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ハード・バップ (Hard bop) は、モダン・ジャズの一種。アメリカ東海岸で、1950年代に始まり1960年代まで続いた演奏スタイルである。

歴史編集

ビバップの発展過程での揺り戻し」「クール・ジャズやウエストコースト・ジャズ」のソフトなサウンドを嫌った黒人ジャズメンが創造した[1]」「黒人のブルースフィーリングを熱く押し出したもの」と様々な形容がなされている。

1950年代後半にビバップの勢いが衰え始めたが、その原因は1955年チャーリー・パーカーの死がきっかけといわれている。ハードバップの特徴は、ビバップのように、コード進行に乗せた、あるいはコード分解によるアドリブといった基本は一緒だが、それよりも特にソロのアドリブ演奏で、ホットでハードドライビングしながらも、メロディアスに洗練された演奏スタイルにあるといわれている。また、よりフレーズが重要視されるため、メロディーとして成立しない音を音階から外さざるをえず、同じコードを使用しても、使えない音が出てくることが多い。そのためビバップよりも、融通性のないメロディーやフレーズとなりがちであった。

また、ハード・バップの一部は、アフロ・キューバンラテン音楽の要素、とりわけルンバマンボ等を取り入れて、ラテン・ジャズへと発展していった。特にハード・バップで演奏されるものはアフロ・キューバン・ジャズといわれることが多い。

代表的なアーティスト編集

参考文献編集

  • デヴィッド H. ローゼンタール『ハード・バップ モダン・ジャズ黄金時代の光と影』勁草書房、1997年。ISBN 4326851465
  • Frank Tirro『ジャズの歴史 その誕生からフリー・ジャズまで』音楽之友社、1993年、323頁。ISBN 4276232511
  • 細川周平、後藤雅洋、村井康司、寺島靖国、小川隆夫、加藤総夫、柳沢てつや、北里義之、大村幸則、瀧口秀之、西島多恵子、山下泰司、黒田京子、桜井圭介、上野俊哉、米田栄、田辺秀樹、高橋順一、川竹英克、田村和紀夫、大宅緒、高見一樹、島原裕司、柴俊一『新版 ジャズを放つ』洋泉社、1997年、22頁。ISBN 4896912500

関連項目編集

脚注編集

外部リンク編集