ビクター・アラノ

メキシコの野球選手 (1995 - )

ビクター・テオドロ・アラノ・アーマスVíctor Teodoro Arano Armas, 1995年2月7日 - )は、メキシコ合衆国ベラクルス州コサマロアパン英語版出身のプロ野球選手投手)。右投右打。MLBワシントン・ナショナルズ所属。

ビクター・アラノ
Víctor Arano
ワシントン・ナショナルズ #64
ワシントン・ナショナルズ時代
(2022年4月7日)
基本情報
国籍 メキシコの旗 メキシコ
出身地 ベラクルス州コサマロアパン英語版
生年月日 (1995-02-07) 1995年2月7日(29歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
200 lb =約90.7 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2013年 アマチュアFA
初出場 2017年9月12日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴 編集

プロ入りとドジャース傘下時代 編集

2013年4月にアマチュア・フリーエージェントでロサンゼルス・ドジャースと契約してプロ入り。契約後、傘下のルーキー級アリゾナリーグ・ドジャースでプロデビュー。13試合(先発8試合)に登板して3勝2敗、防御率4.20、49奪三振を記録した。

2014年はA級グレートレイクス・ルーンズでプレーし、22試合(先発15試合)に登板して4勝7敗3セーブ、え防御率4.08、83奪三振を記録した。

フィリーズ時代 編集

2014年8月28日、8月6日に行われたロベルト・ヘルナンデスとのトレード後日発表選手の1人(もう1人の後日発表選手であるヘスムエル・バレンティン英語版は8月16日に移籍)としてフィラデルフィア・フィリーズへ移籍した[1]。なお、この年の移籍後は登板機会が無かった。

2015年は傘下のA+級クリアウォーター・スレッシャーズ英語版でプレーし、24試合(先発22試合)に登板して4勝12敗、防御率4.72、69奪三振を記録した。

2016年はA+級クリアウォーターとAA級レディング・ファイティン・フィルズでプレーし、2球団合計で46試合に登板して5勝2敗5セーブ、防御率2.26、95奪三振を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、スコッツデール・スコーピオンズに所属した。

2017年は開幕からAA級レディングでプレーし、32試合に登板して1勝2敗9セーブ、防御率4.19、38奪三振を記録した。9月12日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[2]。同日のマイアミ・マーリンズ戦でメジャーデビュー[3]。この年メジャーでは10試合に登板して1勝0敗、防御率1.69、13奪三振を記録した。

2018年は60試合に登板して1勝2敗3セーブ、防御率2.73、60奪三振を記録した。

2019年は右肘を痛めたため、3試合の登板にとどまった。

2021年1月18日にC.J.チャタムの加入によりDFAとなった[4]

ブレーブス傘下時代 編集

2021年1月22日にウェイバー公示を経てアトランタ・ブレーブスへ移籍した[5]。6月4日にタイ・タイス英語版の加入によりDFAとなり、6日にマイナー契約となった(そのまま傘下のAAA級グウィネット・ストライパーズ所属。)[6]。オフの11月7日にFAとなった[7]

ナショナルズ時代 編集

2022年11月24日にワシントン・ナショナルズとマイナー契約を結んだ[7]2022年3月14日にスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[8]。4月7日に開幕ロースターに選出された[9]

詳細情報 編集

年度別投手成績 編集





















































W
H
I
P
2017 PHI 10 0 0 0 0 1 0 0 2 1.000 42 10.2 6 0 4 0 0 13 0 0 2 2 1.69 0.94
2018 60 0 0 0 0 1 2 3 10 .333 246 59.1 54 6 17 4 1 60 1 0 19 18 2.73 1.20
2019 3 0 0 0 0 1 0 0 0 1.000 16 4.2 2 1 2 0 0 7 0 0 2 2 3.86 0.86
MLB:3年 73 0 0 0 0 3 2 3 12 .600 304 74.2 62 7 23 4 1 80 1 0 23 22 2.65 1.14
  • 2020年度シーズン終了時

年度別守備成績 編集



投手(P)












2017 PHI 10 0 1 0 0 1.000
2018 60 1 6 0 0 1.000
2019 3 0 0 0 0 ----
MLB 73 1 7 0 0 1.000
  • 2020年度シーズン終了時

背番号 編集

  • 64(2017年 - 2019年、2022年 - )

脚注 編集

  1. ^ Eric Stephen (2014年8月28日). “Dodgers recall Joc Pederson, Trayce Thompson from Triple-A” (英語). SB Nation. 2018年7月12日閲覧。
  2. ^ Steve Adams (2017年9月12日). “Added To The 40-Man Roster: Arano, Moya” (英語). MLB Trade Rumors. 2018年7月12日閲覧。
  3. ^ Miami Marlins at Philadelphia Phillies Box Score, September 12, 2017” (英語). Baseball-Reference.com. 2018年7月12日閲覧。
  4. ^ Steve Adams (2021年1月18日). “Red Sox Trade C.J. Chatham To Phillies” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年1月19日閲覧。
  5. ^ Daniel Hutchinson-Kausch (2021年1月23日). “Braves claim Kyle Garlick and Victor Arano off waivers from Philadelphia” (英語). SB Nation. 2021年1月23日閲覧。
  6. ^ Steve Adams (2021年6月6日). “Braves Outright Victor Arano” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年6月7日閲覧。
  7. ^ a b MLB公式プロフィール参照
  8. ^ Washington Nationals announce 2022 non-roster invitees” (英語). MLB.com Press Release (2022年3月14日). 2022年3月14日閲覧。
  9. ^ Franco, Anthony (2022年4月7日). “Nationals Select Strange Gordon, Franco, Arano; Place Harris, Strasburg On IL”. MLB Trade Rumors. 2022年8月19日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集