パンド県 (パンドけん、Departamento de Pando)は、ボリビア北部の。北側はブラジル国境で、南側はラパス県、東側はベニ県ブラジル、西側はペルーと接している。

パンド県

Departamento de Pando
パンド県の旗
パンド県の位置
パンド県の位置
ボリビアの旗 ボリビア
県設置日 1938年9月24日
県都 コビハ
政府
 • 県知事 レオポルド・フェルナンデス(PODEMOS)
面積
 • 合計 63,827 km2
人口
(2020年7月1日)[1]
 • 合計 154,400人
 • 密度 2.4人/km2
等時帯 UTC-4
ISO 3166コード BO-N

中心都市はコビハ。人口は約60.995人。熱帯性気候で県土の大部分は森林や川で埋め尽くされている。低い土地は水害が多いことが特徴で、何ヶ月も水が引かないこともある。したがって、陸路は乾期の時にしか使えず、雨期には空路か或いは水路を使用しなければならない。 面積は63.287Km²で海抜約280メートル。

政治 編集

現在の国の憲法によると、県の最高権限を持っているのは県知事であり、この権限はいくらか制限された大統領のものに似ている。2005年度から県知事は一般市民の選挙によって選出され、任期は5年間である。(それ以前は、県知事は大統領に指名されていた)

パンド県の県議会は8人の議員によって構成されていて、最低でも各郡に議員1名は配置される。各議員の選挙は、自治体によって行われる。

隣接する県 編集

行政区画 編集

パンド県は以下の5つの郡がある。

首都 面積 人口
アブナ郡 サンタ・ロサ・デ・アブナ 7,468 2,121
フェデリコ・ロマン郡 フォルタレサ 13,200 3,045
マドレ・デ・ディオス郡 プエルト・ゴンサレス・モレノ 10,879 11,453
マヌリピ郡 プエルト・リコ 9,819 9,670
ニコラス・スアレス郡 ポルベニール 22,461 41,838

経済 編集

現在コビハの最も大きな経済活動は鉱業とアーモンド生産で、その大部分がブラジルに輸出されている。鉱業ではリチウムチタン鉄鉱ボーキサイト、宝石などが見つかっている。

パンド県の気候は熱帯地域そのもので、農業では、トウモロコシカカオコーヒー豆ユカ(マンディオカ)、、熱帯果物野菜などが生産されている。

この地域の土地の豊かさのおかげで、牧畜は地域の住民のための重要な活動である。釣りに関しては、川はパクースルビドラードパロメタサーバロバーグレブランキーオなどの豊富な種類の魚の生息地である。

脚注 編集

  1. ^ City Population 閲覧日:2022年8月13日

関連項目 編集

外部リンク 編集