パリーサウンド (オンタリオ州)

パリーサウンド(英:Parry Sound)は、オンタリオ州中央部、ジョージア湾東岸に位置する人口6,500人の町。サドバリーから南に160km、トロントより225kmのところにある。淡水湖の港としては世界で最も水深の深い港をもつ。

コテージ・カントリーとしてオンタリオ州南部の人々に有名であり、夏季のシーズンにはたくさんの人々が訪れることから、人口はおよそ7万5,000人まで膨れあがる。

20世紀初頭、トム・トムソンTom Thomson)らがメンバーだったグループ・オブ・セブンが、この地域の風景を題材に、多く作品を手がけたことで知られる。

歴史 編集

第一次世界大戦後、J.R.ブース(J.R. Booth)は、パリーサウンドに対抗してパリー島(Parry Island)にデポハーバーDepot Harbour)と呼ばれる町を建てた。これにより町の経済は少し停滞を見せたが、観光業と商業の発展でこの落ち込みを克服した。(その後1945年デポハーバーの町は全焼する)

町の名は19世紀に、北極探検家のウィリアム・エドワード・パリー卿を称え、ヘンリー・ベイフィールド大佐(Captain Henry Bayfield)によって名付けられた。

19世紀、鉄道の敷かれ、西部カナダへの重要な停車駅となる。1920年代後半から1930年代前半にかけて、町の近くにあるノーベル町爆弾と軍需品を生産する工場ができ、第二次世界大戦時に大きな役割を果たした。

町は毎年恒例のヨットレース(sailing regatta)と舞台芸術祭(performing arts festival)として知られるサウンド・フェスティバル(The Festival of the Sound[1])が開催される。

観光 編集

  • サーティ・サウザンド・アイランズ(30,000 Islands)のツアー。
  • チャールズ・W・ストッキー・センター(Charles W. Stockey Centre[2]):サウンド・フェスティバルの会場でもある。

著名人 編集

  • ボビー・オアNHL):伝説のホッケー選手。ボビー・オアの名のコミュニティ・センターがある(Bobby Orr Community Centre[3]

交通 編集

ほか、5つの水上飛行場が点在する(参照:パリーサウンド周辺の空港(英語))。
町はHWY400号線北部の終点であり、その先も北に向かって建設される計画になっているが、現行はHWY69号線に変わる。

行政 編集

パリーサウンド地区の行政府がおかれている。

外部リンク 編集