パイクビル (ケンタッキー州)

パイクビル: Pikeville、地元の発音ではパクビル地元では [pækvəl][2])は、アメリカ合衆国ケンタッキー州パイク郡にある第4等級都市であり、同郡の郡庁所在地でもある[3]2010年国勢調査での人口は6,903人だった。郊外部であるコールランビレッジを足せば、人口は8,609人になる。

パイクビル
City of Pikeville, Kentucky
パイクビル市メインストリート
パイクビル市メインストリート
愛称: 
"山を動かす都市"
標語: 
進歩のために
ケンタッキー州におけるパイクビル市の位置
ケンタッキー州におけるパイクビル市の位置
北緯37度28分38秒 西経82度31分48秒 / 北緯37.47722度 西経82.53000度 / 37.47722; -82.53000座標: 北緯37度28分38秒 西経82度31分48秒 / 北緯37.47722度 西経82.53000度 / 37.47722; -82.53000
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ケンタッキー州の旗 ケンタッキー州
パイク郡
設立 1824年[1]
法人化 1848年[1]
Named for パイク郡
政府
 • 種別 市政委員会・市マネジャー方式
 • 市長 フランクリン・D・ジャスティス2世
 • 市マネジャー ドノバン・ブラックバーン
面積
 • 合計 15.4 mi2 (40.0 km2)
 • 陸地 15.4 mi2 (40.0 km2)
 • 水面 0.0 mi2 (0.0 km2)
標高
679 ft (207 m)
人口
(2010年)
 • 合計 6,903人
 • 密度 408人/mi2 (157.5人/km2)
  2010年国勢調査
等時帯 UTC-5 (東部標準時)
 • 夏時間 UTC-4 (東部夏時間)
郵便番号
41501-41502
市外局番 606
FIPS code 21-60852
GNIS feature ID 0510155
ウェブサイト www.cityofpikeville.com

歴史編集

 
歴史あるヨーク・ハウス、1864年

1822年3月25日、ケンタッキー州政府がラッセルフォーク川河口の下流1.5マイル (2.4 km) にリバティと呼ぶ新しい郡庁所在地を建設することを決めた。住民がその場所を認めなかったので1823年12月24日に、土地の農夫エリジャ・アドキンスが寄付した土地に郡庁舎を建てるという新たな決断をした[2]。1824年にパイク郡が設立された後、この場所がパイク町として設立された[1]。1829年にパイクトンと改名され[2]、1848年にはその名前で法人化された[1]。1850年、町名が現在のパイクビルになった。この町はハットフィールド・マッコイ騒動がおきた所であり、家父長のランドール・マッコイやその妻と娘が町を見下ろす丘に埋葬されている[2][4][5]

1965年、全米市民連盟がパイクビルを全米都市賞に指定した[6]

1973年から1987年、中心街の直ぐ西にパイクビル・カットスルーが建設された。この大きな岩を切り開く工事では18,000,000立方ヤード (14,000,000 m3) 近い土石を動かすという、西半球でも最大級の土木工事になった[7]。その完成により中心街での交通渋滞を緩和し、レビザフォーク川の流れを付け替えることで、洪水を予防した。

パイクビルは1990年代から東ケンタッキーの急速な開発では中心になっている。パイクビル・カレッジ(現在のパイクビル大学)が1997年にケンタッキー整骨療法カレッジとして開学された[8]。この大学は現在、アパラチア中部としては初となる眼科学校を2016年に開設する予定である[9]。2005年10月、中心街に7,000席の多目的東ケンタッキー展示場が開設された[10]。パイクビル医療センターが地域の医療センターとしての地位を確立した。2013年パイクビル・コモンズと呼ぶショッピングセンターの建設が始まった。この計画は2014年秋に最初の店舗が開店し、以降順次完成する予定である[11]。2014年新しい11階建て医院と10階建て駐車場が1億5千万米ドルを掛けて完成した。この病院はメイヨー・クリニック・ケア・ネットワークのメンバーにもなった[12]

地理編集

パイクビル市は北緯37度28分45秒 西経82度31分08秒 / 北緯37.47917度 西経82.51889度 / 37.47917; -82.51889 (37.477094, -82.530111)に位置する。

アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、市域全面積は15.4平方マイル (40 km2)であり、全て陸地である。2009年3月時点で市境を郡境から0.3マイル (500 m) に設定した。このことは、以前に市域内に入っていたコールランビレッジ市に大きく影響した。

パイクビルはアパラチア山脈の中にあり、ビッグサンディ川の支流レビザフォーク川に沿っている。中心街はレビザフォーク川の屈曲部にある狭い谷に建設されており、それが1987年のパイクビル・カットスルーの完成で様相が変わった。ウェディントン・スクエア・プラザなどの場所は谷の広い場所に建設されている。

気候編集

パイクビルの気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °F°C 82
(28)
93
(34)
90
(32)
96
(36)
99
(37)
104
(40)
105
(41)
107
(42)
104
(40)
98
(37)
88
(31)
82
(28)
107
(42)
平均最高気温 °F°C 44
(7)
50
(10)
60
(16)
71
(22)
79
(26)
86
(30)
89
(32)
89
(32)
82
(28)
71
(22)
59
(15)
49
(9)
69.1
(20.8)
平均最低気温 °F°C 24
(−4)
25
(−4)
33
(1)
40
(4)
50
(10)
60
(16)
65
(18)
63
(17)
57
(14)
43
(6)
34
(1)
28
(−2)
43.5
(6.4)
最低気温記録 °F°C −18
(−28)
−7
(−22)
−4
(−20)
21
(−6)
30
(−1)
37
(3)
45
(7)
42
(6)
33
(1)
17
(−8)
6
(−14)
−10
(−23)
−18
(−28)
降水量 inch (mm) 3.72
(94.5)
3.25
(82.6)
3.85
(97.8)
3.66
(93)
3.96
(100.6)
4.09
(103.9)
4.20
(106.7)
4.20
(106.7)
3.27
(83.1)
2.89
(73.4)
3.10
(78.7)
3.58
(90.9)
43.77
(1,111.8)
出典:The Weather Channel.[13]

人口動態編集

 
旧パイク郡庁舎
人口推移
人口
1870140
188024675.7%
189045685.4%
190050811.4%
19101,280152.0%
19202,11064.8%
19303,37660.0%
19404,18524.0%
19505,15423.2%
19604,754−7.8%
19705,2059.5%
19804,756−8.6%
19906,32433.0%
20006,295−0.5%
20106,9039.7%
2013(推計)6,905[14]0.0%
U.S. Census Bureau[15]
 
パイクビル大学の校舎

以下は2000年国勢調査による人口統計データである。

基礎データ

  • 人口: 6,295 人
  • 世帯数: 2,705 世帯
  • 家族数: 1,563 家族
  • 人口密度: 157.5人/km2(408.0 人/mi2
  • 住居数: 2,981 軒
  • 住居密度: 74.6軒/km2(193.2 軒/mi2

人種別人口構成

年齢別人口構成

  • 18歳未満: 22.2%
  • 18-24歳: 12.9%
  • 25-44歳: 27.9%
  • 45-64歳: 21.5%
  • 65歳以上: 15.4%
  • 年齢の中央値: 36歳
  • 性比(女性100人あたり男性の人口)
    • 総人口: 85.5
    • 18歳以上: 78.1

世帯と家族(対世帯数)

  • 18歳未満の子供がいる: 29.7%
  • 結婚・同居している夫婦: 41.0%
  • 未婚・離婚・死別女性が世帯主: 14.5%
  • 非家族世帯: 42.2%
  • 単身世帯: 39.0%
  • 65歳以上の老人1人暮らし: 16.3%
  • 平均構成人数
    • 世帯: 2.14人
    • 家族: 2.88人

収入編集

収入と家計

  • 収入の中央値
    • 世帯: 22,026米ドル
    • 家族: 36,792米ドル
    • 性別
      • 男性: 42,298米ドル
      • 女性: 19,306米ドル
  • 人口1人あたり収入: 21,426米ドル
  • 貧困線以下
    • 対人口: 25.4%
    • 対家族数: 21.2%
    • 18歳未満: 36.7%
    • 65歳以上: 15.8%

教育編集

小学校編集

  • パイクビル小学校
  • セントフランシス・オブ・アシシ学校
  • クライスト・セントラル学校
  • マリンズ小学校
  • ミラード小学校
  • ロビンソンクリーク小学校
  • ドートン小学校
  • ジョンズクリーク小学校
  • エルクホーンシティ小学校
  • シェルビーバレー小学校

高校編集

パイクビルという郵便用住所では3つの高校があるが、市内にはパイクビル高校1校である。

  • パイクビル高校 — 市内を管轄するパイクビル独立教育学区に属する
  • パイク郡中央高校 — パイク郡教育学区に属する
  • シェルビーバレー高校 — パイク郡教育学区に属する

カレッジ編集

  • パイクビル大学、私立4年制、長老派教会系列、そにカリキュラムの一部として眼科がある大学として国内最小クラスである。1996年5月にケンタッキー整骨療法カレッジとして設立され[16]、州内の医学校3校の1つになっている
  • ナショナル・カレッジ
  • ビッグサンディ・コミュニティ・工科カレッジ

文化編集

ヒルビリー・デイズは毎年4月半ばに、アパラチア文化を祝して開催される祭である。この祭はシュライナーズ子供病院を支援する資金集めとして始められた。1976年に始まってから成長を続け、現在では州内で2番目の規模になっている。アーティストや工芸家が作品を展示し、販売もする。全国的に知られた音楽家や地域のマウンテン・ミュージシャンが中心街にある6つのステージを使って競演する。ヒルビリーは田舎者という意味であり、ヒルビリーになりたい者達が全国から集まって粗野な服装を競う。「マウンテン・ミュージック」のファンが全米から集まり、集中的な催しに参加する。この祭は、劇団、音楽、衣装を通じて地域の文化と過去を表象している。祭の利益はシュライナーズ子供病院に寄付される[17]。この祭はアパラチアの歴史遺産を称え、認識するために開催されているが、地域につきもののからかいの意味もある。

2005年秋、東ケンタッキー展示場が中心街に開設された[18]。この展示場には7,000席のホールがあり、コンサートやショーなど多くの行事がある。市内にはパイクビル・コンサート協会があり、地域の文化行事を開催している。これらの行事はパイクビル大学キャンパスのブース公会堂で行われるのが通常である。

展示場は2010年秋に始まったアメリカ・バスケットボール協会に属するイーストケンタッキー・エナジーの本拠地である。2011年春にはコンティネンタル屋内フットボールリーグのケンタッキー・ドリラーズの本拠地にもなった。

2011年夏、ジェニー・ワイリー・シアター・グループが、パイクビル市と協力して、中心街に400席の屋内劇場を建設すると発表した。ジェニー・ワイリー・シアター・グループはフロイド郡の文化的象徴でなくなったためにプレストンバーグの住人からこの件を批判されている。新劇場は2014年5月開設予定である。

ハットフィールド・アンド・マッコイ・リバートレイルは2014年4月26日にレビザフォーク川沿いに開設された[19]。ボブ・エイモス・パークには新しいジップラインの建設が2014年9月に始まる。この計画は50万米ドルを要すとされ、2014年10月の開業予定である[20]レキシントンのオールテックが、中心街に醸造所、観光センターを建設すると発表した[21]

姉妹都市編集

脚注編集

  1. ^ a b c d Commonwealth of Kentucky. Office of the Secretary of State. Land Office. "Pikeville, Kentucky". Accessed 27 September 2013.
  2. ^ a b c d Rennick, Robert. Kentucky Place Names, p. 233. University Press of Kentucky (Lexington), 1987. Accessed 27 September 2013.
  3. ^ Find a County, National Association of Counties, http://www.naco.org/Counties/Pages/FindACounty.aspx 2011年6月7日閲覧。 
  4. ^ "Visit Pikeville". Accessed 16 July 2009.
  5. ^ City of Pikeville. "Visitors". Accessed 16 July 2009.
  6. ^ Past Winners of All-American City Award Archived 2012年4月5日, at the Wayback Machine. National Civic League. Retrieved 2014-05-19.
  7. ^ Maddox, Connie. The Pikeville Cut-Through Project (brochure). Pikeville-Pike County Tourism. Retrieved on 2014-05-19
  8. ^ History of Pikeville College School of Osteopathic Medicine Kentucky College of Osteopathic Medicine. Retrieved on 2014-05-20.
  9. ^ UPIKE Announces Kentucky College of Optometry University of Pikeville. Retrieved 2014-05-20,
  10. ^ About Eastern Kentucky Exposition Center. Retrieved 2014-05-20.
  11. ^ Thorton, Hillary (2013年9月23日). “Groundbreaking held for Pikeville Commons, store names revealed”. WYMT-TV. オリジナルの2014年5月23日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140523230557/http://www.wkyt.com/wymt/home/headlines/Groundbreaking-held-for-Pikeville-Commons-store-names-revealed--224913652.html 2014年5月20日閲覧。 
  12. ^ “Pikeville Medical Center in Kentucky Joins Mayo Clinic Care Network”. Mayo Clinic. (2013年5月23日). http://newsnetwork.mayoclinic.org/discussion/pikeville-medical-center-in-kentucky-joins-mayo-clinic-care-network-2e9b7b 2014年5月20日閲覧。 
  13. ^ MONTHLY AVERAGES for Pikeville, KY”. The Weather Channel. 2009年7月17日閲覧。
  14. ^ Annual Estimates of the Resident Population: April 1, 2010 to July 1, 2013 Population Estimates U.S. Census Bureau. Retrieved 2014-05-23
  15. ^ U.S. Census Bureau Retrieved on 2010-04-23
  16. ^ History of PCSOM”. 2008年1月15日閲覧。
  17. ^ Hillbilly Days
  18. ^ Eastern Kentucky Expo Center
  19. ^ utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter “Hatfield-McCoy River Trails set to open”. Appalachian News-Express. (2014年4月20日). http://news-expressky.com/news/article_86a61630-a936-11e2-b8d8-0019bb2963f4.html?referer_url=/news/article_86a61630-a936-11e2-b8d8-0019bb2963f4.html utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter 2014年5月20日閲覧。 
  20. ^ utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter “Ziplines to be installed at Bob Amos Park”. Lexington Herald-Leader. (2014年5月11日). http://www.kentucky.com/2014/05/11/3238011/ziplines-to-be-installed-at-bob.html#storylink=cpy utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter 2014年5月20日閲覧。 
  21. ^ utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter “Alltech plans to build distillery and brewery in Pikeville”. Lexington Herald-Leader. (2014年5月19日). http://www.kentucky.com/2014/05/19/3248344/alltech-plans-to-build-distillery.html#storylink=cpy utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter 2014年5月20日閲覧。 
  22. ^ Interactive City Directory Sister Cities International. Retrieved 2014-05-20.

外部リンク編集