バトゥミ

アジャリア自治共和国の首都

バトゥミグルジア語: ბათუმი、Batumi)は、ジョージア南西部の都市である。黒海沿岸部に位置し、アジャリア自治共和国首都ともされている。人口は約20万人(2020年)で、首都のトビリシに継ぎジョージア第二の人口を誇る。

バトゥミ
ბათუმი
バトゥミのスカイライン(2018年)
バトゥミのスカイライン(2018年)
バトゥミの市旗 バトゥミの市章
市旗 市章
位置
の位置図
位置
バトゥミの位置(ジョージア内)
バトゥミ
バトゥミ
バトゥミ (ジョージア)
バトゥミの位置(アジャリア自治共和国内)
バトゥミ
バトゥミ
バトゥミ (アジャリア自治共和国)
バトゥミの位置(コーカサス山脈内)
バトゥミ
バトゥミ
バトゥミ (コーカサス山脈)
バトゥミの位置(西南アジア内)
バトゥミ
バトゥミ
バトゥミ (西南アジア)
座標 : 北緯41度39分 東経41度39分 / 北緯41.650度 東経41.650度 / 41.650; 41.650
歴史
建設 8世紀
都市化 1866年
行政
ジョージア (国)の旗 ジョージア
 自治共和国 アジャリア自治共和国の旗アジャリア自治共和国
 市 バトゥミ
市長 Giorgi Ermakovi
地理
面積  
  市域 64.9 km2
標高 3 m (12 ft)
人口
人口 (2019現在)
  市域 200,000人
    人口密度   1900人/km2
その他
等時帯 ジョージア時間 (UTC+4)
市外局番 (+995) 422
公式ウェブサイト : [1]

「黒海のラスベガス」というニックネームでも知られ、観光とギャンブルを中心とした娯楽産業が経済の中心となっているが、ジョージア国内でも有数の重要な港でもあり、造船、食品加工、軽工業などの産業もある。2010年以降、高層ビルの建設ラッシュと、19世紀の歴史的な建造物の修復によって街は変貌を遂げている。

概要

編集

バトゥミは黒海の沿岸に位置している。そのため、古来より物流の拠点されていた。

現在では、ジョージアの最大港湾都市として発展し、重要な商工業都市でもある。そのため、超高層建築なども近年立ち並んでいる。

歴史

編集

地理

編集
 
バトゥミ海岸

地形

編集

海洋

編集
主な海

海岸

編集
  • バトゥミ海岸

気候

編集

湿った空気が山脈にぶつかり、降水量が非常に多い。ケッペンの気候区分では温暖湿潤気候(Cfa)に属す。

バトゥミの気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 25
(77)
26
(79)
28
(82)
32
(90)
33
(91)
36
(97)
40
(104)
37
(99)
34
(93)
31
(88)
30
(86)
28
(82)
40
(104)
平均最高気温 °C°F 10
(50)
11
(52)
12
(54)
16
(61)
19
(66)
23
(73)
26
(79)
26
(79)
23
(73)
19
(66)
16
(61)
12
(54)
17.8
(64)
日平均気温 °C°F 7
(45)
7
(45)
9
(48)
12
(54)
16
(61)
20
(68)
22
(72)
22
(72)
20
(68)
16
(61)
12
(54)
9
(48)
14.3
(58)
平均最低気温 °C°F 4
(39)
4
(39)
5
(41)
9
(48)
13
(55)
17
(63)
19
(66)
19
(66)
16
(61)
13
(55)
9
(48)
6
(43)
11.2
(52)
最低気温記録 °C°F −5
(23)
−6
(21)
−3
(27)
1
(34)
5
(41)
8
(46)
11
(52)
11
(52)
10
(50)
5
(41)
−1
(30)
−4
(25)
−6
(21)
降水量 mm (inch) 281
(11.06)
228
(8.98)
174
(6.85)
122
(4.8)
92
(3.62)
163
(6.42)
182
(7.17)
255
(10.04)
335
(13.19)
306
(12.05)
304
(11.97)
276
(10.87)
2,718
(107.01)
平均月間日照時間 99 105 126 148 199 235 214 223 201 176 125 107 1,958
出典1:weatherbase.com[1]
出典2:[2]

隣接地域

編集

トルコ共和国黒海地方アルトヴィン県ホパが南部に隣接している為、関係が深い。 また、黒海に面した港を通じて、ウクライナや陸路を通じてアゼルバイジャンなどと通じている。

対外関係

編集

姉妹都市・提携都市

編集

経済

編集
 
バトゥミのスカイライン

第二次産業

編集

農業

編集

亜熱帯気候でもあるため、レモンオレンジの生産が盛んである。

第二次産業

編集

工業

編集

港湾都市としても発展しているため、造船、食品加工、軽工業などの拠点が多く置かれている。

第三次産業

編集

観光業

編集
  • 保養地として、ビーチへ観光客が多く訪れている。

また、カジノなども多くあり、「黒海ラスベガス」と称される。

物流

編集

港湾に多くの物流施設が拠点を構えている。

交通

編集
 
バトゥミ中央駅
 
バトゥミ港

空路

編集

空港

編集

鉄道

編集

国鉄

編集
グルジア鉄道
マヒンジャウリ駅 - バトゥミ中央駅

国際列車

編集
バトゥミ=ティフリス=バクー鉄道
- マヒンジャウリ駅 -

航路

編集

港湾

編集

観光

編集
 
ネプチューン広場

保養地としても有名であり、バトゥミビーチなど多くの観光客が訪れる。

名所・旧跡

編集

グルジア正教カトリックイスラムユダヤ教アルメニア教会など多くの宗教が混在する町であり、それぞれの宗教の寺院・教会が見られる。

観光スポット

編集

文化・名物

編集

トルコとの国境から約20kmのところに位置することもあり関係が深い。

名産・特産

編集

スポーツ

編集

サッカー

編集
サッカーチーム

出身関連著名人

編集

脚注

編集
  1. ^ Weatherbase”. April 6, 2009閲覧。
  2. ^ The duration of sunshine in some cities of the former USSR” (Russian). Meteoweb.ru. 27 September 2012閲覧。

外部リンク

編集