ピペラードフランス語:piperade)は、ピレネー山脈バスク地方にみられる伝統的な家庭料理であり、トマトピーマンニンニクタマネギオリーブ油で炒め、エスプレットを加えて煮たものである。

ピペラード

伝統的な食べ方として、しばしば溶き卵を合わせて適度に火を通して固め、フライパンで焼くなどして火を通した生ハムジャンボン・ド・バイヨンヌなど)を添えることがある。また、スペイントルティージャのようにオムレツ状にして食べることもある。

単体で食べたり、ジャガイモソテーなどにソースのようにしてかけるなどして食される。スクランブルエッグやオムレツの具にしたり、上からかけたりすることもある。チーズの付けあわせとして供されることも多い。

バスク地方のほか、オーヴェルニュ地方など、フランスの南西部ではこれに類する料理が多く見られ、それぞれの地方の名前をつけてピペラードと呼ばれることがある。