パワーリフティング

パワーリフティング: powerlifting)は、バーベルを持ち上げ、その重さを競うスポーツ。

パワーリフティング
起源 20世紀以前のアメリカ
特徴
カテゴリ

女子:47 kg, 52 kg, 57 kg, 63 kg, 72 kg, 84 kg, 84 kg+

男子:59 kg, 66 kg, 74 kg, 83 kg, 93 kg, 105 kg, 120 kg, 120 kg+
実施状況
オリンピック 検討中 (現在はパラリンピック競技に採用)
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概要編集

しばしばウエイトリフティング: weightlifting重量挙げ)と混同されるが、種目が異なる。 ウエイトリフティングがスナッチやクリーン&ジャークのようにバーベルを頭上に差し上げる種目の重量を競うのに対して、パワーリフティングは、ウエイトトレーニングの種目の中で、基本的で高重量を扱える種目であるスクワットベンチプレスデッドリフトの3種目の最大挙上重量の総計を競うスポーツである。

・競技の進行等についてはウエイトリフティングとよく似ているが、ラウンド制で行われる。 すなわち、試技の順番は重量の低い順に行い、同重量の場合は事前に抽選をしてある抽選番号に従う。1回目(1ラウンド)の試技が全員終了してから、2ラウンド目を再び重量の低い順に行い、全部で3ラウンドで終了。スクワットのラウンドが終了してからベンチプレスそしてデッドリフトの順となる。

・バーベルは2.5kg刻みで増量できるが、1回目の試技より減らすことはできない(日本記録や世界記録を狙う試技の場合には1.0kg刻みで増量でき、2.5kgの倍数になるときは0.5kg刻みで増量できる)。同記録の場合は、体重が軽い者が上位となる。同記録・同体重の場合は先にトータル記録を成立させた者が上位となる。

・レベルが高い選手は、ほぼ全員が「ギア」を着用している。「ギア」とは、スーパースーツとベンチシャツ、及びニーラップがあり、これらは体の各部分の保護(スーパースーツ=大腿部,腰背部、ベンチシャツ=大胸筋、肩周囲、ニーラップ=膝)のためとされているが、実際にはきつく縫い縮めたりして堅い生地の反発力を生かして記録を上げるための道具となっている。ノーギア大会もある。

日本におけるパワーリフティング編集

日本では各地方大会や全国大会が開催され、世界大会にも選手を送り出している。三土手大介ら数名の選手がベンチプレス部門で世界一になっている。伊差川浩之英語版はパワーリフティング殿堂入りを果たしている。
お笑い芸人のなべやかんは国内大会で数多くの優勝経験を持ち、日本代表にも選出され世界選手権で準優勝したこともあり、その活躍がしばしば芸能ニュースで報道されていた(本人の項参照)

パラ・パワーリフティング編集

下肢障がい者が対象のベンチプレス競技。

障がいレベルのクラス分けではなく、体重別(男女10段階)に分けられ、それぞれのパワーを競う。脊髄損傷、下肢切断、脳性麻痺など下肢機能障がいの選手が、体重別で純粋にパワーの強さのみで競う。下肢はベルトで固定し、足を伸ばしたポジションで行うため、足の踏ん張りを使うことはできないので上半身の筋力のみだけで行う。

最重量級の選手が310㎏という世界記録をマークしており、これはほぼ同等の条件における健常者の記録を超えている。[1]

ルール編集

カラー別での失敗の種類編集

 Body Position Sequence 体の位置での失敗(スタート前)

1 選手が試技中に同じ姿勢を保てなかった。

2 選手の頭、肩、臀部、脚、踵が試技中に動いた。

3 選手の脚が伸びていない。

4 サムアラウンドグリップが出来ていない。

5 選手がバーをしっかり握っていない。

6 選手の人差し指間が81㎝を超えている。

7 選手が審判の合図の前にスタートしてしまった。

オレンジ Bar Control Sequence バーコントロールでの失敗

1 バーをラックから外したとき、肘が伸びていない。

2 試技中に補助者がバーに触った。

3 バーをコントロールして胸に下ろさなかった。

4 バーをコントロールして押さなかった。

5 バーが左右平行に押せていない。

6 バーを握っている手が水平に動いた。

 Chest Sequence  胸上での失敗

1 胸でバーが止まっていない。

2 胸でバーが止まった後に沈んだ。

3 胸にバーが触らなかったとき。

4 バーを胸に下ろし、大胸筋や肩など、反動をつけるようにしてバーを押してしまった。

5 バーが胸で弾んだとき。

 Press Sequence  押し上げ時における失敗

1 バーを押せなかったとき。

2 バーが平行に上がらなかったとき。

3 バーが下がってしまったとき。

4 フィニッシュが両肘で同じタイミングでなかったとき。

5 ロックアウトが同時で無かったとき。

6 審判の「ラック」の合図前にバーを戻してしまったとき。

外部リンク編集