ヒューストンズは、1995年、甲本ヒロトTHE BLUE HEARTS活動休止中の時、期間限定で結成したバンド。同年1月31日の下北沢 CLUB QUEで行われたライブを最後に解散。

1995年1月と5月にライブをした。「忌野清志郎 -素敵な初詣- '94-'95」にてライブ初登場。

真島昌利はライブのみメンバーとして参加している。スタジオ音源、最初期のライブでは有吉須美人がサポートメンバーとして参加している。

THE BLUE HEARTSのラストアルバム「PAN」の甲本ヒロトの楽曲は、このヒューストンズの曲である。THE BLUE HEARTSでCD化されなかった「ほんの少しだけ」「窓をあけよう」も演奏していた。

現在THE BLUE HEARTSのラストアルバム「PAN」に「ヒューストン・ブルース (月面の狼)」、「ボインキラー」、「歩く花」が収録されているのみで、ヒューストンズ名義のシングルは一枚も発売されていないが、スタジオ・ライブ音源はこの他にも多数存在する。

メンバー 編集

サポートメンバー 編集

  • 真島昌利(ましま まさとし)- ギター(元THE BREAKERS、THE BLUE HEARTS、THE HIGH-LOWS、ザ・クロマニヨンズ)
    • ライブのみ参加。
  • 有吉須美人(ありよし すみと)- キーボード ※スタジオ録音で参加。また、1995年1月27日の難波でのライブにもピアノで参加している。
  • ダンカン林(だんかんはやし)-ベース ※スタジオ録音で参加。落とし穴、呼んでくれ、僕と僕の彼女に参加している。[1]

楽曲 編集

  • 「「ヒューストンズのテーマ」(THE BLUE HEARTSのラストアルバム「PAN」に「ヒューストン・ブルース」という曲名で収録されている。)
  • 「ヒューストン・ロック」(THE BLUE HEARTSの未発表曲「ロックの豚野郎」と似ている。)
  • 「呼んでくれ」(映画『ハルをさがして』の主題歌)
  • 「プロフェッショナル」(のちに憂歌団木村充揮がカヴァー。そのときに甲本もライブに参加して歌ったこともある。)
  • 「落とし穴」(初期のタイトルは「私にピッタリだ」)
  • 「炎の散歩野郎」(甲本は自身のテーマとヒューストンズ時代に語っている。)
  • 「僕と僕の彼女」(初期のタイトルは「日本一のヘルメット」)
  • 「愛と感動のロマン」
  • 「ウィスキーの海に身を投げて」(95年1月29日のライブでは「ウィスキーの海に」と紹介されている。)
  • 「ドリフ天国」
  • 「ほんの少しだけ」
  • 「窓をあけよう」
  • 「ボインキラー」(THE BLUE HEARTSのラストアルバム「PAN」に収録されている。)
  • 「歩く花」(THE BLUE HEARTSのラストアルバム「PAN」に収録されている。)
  • 「刺激」
  • 「昔の人は偉かった」
  • 「宇宙のブギ」
  • 「フリータイム」(三宅伸治&ザ・トランプ、三宅伸治バンド、仲井戸CHABO麗市も演奏している。)
  • 「鎮魂歌」
  • 「イッツオールライト」
  • 「☆ロックンロール・プラネット☆」(三宅伸治プロジェクトでも演奏。)
  • 「バイトマン」(アリゲーターズでも演奏。)
  • 「HAPPY SONG」(ボーカルは真島。)
  • 「インチキだらけのビジネス」(チャック・ベリーのカヴァー。元々は三宅のバンド「MOJO CLUB」の持ち歌の一つだった。ラストライブのラストに歌われた。)
  • ベートーベンをぶっとばせ」(チャック・ベリーのカヴァー。THE HIGH-LOWS、アリゲーターズでも演奏。)
  • ドゥー・ワ-・ディディ・ディディ」(マンフレッド・マンのカヴァー。)
  • 「おやすみアイリーン」
  • 「シカゴ・バウンド」(ジミー・ロジャースのカヴァー。)

脚注 編集

  1. ^ あるベース弾きの戯れ言”. 2019 3 22閲覧。