科
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : ビワモドキ亜綱 Dilleniidae
: カキノキ目 Ebenales
: ハイノキ科 Symplocaceae
: ハイノキ属 Symplocos
  • 本文参照

クロンキスト体系新エングラー体系においてはカキノキ目に、APG植物分類体系においてはツツジ目に分類される。

特徴 編集

常緑または落葉低木または高木。熱帯・亜熱帯を中心に、アジア、オーストラリア、南北アメリカの広い範囲に分布するが、アフリカにはない。日本にも20数種が生育する。

ハイノキ科にはアルミニウムを含む種が多くあり、各地で染色に用いられてきた。日本語科名の「灰の木」も、日本に分布するハイノキ灰汁媒染剤に使ったことによる[1]ラテン語の科名は「一緒になる」の意味で、多数あるおしべが、それぞれまとまって5組の束になっていることによる。

日本の種 編集

脚注 編集

  1. ^ a b 永益英敏「ハイノキ科」(『週刊朝日百科植物の世界』62、1995年6月25日発行、朝日新聞社)、6の34頁。

参考文献 編集