ビッグボーイ (レストラン)

ビッグボーイ(Big Boy)は、アメリカ合衆国で発祥したファミリーレストラン[1]メニューは、ハンバーグステーキなどが中心である。

ビッグボーイ・調布店 ロードサイド型
東京都調布市富士見町

日本における運営法人である株式会社ビッグボーイジャパンは、「ビッグボーイ」「ヴィクトリアステーション」の2業態を運営し、2022年8月現在は計207店舗(令和4年8月現在)を展開している。

アメリカのビッグボーイ編集

 
バーバンク店(カリフォルニア州
看板の下に「ボビー」が見える。
 
「ボビー」

1936年ボブ・ワイアン英語版[注釈 1]カリフォルニア州グレンデールにてウェイン・マクアリスター英語版[注釈 2]による建築を経て基盤となる店舗「ボブズ・ビッグボーイ英語版」を開店し、創業した[2]。主力商品はダブルデッカーバーガー(パテが2枚入った大型ハンバーガー)である[2]。当初、ダブルデッカーバーガーはなかなか受け入れられなかったが、やがて1人の男児が気に入ったことがきっかけとなり、彼のニックネームを取り入れて店名が「Bob’s Big Boy」に変わったうえ、男児をモデルにしてマスコットキャラクターのボビー(詳細は後述)が作られた[2]。その後、ダブルデッカーバーガーは反響を呼んでフランチャイズ展開につながったという[2]2022年現在、現存するレストラン第1号店は1949年バーバンク市に開店したバーバンク店であり、同じくマクアリスターによって建築された店舗は、カリフォルニアの歴史的建築物にもなっている[2]

本社は1987年ミシガン州ウォーレンに移転した。ハンバーガー、ベルギーワッフル、ロールサンドイッチシナモン風味パンにイチゴパイなど多彩なラインアップのメニューを有するレストランチェーンである。アメリカ、カナダ日本などでフランチャイズ展開されているが、過去のフランチャイジー(フランチャイズ加盟者)の中にはビッグボーイの名称やマスコットの使用を中止して完全に独立した会社もある。

マスコットキャラクター編集

ボビー」と呼ばれるビッグボーイを象徴する赤と白のチェック柄のズボン姿とサスペンダーを着用し、ハンバーガー(日本ではハンバーグ)を持つ仕草で愛されているマスコットキャラクターでボビーの家族のキャラクターも存在する。家族の名前は以下の通りである。

  • 父 - チャールズ
  • 母 - ルーシー
  • 長男 - ボビー
  • 長女 - ヴィクトリア
  • 次女 - ミルキー
  • ペットの犬 - バーグ

日本のビッグボーイ編集

株式会社ビッグボーイジャパン
Big Boy Japan Inc.
種類 株式会社
略称 BBJ
本社所在地   日本
108-0075
東京都港区港南2丁目18番1号
JR品川イーストビル6F-8F
設立 1977年(昭和52年)11月10日
(セントラル・レストラン・システムズ)
業種 小売業
法人番号 9010401061920  
代表者 代表取締役社長 南 哲史
資本金 1000万円
従業員数 7,340人(正社員281名、パートアルバイト7,059名)
平成26年(2014年)9月末現在
主要株主 ゼンショーホールディングス 100%
関係する人物 中内㓛
外部リンク http://www.bigboyjapan.co.jp/
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ビッグボーイ・南浦和店 ロードサイド型
埼玉県蕨市北町

ダイエー系列のレストランとして、1977年株式会社セントラル・レストラン・システムズを設立した後、1978年には株式会社ビッグボーイジャパンに商号変更し、同年9月には国内第1号店を大阪府箕面市箕面公園の近所に開店した[3][注釈 3]

開放的な1フロアーのアメリカ風の店舗に、調理場が客席から見えるオープンキッチンで作る手こねハンバーグや、ステーキ類をグリドルのチャーブロイラーで焼き上げる工程が見られるなどの特徴がある。比較的質の高いハンバーグを提供し、ハンバーグ系に強いレストランとして郊外型のロードサイド店舗を中心に出店が続けられた。競合他社の多くと同様、スープバーやサラダバーなども導入している。

2000年に「ミルキーウェイ」を展開する株式会社ミルキーウェイ(宮城県仙台市)、「ヴィクトリアステーション」を展開する株式会社ヴィクトリアステーション(北海道札幌市)と合併し、両ブランドを継承した。後に「グリル暖」が誕生して4ブランドとなったが、2010年6月にミルキーウェイ全店舗をビッグボーイに転換して消滅させたうえでグリル暖全店舗を閉店したため、ビッグボーイとヴィクトリアステーションのみとなっていた。ミルキーウェイ店舗が一部で復活した後には3ブランド体制となっていたが、2021年1月にはすべて閉店したため、2ブランド体制となる。

2002年筆頭株主ダイエーの経営悪化により、株式会社ウェンコ・ジャパンとともにゼンショーに全株を売却され、ダイエーグループを離脱した。それまで、クレジットカードはダイエー系列のOMCカードでの支払いのみであったが、ゼンショーグループになってから他社のクレジットカードも使えるようになった。また、ランチメニューは17時までになっている。

2012年4月、ライスおよびカレーバーが加わる。また、スープバーは3種類から2種類に減った。

キッズクラブ編集

現在は廃止されている。

  • ドリンクバーはキッズメニューに含まれたため、他メニューにつける場合は原則100円(税抜)かかる。
  • 入会した子供の誕生日月から翌月末まで、誕生日デザートを来店ごとに何回でも食べられる。

BBJ倶楽部編集

中学生以上が入会できる会員制度で、下記の特典がある。

  • 入会時に初回のみカード発行手数料100円で50ポイントが進呈されていたが、2011年11月1日からはカード発行手数料は無料となり、それに伴って入会時のポイントは無くなった。
  • 全国のビッグボーイで100円食べるごとに1ポイントが加算され、100ポイントが貯まると10%の割り引き券をもらえる。  

運営店舗編集

 
ヴィクトリアステーション・月寒店
北海道札幌市豊平区月寒中央通

2021年3月現在。

  • ビッグボーイ - 226店舗
  • ヴィクトリアステーション(北海道) - 35店舗

店舗が出店していない県編集

高知県広島県山口県徳島県和歌山県福岡県以外の九州全県、沖縄県

以前は広島県と山口県、鹿児島県、高知県にも出店していたが、広島県は2021年2月、山口県、鹿児島県[注釈 4]は同年6月、和歌山県、高知県は同年7月で撤退している(2021年7月現在)。

不祥事編集

2013年8月23日、ビッグボーイ八幡店(京都府八幡市)にて「店内のサラダバーの下の冷蔵庫に入り、サラダ用の容器を置く場所から顔を出した」男性アルバイト店員の画像が、Twitterに投稿されていたことが判明した[4]。同8日、外部からの問い合わせで発覚したものであり、運営会社側で事実を確認して同12日付で当該店員を解雇し、同22日に同社のホームページに「おわび」を掲載した[5]。問題の画像の撮影は同年4月17日未明(営業終了後)に、当該店員の友人が行ったという[6]

脚注編集

[脚注の使い方]

注釈編集

  1. ^ ボブ・ヴィアンと表記されている資料もある[2]
  2. ^ ウェイン・マカリスターと表記されている資料もある[2]
  3. ^ 2007年に閉店した。その後、店舗は他社による居抜き出店もされないまま取り壊されたため、現存していない。
  4. ^ 営業していた2店舗とも鹿児島市内に所在し、同じゼンショーグループのイタリアンレストランである「フラカッソ」からの転換、ビッグボーイとしては2013年オープン。

出典編集

  1. ^ “驚異的なコスパ!! ビッグボーイはハラヘリ男女のミカタ”. マイナビニュース (マイナビ). (2009年11月21日). https://news.mynavi.jp/article/20201121-1492450/ 2020年11月23日閲覧。 
  2. ^ a b c d e f g “ここは博物館!?ファミレス「ビックボーイ」の世界第1号店に行ってみた!”. @DIME (小学館). (2022年2月9日). https://dime.jp/genre/1314526/ 2022年12月3日閲覧。 
  3. ^ @bigboyjapan_jpの2019年10月24日のツイート2022年12月27日閲覧。
  4. ^ “今度はファミレスのサラダバーの冷蔵庫に…写真投稿”. SankeiBiz (産経デジタル). (2013年8月23日). https://www.sankeibiz.jp/compliance/news/130823/cpd1308231117004-n1.htm 2022年9月9日閲覧。 
  5. ^ 当社従業員による店舗撮影画像の公開についてのお詫び”. ビッグボーイジャパン公式サイト. ビッグボーイジャパン (2013年8月22日). 2016年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月9日閲覧。
  6. ^ サラダバー置く場所に下から顔出した画像投稿[リンク切れ](2013年8月23日 YOMIURI ONLINE 同8月25日閲覧)

関連項目編集

  • THE3名様 - ドラマ版の舞台となっている。

外部リンク編集