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ハッサン・ヌダム・ヌジカム

ハッサン・ヌダム・ヌジカムHassan N'Dam N'Jikam1984年2月18日 - )は、フランスプロボクサーカメルーンヤウンデ出身。元WBO世界ミドル級王者。元WBA世界ミドル級王者。日本のメディアでは2017年5月20日の村田諒太戦決定後の主催者発表に従いアッサン・エンダムと表記されている[2]

ハッサン・ヌダム・ヌジカム
基本情報
本名 ハッサン・ヌダム・ヌジカム
通称 Phenomeno(驚異的)
階級 スーパーミドル級
身長 180.5cm[1]
リーチ 188cm[1]
国籍 フランスの旗 フランス
誕生日 (1984-02-18) 1984年2月18日(35歳)
出身地 カメルーンの旗 カメルーン ヤウンデ
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 41
勝ち 37
KO勝ち 21
敗け 4
テンプレートを表示
獲得メダル
カメルーンの旗 カメルーン
男子 ボクシング
アフリカ競技大会
2003 アブジャ ミドル級
アフリカアマチュアボクシング選手権
2003 ヤウンデ ミドル級

来歴編集

アマチュア時代は2003年アフリカ競技大会銀メダルを獲得。同じくアフリカアマチュアボクシング選手権で地元ヤウンデ大会で金メダルをいずれもミドル級で獲得している。アテネオリンピックに出場し、ミドル級ベスト8の成績を残し、2004年にフランスに国籍を変更。プロ選手に転向した。

2004年12月4日、フランスでプロデビュー。3回TKO勝ち。

2010年6月12日、モロッコマラケシュジャマ・エル・フナ広場でオマー・ガブリエル・ウェイス(アルゼンチン)とWBAインターナショナルミドル級王座決定戦を行い、8回KO勝ちを収め、王座を獲得した。

2010年10月30日、パリパレ・デ・スポール・ポルト・ド・ヴェルサイユアフタンディル・クルツィゼグルジア)とWBA世界ミドル級暫定王座決定戦を行い、12回3-0(117-111、2者が115-114)の判定勝ちを収め王座を獲得した[3]

2011年4月2日、ル・カネでジョバンニ・ロレンソ(ドミニカ共和国)と対戦し、5回にヌジカムがプロ初ダウンを奪われたが終始リードを保ち12回3-0(116-110、119-110、119-109)の判定勝ちを収め初防衛に成功した[4]

2012年1月5日、自身の他、パイパロープ・ゴーキャットジムミニマム級)、ホセ・アルフレド・ロドリゲスライトフライ級)、ファン・カルロス・レベコフライ級)、リボリオ・ソリススーパーフライ級)、ウーゴ・ルイスバンタム級)、ギレルモ・リゴンドウスーパーバンタム級)、 ブライアン・バスケススーパーフェザー級)、リカルド・アブリルライト級)、ヨハン・ペレススーパーライト級)、イスマエル・エル・マスウーディウェルター級)、アンソニー・ムンディンスーパーウェルター級)、ブライアン・マギースーパーミドル級)、デニス・レベデフクルーザー級)の17階級中14階級の暫定王者が世界ランキング1位にランクインされた[5][6]

2012年5月4日、ルヴァロワ=ペレパレ・デ・スポール・マルセル・セルダンWBO世界ミドル級暫定王座決定戦を行い、12回3-0(118-111、2者が118-110)の判定勝ちを収め、暫定ながらWBAに続く王座獲得に成功した。

2012年8月、トレーニング中に負傷したWBO世界ミドル級正規王者ディミトリー・ピログが復帰の目処が立たず、防衛戦が行えないため王座を剥奪され、空位となった正規王者にヌジカムが認定された。

2012年10月20日、バークレイズ・センターダニー・ガルシアエリック・モラレスの前座でピーター・クイリンアメリカ合衆国)と指名試合を行い、12回0-3(3者とも107-115)の判定負けを喫し初防衛に失敗、王座から陥落した[7]

2014年10月1日、カリフォルニア州サンタモニカのバーカー・ハンガーでIBF世界ミドル級6位のカーティス・スティーブンスとIBF世界ミドル級挑戦者決定戦を行い、8回にダウンを奪うなど試合を優勢に進め、12回3-0(119-108、2者が116-111)の判定勝ちを収めサム・ソリマンへの挑戦権を獲得した[8]

2015年6月20日、モントリオールベル・センターでIBF世界ミドル級1位としてIBF世界ミドル級4位のデイビッド・レミュー(カナダ)とIBF世界ミドル級王座決定戦を行い、12回0-3(2者が109-115、110-114)の判定負けを喫しWBA、WBOに続く王座獲得とはならなかった[9]

2015年11月21日、パリパレ・デ・スポール・ポルト・ド・ヴェルサイユで元IBF世界ミドル級王者のサム・ソリマンとIBF世界ミドル級2位決定戦を行うと報道されたが[10]ルヴァロワ=ペレパレ・デ・スポール・マルセル・セルダンアフタンディル・クルツィゼに変更となり2010年10月30日以来5年1ヵ月ぶりとなる再戦でIBF世界ミドル級2位決定戦を行う予定だったものの[11]、同月13日に起きたパリ同時多発テロ事件により試合は中止となった[12]

リオデジャネイロオリンピック編集

2016年7月、プロボクサーの出場が解禁されたリオデジャネイロオリンピックの出場権を獲得するため、APB & WSB最終予選にライトヘビー級(81kg)で出場し、決勝で敗退したがオリンピックへの出場権は獲得した[13]。同年8月、オリンピック本戦に出場したが1回戦で敗退[14]

2016年12月17日、サン=ドニでWBA世界ミドル級暫定王者のアルフォンソ・ブランコと対戦し、ミドル級世界戦最短KO記録となる[15]、初回22秒KO勝ちを収め暫定ながら4年ぶりの王座返り咲きとなった[16][17][18]

2017年3月27日、ファイトニュース・ドットコムは同月18日にダニエル・ジェイコブスゲンナジー・ゴロフキンとの王座統一戦に敗れWBA世界ミドル級正規王座が空位となったことに伴い、WBA世界ミドル級暫定王者でWBA世界ミドル級1位のヌジカムとWBA世界ミドル級2位の村田諒太との間でWBA世界ミドル級正規王座決定戦を行うと報道した[19]

2017年5月20日、有明コロシアムでWBA世界ミドル級2位の村田諒太とWBA世界ミドル級王座決定戦を行い、12回2-1(116-111、115-112、110-117)の判定勝ちを収めWBOに続きWBAで正規王座(記録上は暫定王座の初防衛)となった[20][21]。試合後、WBA会長はヌジカムと村田を再戦させる意向を示すと共に「私のスコアは117-110で村田の勝利。まずは村田諒太、帝拳プロモーション、そしてすべての日本のファンに謝らなければならない。このひどい判定によるダメージを修復する言葉はない」と自身のソーシャルメディアにコメントを載せ、この試合の判定に言及した異例の声明を発表した[22][23]。5月24日、JBCは採点の内容に関してWBA会長に文書で抗議したと発表した。試合の採点結果を再検証し、2週間以内の回答を求めたとのこと[24]

2017年5月25日、WBAはヌジカム支持の採点をしたグスタボ・バティージャとヒューバート・アールを6ヵ月間の資格停止処分とし[25][26]、上述のヌジカムと村田の間で行われたWBA世界ミドル級王座決定戦の採点に問題があったとしてヌジカムと村田に対し再戦するよう指令を出した[27][28]

2017年10月22日、両国国技館でWBA世界ミドル級第1位の村田諒太と再戦し、7回終了時にヌジカムが棄権した為TKO負けとなり、前戦の借りを返されると共に2度目の防衛に失敗、王座から陥落した[29][30][31]

2018年12月22日、約1年2ヶ月ぶりの復帰戦でマーティン・マレーと対戦し、12回判定勝ちを収めた。

2019年6月1日、カラム・スミスと対戦し、3回TKO負け[32]

獲得タイトル編集

  • WBAインターナショナルミドル級王座
  • WBA世界ミドル級暫定王座(防衛1=剥奪)
  • WBO世界ミドル級暫定王座(防衛0=正規王座に認定)
  • WBO世界ミドル級王座(防衛0)
  • WBA世界ミドル級暫定王座(防衛1=正規王座に認定)
  • WBA世界ミドル級王座(防衛0)

脚注編集

  1. ^ a b トリプル世界戦予備検診、村田諒太ら緊張感アップ Boxing News(ボクシングニュース) 2017年10月18日
  2. ^ 村田諒太の世界挑戦発表、5.20WBAミドル級戦 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年4月3日
  3. ^ アフリカのヌジカム暫定王者に WBAミドル級 ボクシングニュース「Box-on!」 2010年10月31日
  4. ^ ウロダルチェク、フック、ヌジカムの3王者防衛 ボクシングニュース「Box-on!」 2011年4月3日
  5. ^ WBA公式サイト Archived 2016年3月13日, at the Wayback Machine. WBA Official Ratings as of November/December 2011参照
  6. ^ WBA RATINGS MOVEMENTS AS OF NOVEMBER-DECEMBER 2011 WBA公式サイト 2012年1月13日
  7. ^ “キッド・チョコレート”6度倒す圧勝 アレキサンダーはベイリー攻略 ボクシングニュース「Box-on!」2012年10月21日
  8. ^ ESPN2 picks up Stevens-N'Dam eliminator”. ESPN.com (2014年7月30日). 2014年7月31日閲覧。
  9. ^ IBFミドル級はレミューが新王者、海外試合結果 Boxing News(ボクシングニュース) 2015年6月21日
  10. ^ Hassan N'Dam-Sam Soliman, IBF Eliminator Set, 11_21 Boxing Scene.com 2015年9月21日
  11. ^ Tippspiel KW 47 – 20.-26.11.2015 Boxen.de 2015年11月18日
  12. ^ N'Dam-Khurtsidze Card Cancelled Due To Paris Attacks Boxing Scene.com 2015年11月20日
  13. ^ APB/WSB World Olympic Qualifier Jose Maria Vargas Dome, Vargas, Venezuela July 3-8, 2016”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2017年2月2日閲覧。
  14. ^ 31.Olympic Games Riocentro Pavilion 6, Rio de Janiero, Brazil August 6-21, 2016”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2017年2月2日閲覧。
  15. ^ これまでの従来記録は1996年1月27日に行われたバーナード・ホプキンスvsスティーブ・フランクの24秒。 ボクシング世界図鑑248ページ参照
  16. ^ Hassan N’Dam KOs Blanco in 22 Seconds WBA公式サイト 2016年12月17日
  17. ^ N’Dam N’Jikam KOs Blanco to reclaim WBA interim middleweight title Fightnews.com 2016年12月18日
  18. ^ ガンボアの復帰戦中止、ポベトキンは無冠戦勝利… Boxing News(ボクシングニュース) 2016年12月18日
  19. ^ N’Dam vs. Murata Update Fightnews.com 2017年3月27日
  20. ^ N’Dam wins vacant WBA 160lb belt by split nod over Murata Fightnews.com 2017年5月20日
  21. ^ 村田諒太にまさかの判定、ダウン奪うも1-2負け Boxing News(ボクシングニュース) 2017年5月20日
  22. ^ WBA orders N’Dam-Murata rematch WBA公式サイト 2017年5月20日
  23. ^ WBA会長が異例の声明、村田敗退の判定を謝罪 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年5月21日
  24. ^ JBCがWBAに抗議文、村田諒太世界戦の検証求める Boxing News(ボクシングニュース) 2017年5月24日
  25. ^ Padilla and Earle suspended for 6 months WBA公式サイト 2017年5月25日
  26. ^ “WBA会長、村田らに再戦指令 ジャッジ2人は資格停止”. 日本経済新聞. (2017年5月26日). http://www.nikkei.com/article/DGXLSSXK50220_W7A520C1000000/ 2017年5月26日閲覧。 
  27. ^ WBA ratifies Rematch N’Dam-Murata and orders Barthelemy-Relikh 2 WBA公式サイト 2017年5月25日
  28. ^ WBAがジャッジ2人を資格停止処分、村田判定問題 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年5月26日
  29. ^ Murata dethrones N’Dam Fightnews.com 2017年10月22日
  30. ^ Murata stops N’Dam in Tokyo to win WBA title WBA公式サイト 2017年10月22日
  31. ^ 村田諒太がエンダムに雪辱、WBAミドル級王者に Boxing News(ボクシングニュース) 2017年10月22日
  32. ^ Photos: Callum Smith Destroys Hassan N'Dam in Three”. Boxing Scene.com (2019年6月2日). 2019年7月27日閲覧。

関連項目編集

外部リンク編集

暫定王座決定戦 対戦者
アフタンディル・クルツィゼ
WBA世界ミドル級暫定王者
2010年10月30日 - 2012年3月(剥奪)
次暫定王者
剥奪により消滅
暫定王座決定戦 対戦者
マックス・ブーサック
WBO世界ミドル級暫定王者
2012年5月4日 - 2012年8月
次暫定王者
正規認定により消滅
空位
前タイトル保持者
ディミトリー・ピログ
WBO世界ミドル級王者

2012年8月 - 2012年10月20日

次王者
ピーター・クイリン
前暫定王者
アルフォンソ・ブランコ
WBA世界ミドル級暫定王者
2016年12月17日 - 2017年5月20日
次暫定王者
正規王座決定戦により消滅
空位
前タイトル保持者
ダニエル・ジェイコブス
WBA世界ミドル級王者

2017年5月20日 - 2017年10月22日

次王者
村田諒太