バリ (加工)
バリ (英語: burr) とは、材料を加工する際に発生する突起。
概要編集
フライス切削や穴あけ、研磨、旋盤加工などの切断・切削の際に、加工面に生ずる不要な突起をバリと呼ぶ。また、金型成型を行う際に、出来上がった成型品の金型合わせ目に位置した部分に生ずるパーティングラインの、突出が特に著しいものもバリと呼ぶ。
バリは、材料を加工する際に発生する、素材の残材部分である。機械加工では、バリが残っているとまっすぐに固定できない、部品を正しく計測出来ない、怪我や事故に繋がるなどの弊害が発生する。このバリを除去する工程をバリ取り (バリとり、deburring、trimming) と呼んでいる。
バリ取りの作業には、やすりやリーマ、専用の工具(機械)などによって削り取る、潰す等の機械的な除去方法のほかに、化学研磨、電解研磨による除去方法がある[1]。
関連用語編集
外部リンク編集
脚注編集
- ^ “エッジドロップ/曲がり/ツイスト/バリ”. JIS規格用語集サイト. 2009年7月閲覧。