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バレアレス海英語: Balearic Sea, スペイン語カタルーニャ語: Mar Balear)またはイベリア海英語: Iberian Sea, スペイン語: Mar Ibérico)は、地中海に内包される海域[1]バレアレス諸島イベリア半島の間にある海域である。主要な河川ではエブロ川がバレアレス海に注いでいる。

バレアレス海
Balearic Sea map.png
河川 フカル川 (497 km)、トゥリア川 (280 km), ミハレス川エブロ川 (930 km)、リュブラガット川 (170 km)
海洋 地中海
スペインの旗 スペイン
最長 120km
最大幅 70km
バレアレス諸島コルンブレテス諸島
自治体 バレンシアカステリョン・デ・ラ・プラナタラゴナバルセロナパルマ・デ・マリョルカ
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バレアレス海の範囲

目次

範囲編集

国際水路機関(IHO)は、バレアレス海の範囲を以下のように定義している[2]

バレアレス海はバレアレス諸島とスペインの海岸に挟まれた範囲である。

自然地理編集

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マヨルカ島のポリェンサ湾

バレアレス海に面する海岸には多くの湾や入江がある。主要な湾はイベリア半島本土のバレンシア湾であり、南端をナウ岬、北端をエブロ・デルタ英語版のオロペサ岬とする。バレンシア湾の海岸はコスタ・デル・アサアール(バレンシア州沿岸部)と呼ばれ、コスタ・デル・アサアールの北側にはコスタ・ブラバ(ジローナ県沿岸部)、コスタ・ドラダ英語版(バルセロナ県・タラゴナ県沿岸部)がある。エブロ・デルタのトルトーサ岬とバラゲール崖に挟まれた小規模なサン・ホルヘ湾もある。マヨルカ島には南部にパルマ湾が、北部にアルクーディア湾とポリェンサ湾がある。

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バレアレス海にはバレアレス諸島コルンブレテス諸島がある。バレアレス諸島にはマヨルカ島イビサ島メノルカ島フォルメンテーラ島カブレラ島アイレ島やその他の小島がある。コルンブレテス諸島はカステリョン・デ・ラ・プラナから約50km沖合にある無人島の群島である。イベリア半島沿岸部にはマデス群島ロザス湾)、ブダ島(エブロ・デルタ)などの小規模な無人島がある。

河川編集

バレアレス海に注ぐ最大の河川は全長930kmのエブロ川である。南から北の順に、フカル川トゥリア川ミハレス川、エブロ川、リョブレガート川がバレアレス海に注いでいる。

保護区域編集

以下の区域はスペインの自然公園英語版に指定されている。

  • サン・アントニオ岬自然保護区
  • コルンブレテス諸島自然公園
  • ガラフ自然公園
  • アルブフェーラ自然公園
  • イルタ山地自然公園
  • エブロ・デルタ自然公園

人文地理編集

港湾編集

バレアレス海にはバルセロナ港英語版バレンシア港英語版という、スペインの二つの重要な商業港がある。その他には、スペイン本土にはデニア港、ガンディア港、サグント港、オロペサ港、ペニスコラ港、ベニカルロ港、ビナロス港、タラゴナ港、シッチェス港、マタロー港、ブラネス港、パラモス港、アンドラッチ港などがあり、漁業や海運業ではなく観光業を主目的とする港も多い。

マヨルカ島には海運業や観光業に使用されるパルマ港に加えて、北岸にポリェンサ港、西岸にソーリェル港などがある。イビサ島にはイビサ港が、メノルカ島にはマオー港がある。アメリカ合衆国ハワイ州オアフ島の真珠湾(パール・ハーバー)に次いで、マオー港は世界で2番目に深い自然港とされる。

交通編集

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
カーフェリーの就航都市

イベリア半島の町とバレアレス諸島の町の間には、多くの商業船や客船が行きかっている。客船は以下の航路に就航している。

発着地 発着地
バルセロナ - パルマ(マヨルカ島)
エイビッサ(イビサ島)
シウタデリャ(メノルカ島)
マオー=マオン(メノルカ島)
  セット
  ポルト・トッレス(サルデーニャ島)
  ジェノヴァ
  チヴィタヴェッキア
  リヴォルノ
  タンジール
バレンシア - パルマ(マヨルカ島)
エイビッサ(イビサ島)
マオー=マオン(メノルカ島)
デニア - パルマ(マヨルカ島)
エイビッサ(イビサ島)
エイビッサ(イビサ島) - パルマ(マヨルカ島)
フォルメンテーラ島
アルクーディア(マヨルカ島) - シウタデリャ(メノルカ島)

沿岸都市編集

 
パルマ(マヨルカ島)
 
シウタデリャ(メノルカ島)
 
エイビッサ(イビサ島)

バレアレス海沿岸の主要都市は、イベリア半島のバルセロナバレンシア、マヨルカ島のパルマ・デ・マヨルカである。

イベリア半島
バレアレス諸島

脚注編集

  1. ^ C.Michael Hogan. 2011. Balearic Sea. Encyclopedia of Earth. Eds. P.Saundry & C.J.Cleveland. National Council for Science and the Environment. Washington DC
  2. ^ Limits of Oceans and Seas, 3rd edition”. 国際水路機関(IHO) (1953年). 2011年10月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年2月7日閲覧。

外部リンク編集