バレーボールフランス男子代表
バレーボールフランス男子代表(バレーボールフランス だんしだいひょう, 仏: Équipe de France de volley-ball)は、バレーボールの国際大会で編成されるフランスの男子バレーボールナショナルチームである。
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国または地域 |
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大陸連盟 | 欧州バレーボール連盟 |
協会 | フランスバレーボール連盟 |
監督 |
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国名コード | FRA(France) |
FIVBランキング | 3位(2022年7月版) |
オリンピック | |
出場回数 | 5回 |
初出場 | 1988 ソウル |
最高成績 |
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世界選手権 | |
出場回数 | 15回 |
初出場 | 1949 世界選手権 |
最高成績 |
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ワールドカップ | |
出場回数 | 2回 |
初出場 | 1965 ワールドカップ |
最高成績 | 5位(2003) |
欧州選手権 | |
出場回数 | 27回 |
最高成績 |
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歴史編集
1936年フランスバレーボール連盟が設立。1947年に国際バレーボール連盟へ加盟した[1]。1940年代の欧州選手権と世界選手権の第1回大会に出場したフランスは、古くからバレーボールが盛んな国として知られる。リーグAと呼ばれるヨーロッパでも有数のプロリーグを擁し、代表選手の多くが所属しているが、ナショナルチームには突出した高い能力を持つ選手はおらず、ミスの少ないディフェンス型の機能的なバレーを展開している[2]。
1980年代後半に欧州選手権で2度表彰台に立った後、1990年代後半から2000年代初頭にかけてジュニア世代から強化された有能な選手に恵まれ、それまでのチームにはなかった高い攻撃力と堅い守備力で一躍、強豪国を脅かす存在となった。12年ぶりに出場した2002年世界選手権で銅メダルを獲得、2003年欧州選手権で準優勝し、世界最終予選を経て2004年アテネオリンピック出場を果たした。FIVBランキングは最高4位まで上昇した[2]。
アテネオリンピック後の世代交代も順調に進み、2006年ワールドリーグで準優勝し再び表彰台に立ったものの、その後低迷。2007年11月から行われた北京オリンピック欧州予選のための予備予選の準決勝でチェコに敗れ、2008年1月開催の欧州予選の出場資格を逃し[3]、2大会連続オリンピック出場への道は断たれることとなった。
若手の新鋭とベテランの代表復帰によるチーム編成で臨んだ2009年欧州選手権では、3大会ぶりに準優勝を飾っている。
2021年の東京オリンピックでは、決勝でロシアオリンピック委員会を破りオリンピック初の金メダルを獲得した。
過去の成績編集
オリンピックの成績編集
1964年から1984年まで出場なし
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世界選手権の成績編集
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ワールドカップの成績編集
欧州選手権の成績編集
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ワールドリーグの成績編集
現在の代表編集
2016年リオデジャネイロオリンピックのバレーボール競技・男子世界最終予選兼アジア予選に登録された20名[4][5]。
監督 | ロラン・ティリ | |||||
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No. | 選手名 | シャツネーム | 身長 | 所属 | P | 備考 |
1 | ジョナス・アゲニエ | Aguenier | 202 | AS Cannes | MB | |
2 | ジェニア・グルベニコフ | Grebennikov | 188 | AS Volley Lube | L | |
4 | アントニン・ルジェ | Rouzier | 200 | Arkas Spor | WS | |
5 | トレボール・クレブノ | Clevenot | 199 | TOAC TUC | WS | |
6 | ベンジャミン・トニウッティ | Toniutti | 183 | Zaksa Kedzierzyn | S | |
7 | ケヴィン・ティリ | Tillie | 200 | Zaksa Kedzierzyn | WS | |
8 | アントワーヌ・ブリザール | Brizard | 194 | TOAC-TUC | S | |
9 | イアルバン・ヌガペト | Ngapeth | 194 | Modène | WS | |
10 | ケヴィン・ルルー | Le Roux | 209 | Halbank Ankara | MB | |
11 | ジュリアン・リネール | Lyneel | 191 | Resovia Rzeszow | WS | |
12 | ステファン・ボワイエ | Boyer | 196 | Chaumont VB 52 | OP | |
13 | ピエール・ピュジョル | Pujol | 186 | AS Cannes | S | |
14 | ニコラ・ルゴフ | Le Goff | 206 | Berlin | MB | |
15 | オラシオ・ダルメイダ | d'Almeida | 202 | Chaumont VB 52 | ||
16 | ニコラ・マレシャル | Marechal | 198 | Skra Belchatov | WS | |
17 | フランク・ラフィット | Lafitte | 203 | Arago de Sète | MB | |
18 | チボー・ロザール | Rossard | 193 | Arago de Sète | WS | |
19 | トアファ・タカニコ | Takaniko | 194 | GFCA VB | S | |
21 | モリー・シディベ | Sidibe | 194 | Palembang Bank SunselBabel | WS | |
22 | ユベール・エノ | Henno | 188 | Tours VB | L |
歴代代表監督編集
- フィリップ・ブラン(2001-2012年)
歴代代表選手編集
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脚注編集
- ^ “Confederations and Federations”. FIVB. 2014年10月9日閲覧。
- ^ a b “アテネオリンピックバレーボール世界最終予選 - 対戦国紹介 フランス”. TBS. 2009年10月3日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2010年6月9日閲覧。
- ^ “MEN'S Continental European Qualification Tournament for the Olympic Games 2008”. CEV. 2010年6月9日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 『2016年リオデジャネイロオリンピックバレーボール世界最終予選』 公式プログラム 62-631ページ
- ^ fivb. “Team Roster”. 2016年5月29日閲覧。
関連項目編集
外部リンク編集
- バレーボールフランス男子代表(英語)
- フランスバレーボール連盟(フランス語)