パステル
パステル(英語: Pastel)は、乾燥した顔料を粉末状にし粘着剤で固めた画材。カッターナイフ等で削って再び粉末状にしスポンジ等で塗ったり、直接手で持って塗ったりできる。語源はフランス語の[練り固める]という意から転じている。
絵画のほか、デザイン、デッサン等に用いられることが多い画材。画材店、文具店などで比較的低価格で入手できる画材である。粉末性質であるパステルは固着力が弱いため、作品完成後はフィキサチーフなどで粉を定着させる必要がある。パステルを使用した絵画のことをパステル画(パステルが)または、パステル絵画(パステルかいが)と呼ぶ。
また、藍色の染料に用いられるアブラナ科のホソバタイセイ(細葉大青)Isatis tinctoria の生産地での呼称が、パステル Pastel である。
種類編集
- ソフトパステル(Soft pastel、顔料に少量の粘着剤を混ぜたパステル)
- ハードパステル(Hard pastel、顔料にやや多めの粘着剤を混ぜたパステル)
- パステル鉛筆(Pastel pencil、やや硬めのパステルを芯として使い鉛筆状に加工した画材、携帯性に優れている)
- オイルパステル(Oil pastel、顔料にワックスなどの油性材を混ぜたパステル。クレパスもその一種。詳しくはサクラクレパスを参照のこと)