ビャクシン属(柏槇属、ビャクシンぞく、学名Juniperus)は、ヒノキ科針葉樹の1。ネズミサシ属とも呼ばれる。

ビャクシン属
柏槇
分類
: 植物界 Plantae
: 裸子植物門 Pinophyta
亜門 : マツ亜門 Pinophytina
: マツ綱 Pinopsida
亜綱 : マツ亜綱 Pinidae
: ヒノキ目 Cupressales
: ヒノキ科 Cupressaceae
: ビャクシン属 Juniperus
学名
Juniperus L.
シノニム

Sabina

和名
ビャクシン属
英名
Juniper

本文参照

樹高は、ハイネズの様な低潅木からイブキの様な高木まで様々である。匍匐性の品種も見られる。樹皮は赤褐色で、縦方向に薄く長く剥がれる。葉は短く茎に密着し、互いによりあって葉の付いた枝は棒状の外見を持つ。時に針状の葉を持つ枝が見られ1本の木に混在する。雌雄異株で、他の針葉樹と違い乾果ではなく、漿果状の球果をつける。

ビャクシン属のセイヨウネズの球果はジュニパーベリーと呼ばれ、ジンの香りづけに使われる。中国では檜(桧)と書かれ、日本で見られるヒノキは大陸には分布していない。

バラ科ナシ亜科の果樹(リンゴなど)の病害である赤星病中間宿主となる。

主な種編集

 
ハイズミの園芸種;ブルーパシフィック
 
フィツェリアーナビャクシン‘オールドゴールド’
 
ハイビャクシン‘ソナレ'

ビャクシン属の主な種には下記のものがある[1]

脚注編集

関連項目編集