ハビエル・フォルトゥナ

ハビエル・フォルトゥナJavier Fortuna1989年7月15日 - )は、ドミニカ共和国プロボクサーラ・ロマーナ出身。元WBA世界フェザー級暫定王者。元WBA世界スーパーフェザー級レギュラー王者。世界2階級制覇王者。

ハビエル・フォルトゥナ
基本情報
通称 El Abejon(蜂)
階級 ライト級
身長 170cm
リーチ 178cm
国籍 ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国
誕生日 (1989-07-15) 1989年7月15日(35歳)
出身地 ラ・ロマーナ
スタイル サウスポー
プロボクシング戦績
総試合数 44
勝ち 37
KO勝ち 26
敗け 4
引き分け 1
無効試合 1
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来歴

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2009年3月30日、サントドミンゴのコリセオ・カルロス・テオ・クルスでデビュー戦を行い、初回KO勝利した。

2010年8月19日、サントドミンゴのドミニカン・フィエスタ・ホテル&カジノで行われたWBAフェデボルスーパーフェザー級王座決定戦でフランシスコ・ロレンソと対戦するも、1回1分46秒無効試合で王座獲得に失敗した。

2011年3月12日、コネチカット州レッドヤード市フォックスウッズ・リゾート・カジノ内にあるMGMグランド・アット・フォックスウッズで行われたWBCインターコンチネンタルフェザー級ユース王座決定戦でデリック・ウィルソンと対戦し、8回2分28秒KO勝ちを収め王座を獲得した。同王座は1度防衛した。

2012年7月6日、ネバダ州ラスベガスハードロック・ホテル&カジノクリストバル・クルスと対戦し、2回2分22秒TKO勝ちを収めた。

2012年12月8日、ネバダ州ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで、マニー・パッキャオファン・マヌエル・マルケス第4戦の前座でWBA世界フェザー級6位のパトリック・ハイランドとWBA世界フェザー級暫定王座決定戦を行い、3-0の判定勝ちを収め王座獲得に成功した[1]

2013年4月19日、ニュージャージー州アトランティックシティトロピカーナ・カジノ&リゾート・アトランティックシティでWBA世界フェザー級15位のミゲル・サムディオと防衛戦を行う予定だったが、フォルトゥナが前日計量で127ポンドと体重超過があり、2時間後の再計量でも126.8ポンドと体重超過となり試合直前にして王座剥奪となった[2]。サムディオが勝てばサムディオが新王者となりフォルトゥナが勝てば王座は空位となる条件で試合が行われ、フォルトゥナが初回1分8秒KO勝ちを収めた為、王座は空位となった[3]

2013年12月29日、WBAからWBA世界スーパーフェザー級暫定王者のブライアン・バスケスと指名試合を行うよう指令を受けた[4][5]

2014年11月1日、イリノイ州シカゴUICパビリオンにてアンドルー・フォンファラドゥドゥ・ヌグンブの前座でアブネル・コットと対戦し、5回KOでフォルトゥナが勝利するが、試合はホールディングやプッシングなどで両者に再三レフェリーの注意が入る荒れた展開となった。2回にコットの明らかな後頭部へのパンチでフォルトゥナがリング上に倒れこむが、レフェリーはフォルトゥナがダウンをしたと判断しダウンカウントを取ったのにもかかわらずコットからも減点をするという不可解な裁定を行う。4回にはローブローでコットが減点され、そして4回終了のゴング後には両者が言い合いになったところで、フォルトゥナがパンチを繰り出してコットがダウンし、フォルトゥナが減点された。しかし、その映像がスロー再生されるとフォルトゥナのパンチは当たっておらず、コットにも当然ダメージは見られなかったが、コットのトレーナーがリング上を指差し必死にダウンをしろと指示した後にコットが演技で倒れこむような場面が映し出され、会場から失笑とブーイングが起こった[6][7]

2015年5月29日、ニューヨーク市ブルックリン区バークレイズ・センターにてアミール・カーンクリス・アルギエリの前座で元WBA世界スーパーフェザー級暫定王者でWBA世界スーパーフェザー級2位のブライアン・バスケスとWBA世界スーパーフェザー級レギュラー王座決定戦を行い、3-0(116-112、2者が117-111)の判定勝ちを収め2階級制覇を達成した[8][9]

2015年6月5日、WBAはフォルトゥナを5月の月間MVPに選出した[10][11][12]

2015年9月29日、ネバダ州ラスベガスのパームス・カジノ・リゾートでWBA世界スーパーフェザー級8位のルロス・ベラスケスと対戦し、10回35秒TKO勝ちを収め初防衛に成功した[13][14]

2016年6月24日、北京首都体育館で行われたWBA年次総会でWBA世界スーパーフェザー級8位のジェイソン・ソーサと対戦。試合は5回に左フックで先制ダウンを奪うなどリードを奪っていたが、前半のオーバーペースが祟り10回に右フックでダウンを奪い返されると11回にソーサがフックの連打でダウンし、立ち上がったものの試合続行不能と判断され初黒星となる11回45秒逆転TKO負けを喫し2度目の防衛に失敗し王座から陥落した[15][16]

2018年1月20日、ニューヨーク市ブルックリン区のバークレイズ・センターでIBF世界ライト級王者のロバート・イースター・ジュニアと対戦し3階級制覇を目指す予定だったが[17]、前日計量でフォルトゥナがライト級の規定体重である135ポンドを1.8ポンド体重超過の136.8ポンドを計測、2時間の猶予を与えられた再計量でも136.4ポンドまでしか落とせず失格となったため[18][19][20]、試合はイースターが勝てば王座防衛となるがフォルトゥナが勝っても王座交代とはならないという条件で行われ、フォルトゥナが12回1-2(114-113、113-114、113-115)の判定負けを喫した[21][22]

2019年2月9日、カリフォルニアのディグニティ・ヘルス・スポーツ・パークにてガーボンタ・デービスVSウーゴ・ルイスの前座でシャリフ・ボゲールと対戦し、10回判定勝ちを収めた。

2021年7月9日、ロサンゼルスのバンク・オブ・カリフォルニア・スタジアムWBC世界ライト級暫定王座決定戦をジョセフ・ディアスと行い、判定負けを喫し王座獲得に失敗した[23]

2022年7月16日、ロサンゼルスのクリプト・ドットコム・アリーナライアン・ガルシアとスーパーライト級契約で対戦し、6回KO負けを喫した。

獲得タイトル

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脚注

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  1. ^ 肩脱臼のフォルトゥーナが戴冠 WBAフェザー級暫定王座戦 ボクシングニュース「Box-on!」 2012年12月10日
  2. ^ Fortuna loses WBA title on the scale WBA公式サイト 2013年4月19日
  3. ^ フォルトゥーナ 68秒KO勝ち ボクシングニュース「Box-on!」 2013年4月20日
  4. ^ Moreno vs Payano and Vázquez vs Fortuna ordered to begin negotiation WBA公式サイト 2012年12月29日
  5. ^ バスケスが内山との再戦を熱望 Boxing News(ボクシングニュース) 2013年12月30日
  6. ^ Fortuna: I'll Fight Mikey Garcia at Any Weight He Wants!”. BoxingScene.com (2014年11月2日). 2014年11月2日閲覧。
  7. ^ Cotto is Furious: Phantom Punch Was Real, I Was Hurt!”. BoxingScene.com (2014年11月2日). 2014年11月2日閲覧。
  8. ^ Photos: Fortuna decisions Vasquez: WBA review judges agree WBA公式サイト 2015年5月30日
  9. ^ カーンがアルジェリに判定勝ち、メイ戦に名乗り Boxing News(ボクシングニュース) 2015年5月30日
  10. ^ World Boxing Association Ranking WBA公式サイト 2015年6月5日
  11. ^ Javier Fortuna – Boxer of the month 05-2015 WBA公式サイト 2015年6月5日
  12. ^ 日テレG+が岩佐の世界戦放送、テレ東で具志堅秘話 Boxing News(ボクシングニュース) 2015年6月5日
  13. ^ Good Fortune: Fortuna TKOs Velasquez WBA公式サイト 2015年9月30日
  14. ^ 内山高志の“下位王者”フォルトゥーナが初防衛 Boxing News(ボクシングニュース) 2015年9月30日
  15. ^ Sosa upsets Fortuna to win WBA 130lb belt Fightnews.com 2016年6月24日
  16. ^ フォルトゥナ陥落、S・フェザー級戦線が混沌 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年6月25日
  17. ^ IBF champ Easter vows to destroy Fortuna Fightnews.com 2017年12月28日
  18. ^ Javier Fortuna fails to make 135-pound limit for title fight”. ESPN.com (2018年1月20日). 2018年3月20日閲覧。
  19. ^ Spence, Peterson, Easter make weight, Fortuna heavy Fightnews.com 2018年1月19日
  20. ^ あすスペンスvsピーターソン フォルトゥナ体重超過 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年1月20日
  21. ^ Easter barely retains IBF lightweight title Fightnews.com 2018年1月20日
  22. ^ スペンス初防衛成功、ピーターソンをストップ Boxing News(ボクシングニュース) 2018年1月21日
  23. ^ Diaz beats Fortuna in impressive lightweight debut”. ESPN.com (2021年7月10日). 2021年7月22日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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暫定王座決定戦 対戦者
パトリック・ハイランド
WBA世界フェザー級暫定王者
2012年12月8日 - 2013年4月18日(剥奪)
次暫定王者
剥奪により消滅
空位
前タイトル保持者
内山高志
WBA世界スーパーフェザー級王者

2015年5月29日 - 2016年6月24日

次王者
ジェイソン・ソーサ