バハーウッディーン・ザカリア・エクスプレス

パキスタンの旅客急行列車

バハーウッディーン・ザカリア・エクスプレスウルドゥー語: بهاءالدین زکریا ایکسپریس‎、: Bahauddin Zakaria Express)は、パキスタン・イスラム共和国(通称:パキスタン)のカラチ - ムルターン間の定期急行列車サービスである。 ザカリア・エクスプレス (Zakaria Express) として略される。

バハーウッディーン・ザカリア・エクスプレス
بهاءالدین زکریا ایکسپریس
Bahauddin Zakaria Express
概要
種類 急行列車
運営者 パキスタン鉄道英語版
路線
起点 カラチ・シティ
停車地点数 19
終点 ムルターン・カント英語版
営業距離 929キロメートル (577 mi)
平均所要時間 16時間5分
運行間隔 定期
列車番号 25 UP (カラチ → ムルターン)、
26 DN (ムルターン → カラチ)
車内サービス
クラス エコノミーおよびACビジネス
座席 あり
就寝 あり
食事 なし
荷物 あり
技術
軌間 広軌
路線図
バハーウッディーン・ザカリア・エクスプレスの経路図
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当列車は、ムルターンに住んでいた聖人であるバハーウッディーン・ザカリア英語版にちなんで名付けられている[1]

「バハーウッディーン・ザカリア・エクスプレス」では、エコノミークラスおよびACビジネスクラスに対応した車両となっている。 当列車は、カラチ - ムルターン間の900キロメートル (560 mi)の距離を、約16時間掛けて走行している[1]

経路 編集

カラチからハイデラバードおよびローリ英語版を経由して、ムルターンまで運行されている。

カラチ・シティからの停車駅および時刻 編集

事故 編集

当列車は、パキスタンのシンド州サッカルに近いサンギ村で、1990年1月4日に発生し、307人の死者を出した、パキスタン歴史上最悪の鉄道事故の一つの生き証人である[3]。 バハーウッディーン・ザカリア・エクスプレスは、ムルターンからカラチまでの560-マイル (900 km)を夜通しで走行しており、かつ16両編成の列車で座席定員1,408名を超過する乗客を乗せていた。 その列車は、サンギ村を直進で通り抜けると思われたが、ポイントを側線に誤って切り替えてしまっていたため、最低でも35マイル毎時の速度で、空荷の貨物列車67両と衝突してしまった。

脚注 編集

外部リンク 編集