ハリー・ポッターと死の秘宝
『ハリー・ポッターと死の秘宝』(ハリー・ポッターとしのひほう、原題: Harry Potter and the Deathly Hallows)は、イギリスの児童文学作家J・K・ローリングによって2007年7月21日に発売されている子供向けファンタジー小説。『ハリー・ポッターシリーズ』の第7巻である。日本語版は2008年7月23日に静山社より発売された。
ハリー・ポッターと死の秘宝 Harry Potter and the Deathly Hallows | ||
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著者 | J・K・ローリング | |
訳者 | 松岡佑子 | |
イラスト |
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発行日 |
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発行元 |
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ジャンル | ファンタジー | |
ページ数 |
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前作 | ハリー・ポッターと謎のプリンス | |
次作 | ハリー・ポッターと呪いの子 | |
コード |
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小説として刊行された最後のシリーズ作品であり、当初から全7巻構想とされていたシリーズの完結巻である。しかし2016年7月31日に当シリーズの後日談を描いた第8巻『ハリー・ポッターと呪いの子』(舞台脚本の書籍化)が発売された為に「完結巻」ではなくなった。
映画は前後編の2部に分けられ『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』が2010年11月19日に、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』が2011年7月15日に公開された。
ストーリー編集
セブルス・スネイプが放った死の呪文によってホグワーツ校長・アルバス・ダンブルドアは死亡し、死喰い人として帰還したスネイプは、ドラコ・マルフォイ達を連れて姿を消した。
スネイプに敗れたハリー・ポッターは、7年生に進級するはずだったが、前年にダンブルドアがハリーに遺した仕事「ヴォルデモートを滅ぼす唯一の手段である、分霊箱の破壊」を遂行するため、学校には戻らず、親友のロンやハーマイオニーと共に旅に出た。しかし、困難な旅の中で仲間割れが起きてしまう。苛立ったハリーは謎の遺言や、中途半端なヒントしか残してくれなかったダンブルドアに対して疑念と不信感を強めていった。
ハリー達が旅をしている間にも、ヴォルデモートと彼の率いる死喰い人の一大集団は着々と手を伸ばしていた。ヴォルデモート達によって魔法省は乗っ取られ、魔法大臣のルーファス・スクリムジョールが殺害される。それによって、ホグワーツもまたスネイプが校長になるなどの数々の異変が起きていた。
ダンブルドアの驚くべき真実や、母・リリーとスネイプの間にあった知られざる哀しき過去、それによるスネイプの悲壮な覚悟と決意、そして分霊箱のありかなど、今までの6年間で明かされなかった全ての真実を解き明かしながら、避けることのできないヴォルデモートとの最終決戦に備え、準備を進めていく。
また、死喰い人はヴォルデモートの命令で、ハリーを探していた。ハリー達は分霊箱の手がかりを探す途中で「死の秘宝」という伝説を知る。ほとんど知られていない古い物語に記された伝説が本当であるならば、ヴォルデモート卿は分霊箱以上の力を手に入れることになる。ダンブルドア校長の遺言「吟遊詩人ビードルの物語」に、ホグワーツのレイブンクロー寮に所属するハリー達の親友の女子生徒・ルーナ・ラブグッドの父が首から提げた印と同じものが書き込んであったことを思い出したハリー達は、ルーナの父に会いに行った。その印は「吟遊詩人ビードルの物語」の中の「3人兄弟の物語」に出てくるニワトコの杖、蘇りの石、透明マントという、3つの死の秘宝のことを示していた。
この3つの品物こそが死の秘宝であり、ハリー達が着いた時にはルーナは連れ去られており、死喰い人がルーナの父の家を攻撃してきた。ハリー達は一旦は脱出するもののすぐに捕まり、マルフォイの家に連れて行かれる。ハリーとロンはルーナと同じ地下牢に監禁される。屋敷しもべ妖精・ドビーの手を借りて脱出に成功するが、ドビーは亡くなり、ハリーはドビーを埋葬する。しかし、そのころヴォルデモートは、ダンブルドア校長の墓から死の秘宝の1つであるニワトコの杖を手に入れていた。
ヴォルデモートはニワトコの杖を手にいれ、以前にも増して力を増し、世界を恐怖に陥れていた。宿敵のハリーを殺すために、ヴォルデモートは死喰人を総動員してホグワーツ魔法学校を包囲する。 その間、ハリーは分霊箱を探しており、見つかった箱はことごとく破壊した。ダンブルドアのいなくなった学校は今や風前の灯火となり、ほかの教師たちがなんとか攻撃を防ぎ、持ちこたえている。多くの学生たち、先生は闇の力に圧倒される。
ヴォルデモートはニワトコの杖の威力を試そうとするが、うまく作動しない。その原因がスネイプであると感じるヴォルデモートは、彼を殺し、持ち主の交代を図る。そのとき、スネイプはハリーに自らの記憶を託す。スネイプはハリーの母に恋をしており、二人は違う寮にいることで次第に疎遠となっていき、それでも彼はずっとハリーの母のことを見守っていた。スネイプはホグワーツ卒業後に死喰い人となり、ヴォルデモートの傘下に下る。予言により7月の暮れにハリーが生まれるポッター家がヴォルデモートに狙われるようになり、ダンブルドアにリリーを守るよう嘆願し、その代わりにヴォルデモートとダンブルドア、二つの陣営の二重スパイとして暗躍することを約束する。 その後、リリーは失われたが、リリーの目を持ったハリーを見守り続けることを誓う。
最後の分霊箱を探していたハリーは、自分の中にヴォルデモートの一部があることを知る。最後の分霊箱とは、ハリー自身のことだったと知ったハリーは、ヴォルデモートを倒すために、ネビルに蛇(ナギニ)を殺すようお願いし、自らの命をかけて進んで行く。
ハリーは、ぼろぼろになりながらも杖を振ってヴォルデモートと対決する。ハリーはニワトコの杖で直前呪文を唱えて自分の所有としたことを知ると、ヴォルデモートは杖を使えず、ハリーの攻撃により破壊され死亡する。
背景編集
J・K・ローリングは、この巻の最終章を早いうちから書き終えており、金庫にしまっておいた。
タイトル決定以前にJ・K・ローリングは3つのタイトルを考案していたと述べている[1]。最終的にタイトルは、作中に登場する道具である死の秘宝にちなんで『ハリー・ポッターと死の秘宝』となり、2006年12月21日に発表された[2]。ライブチャットにてローリングは他のタイトル候補に関して尋ねられると、『Harry Potter and the Elder Wand(ハリー・ポッターとニワトコの杖)』、『Harry Potter and the Peverell Quest(ハリー・ポッターとペベレル家の追跡)』だと答えた[3]。
2007年1月、ローリングはエディンバラのバルモラル・ホテルに滞在し、彼女の泊った部屋のヘルメースの胸像に「J・K・ローリング、この部屋(652号室)にて『ハリー・ポッターと死の秘宝』を書き終える。2007年1月11日」というサインを書き残した[4]。
テーマ編集
2006年のインタビューにてJ・K・ローリングは、シリーズの主なテーマは死(物語はハリーの両親の死に始まり、ヴォルデモートの不死への執着と探求が描かれる)であり[5]、1990年に多発性硬化症によって彼女の母親が亡くなったことが影響していると語った[6][5][7][8]。
評価編集
売上と受賞編集
『ハリー・ポッターと死の秘宝』の売り上げは記録的なものだった。『死の秘宝』のアメリカでの初版部数は1200万部で、そして100万部以上がAmazon.comとバーンズ・アンド・ノーブルで予約され[9]、プレ・セールスは『謎のプリンス』より500パーセント高かった[10]。2007年4月12日、バーンズ&ノーブルは『死の秘宝』がサイトを通して50万部以上の注文を受け、予約数の記録を破ったと発表した[11]。発売日には、アメリカ合衆国で830万部(1秒あたり96部以上)[12][13]、イギリスで265万部の売り上げを記録した[14]。これにより24時間以内に米国で最も売れたフィクションの本としてギネス・ワールド・レコーズに認定された[15]。また、W・H・スミスでは最高で1秒あたりに15部を売り上げた[16]。発売から約1年後となる2008年6月までに世界中で約4400万部を売り上げた[17]。
また、『ハリー・ポッターと死の秘宝』は複数の賞を受賞した[18]。2007年、『ニューヨーク・タイムズ』の注目の100冊[19]と注目の児童書に選ばれた[20]。『ニューズウィーク』誌の評論家であるマルコム・ジョーンズは本作を2007年の最も良い本とした[21]。また、『パブリッシャーズ・ウィークリー』は2007年のベスト・ブックスの中に『ハリー・ポッターと死の秘宝』を入れた[22]。2008年、アメリカ図書館協会は青少年向けのベスト・ブックのひとつとし[23]、また、注目の児童書のリストに入った[24]。さらに2008年、コロラド・ブルー・スプルース・ブルー・アワードを受賞した[18]。
その他編集
- この巻には表紙に今まで無かったエピグラフが挿入されている。
- 著者はあるインタビューで重要人物の内、「2人が死に、1人が免れるだろう」と語った。しかし、これをあるメディアが「ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人組のうち2人が死ぬ」という間違った内容で報道してしまった。一部メディアでは「宣伝の為の煽り」として批判された。
- 発売日前にネタバレを防止するため、発行所のセキュリティーに26億円をかけたが情報が流失してしまい、一部が販売される。入手した本を元に『ニューヨーク・タイムズ』で批評が載りあらすじの一部が示唆されてしまうなどのアクシデントがあった。
- 日本でも英語版が、世界同時に発売され、英語版にもかかわらず書籍売上で上位にランキングするなど、異例の売上げを記録した。
映画編集
ハリー・ポッターと死の秘宝 | |
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Harry Potter and the Deathly Hallows | |
監督 | デイビッド・イェーツ |
脚本 | スティーブ・クローブス |
製作 |
デイビッド・ヘイマン デイビッド・バロン J・K・ローリング |
製作総指揮 | ライオネル・ウィグラム |
出演者 |
ダニエル・ラドクリフ ルパート・グリント エマ・ワトソン レイフ・ファインズ アラン・リックマン ヘレナ・ボナム=カーター マイケル・ガンボン |
音楽 |
アレクサンドル・デプラ ジョン・ウィリアムズ(テーマ曲) ニコラス・フーパー(テーマ曲) |
撮影 | エドゥアルド・セラ |
編集 | マーク・デイ |
製作会社 | ヘイデイ・フィルムズ |
配給 | ワーナー・ブラザース |
製作国 |
イギリス アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $250,000,000(2部作合算)[25] |
前作 | ハリー・ポッターと謎のプリンス |
前編と後編の2部作で制作・公開された。小説を映画化する場合、上映時間の関係で原作の一部がカットされるのが通例で、本シリーズもそうであった。しかし、第7巻においては、前後編に分ける事によって原作内容の多くが映像に取り入れられ、原作により忠実な映像化となっている。また本作は劇場版としては初めて原作者のJ・K・ローリングが製作として直接映画に携わっている。『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』が2010年11月19日、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』が2011年7月15日に日米同時公開されている。また、シリーズ初の全編3D上映を目指していた(当初は2D撮影であったが、後に3Dでの公開が決定した)が、後にパート1は3Dへの変換が公開までに間に合わない事を理由に、3D版の上映中止が決定し、2D版のみでの上映となった。パート2は予定通り、2D・3D・IMAX3Dでの上映となっている。
スタッフ編集
- 監督:デイビッド・イェーツ
- 製作:デイビッド・ヘイマン、デイビッド・バロン、J・K・ローリング
- 原作:J・K・ローリング
- 脚本:スティーブ・クローブス
- 音楽:アレクサンドル・デプラ
- テーマ曲:ジョン・ウィリアムズ/ニコラス・フーパー(PART2)
- 製作総指揮:ライオネル・ウィグラム
- 共同製作:ティム・ルイス、ジョン・トレイ
- 撮影:エドゥアルド・セラ
- 美術デザイン:スチュアート・クレイグ
- 美術総監督:アンドリュー・アックランド=ショウ
- 装置監督: ステファニー・マクミラン
- 編集:マーク・デイ
- 衣装:ジェイニー・ティーマイム
- 視覚効果監修:ティム・バーク
- 特殊メイク効果:ニック・ダドマン
- キャスティング:フィオナ・ウィアー
- VFX:シネサイト、ダブル・ネガティブ、ILM、MPC、ライジング・サン・ピクチャーズ、他
キャスト編集
PART1編集
PART2編集
ネットへの流出問題編集
- 2010年11月17日、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』の冒頭36分間の映像が、ネットに流出しているとワーナー・ブラザースが発表した。同社は声明で、「この問題を徹底調査し、関与した者の責任を法律の及ぶ最大限まで追及する」と述べている[31]。
- 2011年7月15日、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』の一場面の写真がネットに流出している事が分かった。流出した場面とは禁じられた森でネビル・ロングボトムとヴォルデモートが対決するシーンであり、背後にはベラトリックス・レストレンジの姿も写されていた。
日本におけるキャッチコピー編集
- ついに、完結へ。(PART1)
- これが、最後。(PART2)
ソフト化編集
日本ではワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメントよりブルーレイ、DVDが発売。
PART1編集
- 【初回限定生産】ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 ブルーレイ&DVDセット スペシャル・エディション(4枚組、2011年4月21日発売)
- ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 DVD&ブルーレイセット(3枚組、2011年4月21日発売)
- ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 DVD版(1枚組、2011年4月21日発売)
- ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 3D&2D ブルーレイセット(2枚組、2011年11月16日発売)
- ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 ブルーレイ(1枚組、2012年6月27日発売)
- ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 コレクターズ・エディション(Blu-ray版 / DVD版共に3枚組、2016年6月8日発売)
- ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 <4K ULTRA HD&ブルーレイセット>(3枚組、2017年4月19日発売)
PART2編集
- 【初回限定生産】ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 ブルーレイ&DVDセット スペシャル・エディション(4枚組、2011年11月16日発売)
- ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 DVD&ブルーレイセット(3枚組、2011年11月16日発売)
- ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 DVD版(1枚組、2011年11月16日発売)
- ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 3D&2D ブルーレイセット(3枚組、2011年11月16日発売)
- ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 ブルーレイ(1枚組、2012年6月27日発売)
- ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 コレクターズ・エディション(Blu-ray版 / DVD版共に3枚組、2016年6月8日発売)
- ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 <4K ULTRA HD&ブルーレイセット>(3枚組、2017年4月19日発売)
その他編集
- 【初回限定生産】ハリー・ポッター 第1章〜第7章PART2 ブルーレイコンプリートBOX(12枚組、2011年11月16日発売)
- 【初回限定生産】ハリー・ポッター 第1章〜第7章PART2 DVDコンプリートBOX(17枚組、2011年11月16日発売)
サウンドトラック編集
PART1編集
PART2編集
ゲーム編集
PART1編集
PART2編集
興行収入編集
PART1編集
この節の加筆が望まれています。 |
PART2編集
『PART2』は全世界で公開初週末に約4億8150万ドルを稼いでおり、2009年の『ハリー・ポッターと謎のプリンス』の記録(3億9400万ドル)を破っている[32]。
2011年7月13日に26カ国で公開初日を迎え、その日だけで4360万ドルを売り上げた。オーストラリア(750万ドル)、ニュージーランド、イタリア(460万ドル)、スウェーデン(210万ドル)、ノルウェー(180万ドル)、デンマーク(160万ドル)、オランダ(170万ドル)、ベルギー(140万ドル)、チェコ(200万ドル)、フィンランド(74万9000ドル)、イギリス(1480万ドル)、メキシコ(610万ドル)、香港(80万8000ドル)では歴代最高の初日興行収入となった[33][34][35]。また、日本(570万ドル)、ブラジル(440万ドル)、スペイン(330万ドル)、ポーランド(125万ドル)では『ハリー・ポッター』シリーズとしての初日興行収入の新記録を築いた[36]。北米外全体での週末興行収入は3億1230万ドルであり、『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』の記録(2億6200万ドル)を破った[32]。
アメリカ合衆国とカナダでは前売券が史上最高となる3200万ドルを売り上げた[37][38]。公開深夜には4300万ドルを稼ぎ、2010年の 『エクリプス/トワイライト・サーガ』の記録(3000万ドル)を破って歴代最高となった[39]。また、IMAX劇場のみでの公開深夜記録は200万ドルであり、『PART1』の記録(140万ドル)を破った[34]。公開初日全体では約9100万ドルを稼ぎ、『ニュームーン/トワイライト・サーガ』(7270万ドル)を破って歴代最高を記録し[40]、週末3日間では1億6920万ドルを稼いで『ダークナイト』(1億5840万ドル)を抜き、これもまた史上最高となった[41][42]。ただし、鑑賞券の売上枚数では史上6位[43]で、料金が割増になっている3D版(IMAX含む)の売上額が43%を占めた[42]。 2015年5月26日現在全世界の興行収入は歴代第5位の$1,341,511,219である[28]。
興行収入記録編集
- アメリカ合衆国とカナダ
興行収入記録 | 記録詳細 | 前記録 |
---|---|---|
公開初週末[41] | $169,189,427 | 『ダークナイト』(2008年、158万ドル) |
公開初週末(IMAX) | $15,500,000 | 『アバター』(2009年、950万ドル) |
初日 | $91,071,119 | 『ニュームーン/トワイライト・サーガ』(2009年、7270万ドル) |
3D公開劇場数[44] | 3100劇場以上 | 『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』(2011年、2,789劇場) |
前売券 | $32,000,000 | 『エクリプス/トワイライト・サーガ』(2010年、3000万ドル) |
深夜公開[39] | $43,500,000 | 『エクリプス/トワイライト・サーガ』(2010年、3000万ドル) |
IMAX深夜公開[34] | $2,000,000 | 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』(2010年、140万ドル) |
3日間最多 | $169,189,427 | 『ダークナイト』(2008年、1億5800万ドル) |
最速1億ドル突破 | 2日 | 『ニュームーン/トワイライト・サーガ』(2009年) |
最速1億5000万ドル突破 | 3日 | 『ダークナイト』(2008年) |
- 世界
記録 | 詳細 |
---|---|
全世界初週末 | $481,489,427 |
北米外初週末[32] | $312,300,000 |
イギリス初週末 | $36,000,000 |
オーストラリア初週末[34] | $26,700,000 |
全世界IMAX公開作品[45] | $23,500,000 |
受賞・ノミネート編集
PART1編集
賞 | 部門 | 候補 | 結果 |
---|---|---|---|
アカデミー賞 | 美術賞 | 美術監督: スチュアート・クレイグ 装置監督: ステファニー・マクミラン |
ノミネート |
視覚効果賞 | ティム・バーク、ジョン・リチャードソン クリスチャン・マンツ、ニコラス・アイターディー |
ノミネート | |
英国アカデミー賞 | メイクアップ賞 | アマンダ・ナイト、Lisa Tomblin | ノミネート |
視覚効果賞 | ティム・バーク、ジョン・リチャードソン クリスチャン・マンツ、ニコラス・アイターディー |
ノミネート | |
MTVムービー・アワード | 作品賞 | ノミネート | |
男性演技賞 | ダニエル・ラドクリフ | ノミネート | |
女性演技賞 | エマ・ワトソン | ノミネート | |
悪役賞 | トム・フェルトン | 受賞 | |
キス賞 | エマ・ワトソンとダニエル・ラドクリフ | ノミネート | |
格闘シーン賞 | ダニエル・ラドクリフ、エマ・ワトソン、ルパート・グリント vs. ロッド・ハント、アーベン・バジラクタラジ |
ノミネート | |
サターン賞 | ファンタジー映画賞 | ノミネート | |
監督賞 | デヴィッド・イェーツ | ノミネート | |
衣装デザイン賞 | ノミネート | ||
メイクアップ賞 | ノミネート | ||
特殊効果賞 | ノミネート | ||
サテライト賞 | 撮影賞 | エドゥアルド・セラ | ノミネート |
作曲賞 | アレクサンドル・デプラ | ノミネート | |
放送映画批評家協会賞 | メイクアップ賞 | ノミネート | |
視覚効果賞 | ノミネート | ||
ワシントンD.C.映画批評家協会賞 | 美術監督賞 | ノミネート | |
サンディエゴ映画批評家協会賞 | 撮影賞 | エドゥアルド・セラ | ノミネート |
美術監督賞 | スチュアート・クレイグ | ノミネート | |
ヒューストン映画批評家協会賞 | 撮影賞 | エドゥアルド・セラ | ノミネート |
セントルイス映画批評家協会賞 | 視覚効果賞 | ノミネート | |
フェニックス映画批評家協会賞 | 撮影賞 | エドゥアルド・セラ | ノミネート |
視覚効果賞 | ノミネート |
PART2編集
賞 | 部門 | 候補 | 結果 |
---|---|---|---|
ナショナル・ムービー・アワード | 最も観たい夏の映画 | 受賞 | |
サターン賞 | ファンタジー映画賞 | 受賞 | |
監督賞 | デヴィッド・イェーツ | ノミネート | |
助演男優賞 | レイフ・ファインズ | ノミネート | |
アラン・リックマン | ノミネート | ||
助演女優賞 | エマ・ワトソン | ノミネート | |
衣装デザイン賞 | ジェイニー・ティーマイム | ノミネート | |
メイクアップ賞 | ニック・ダドマン、Amanda Knight | ノミネート | |
特殊効果賞 | ティム・バーク、Greg Butler、John Richardson、David Vickery | ノミネート |
テレビ放送編集
PART1編集
回数 | 放送日 | 放送時間 | テレビ局 | 視聴率 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 2013年11月1日(金) | 19:56-22:54 | 日本テレビ | - | [吹替][ノーカット][初](地上波) 64分拡大 64分繰上げ |
2 | 2016年6月17日(金) | 21:00-23:49 | 日本テレビ | - | [吹替][ノーカット] 55分拡大 |
3 | 2018年11月16日(金) | 21:00-23:29 | 日本テレビ | - | [吹替] 35分拡大 |
PART2編集
回数 | 放送日 | 放送時間 | テレビ局 | 視聴率 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 2013年11月8日(金) | 19:56-22:54 | 日本テレビ | - | [吹替][ノーカット][初](地上波) 64分拡大 64分繰上げ |
2 | 2016年6月24日(金) | 21:00-23:29 | 日本テレビ | - | [吹替][ノーカット] 35分拡大 |
3 | 2018年11月23日(金) | 21:00-23:29 | 日本テレビ | - | [吹替] 35分拡大 |
- 視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム。
出典編集
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- ^ 2011年興行収入10億円以上番組 (PDF) - 日本映画製作者連盟
- ^ 第6作『ハリー・ポッターと謎のプリンス』までフィルチの吹替えを務めた青野武が本作収録当時脳梗塞で療養中(2012年4月9日に死去)だったため変更された。
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- ^ “'Harry Potter' Zaps Opening-Weekend Box-Office Record - 'Deathly Hallows, Part 2' surpasses 'The Dark Knight' and 'Spider-Man 3' with biggest opening weekend.”. MTV Movie News (2011年7月18日). 2011年7月19日閲覧。
- ^ Gray, Brandon (2011年7月18日). “Weekend Report: 'Harry' Makes History”. Box Office Mojo. 2011年7月19日閲覧。
- ^ German, David (2011年7月17日). “'Potter' takes down Batman with $168.6M weekend”. Yahoo! News. 2011年7月19日閲覧。
外部リンク編集
- 公式ウェブサイト
- 公式ウェブサイト
- J.K.ローリング 公式サイト
- ブルームズベリー社(英語)
- スコラスティック社(英語)
- 静山社
- 英国政府観光庁 - ハリー・ポッター映画ロケ地
- クエスト 秘宝を探せ(公式サイト)
- Harry Potter Wiki - ワーナー社認定Wiki
- ハリー・ポッターと死の秘宝 Part1 - allcinema
- ハリー・ポッターと死の秘宝 Part1 - KINENOTE
- Harry Potter and the Deathly Hallows: Part I - オールムービー(英語)
- Harry Potter and the Deathly Hallows: Part I - インターネット・ムービー・データベース(英語)
- ハリー・ポッターと死の秘宝 Part2 - allcinema
- ハリー・ポッターと死の秘宝 Part2 - KINENOTE
- Harry Potter and the Deathly Hallows: Part II - オールムービー(英語)
- Harry Potter and the Deathly Hallows: Part II - インターネット・ムービー・データベース(英語)