バルボフィラム・メデューサエ

バルボフィラム・メデューサエ Bulbophyllum medusae は、マメヅタラン属ラン科植物。花が小さいのに花弁が極端に細長く、それを多数まとめてつけるため、ほっす状の奇妙な姿になる。

バルボフィラム・メデューサエ
A and B Larsen orchids - Cirrhopetalum medusae DSCN0841.JPG
バルボフィラム・メデューサエ
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 単子葉類 monocots
: キジカクシ目 Asparagales
: ラン科 Orchidaceae
亜科 : セッコク亜科 Epidendroideae
: マメヅタラン属 Bulbophyllum
: バルボフィラム・メデューサエ B. medusae
学名
Bulbophyllum medusae (Lindl.) Rechb. f.
図版

特徴編集

常緑性草本着生植物[1]偽鱗茎匍匐茎上に間を置いて付き、円錐形で高さは2cm。先端に長さ12-15cmの線状楕円形の葉をつける。

花茎は長さ15cm程になり、に包まれ、先端に多数の花を密生する。は長さ12-15cm、白から淡黄色。萼片、特に側萼片は糸状に長く伸び、基部はやや幅広く、ここに暗紫色の斑点がある。側花弁と唇弁はいずれもきわめて小さく、先端は尖る。外見的には長い萼片が花の密集した中心から放射状に出て、先端が垂れるので、その見かけはほっすのようなものとなる。花には異臭がある。花の寿命は短い[2]

学名の種小名はギリシャ神話の髪が蛇である怪物メデューサに由来し、この花の姿を指したものである[3]

分布と生育環境編集

タイ南部からマレー半島、スマトラ、ボルネオに産し、フィリピンにもあるとの説もある[4]。高温多湿な熱帯雨林に生育し、半日陰の樹幹に着生する[5]

利用編集

洋ランとして栽培される。外見では他に例のない独特の姿で面白い。ただし匂いはかなり臭い。

出典編集

  1. ^ 以下、記載は園芸植物大事典(1994),p.2950
  2. ^ 土橋(1993),p.218
  3. ^ 土橋(1993),p.218
  4. ^ 園芸植物大事典(1994),p.2950
  5. ^ 斎藤(2009),p.81

参考文献編集

  • 『園芸植物大辞典 2』、(1994)、小学館
  • 土橋豊、『洋ラン図鑑』、(1993)、光村推古書院