フィラデルフィア美術館

アメリカ有数の規模の美術館。ペンシルベニア州に所在。

フィラデルフィア美術館(フィラデルフィアびじゅつかん、: Philadelphia Museum of Art)は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィアにある、全米有数の規模をもつ美術館である。

フィラデルフィア美術館
Philadelphia Museum of Art
フィラデルフィア美術館正面
フィラデルフィア美術館の位置(フィラデルフィア内)
フィラデルフィア美術館
フィラデルフィア内の位置
施設情報
正式名称 Philadelphia Museum of Art
来館者数 775,043人 (2016年)[1]
開館 1876年
所在地 ペンシルベニア州フィラデルフィア
外部リンク www.philamuseum.org
プロジェクト:GLAM
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概要 編集

1876年、アメリカ建国百周年の際に建設されたメモリアルホールがその起源である。1年後の1877年から美術館として公開された。所蔵品は30万点を数え、古代からコンテンポラリー・アートまであらゆる時代、地域、分野にわたっている。所蔵品の質・量ともに、アメリカでも有数の美術館である。

アレンズバーグ・コレクションのマルセル・デュシャンの作品群は、この芸術家の2つの最重要作品、「大ガラス」と「遺作」を含み、20世紀の美術界に多大な影響を及ぼしたデュシャンの全貌を知るうえで欠かせないコレクションである。日本の作品も、浮世絵4000点以上を含んだ版画5000点、絵本・画帖100点余を所蔵している[2]

主な収蔵品 編集

映画『ロッキー』 編集

 
映画『ロッキー』で有名な正面階段

フィラデルフィア美術館は映画『ロッキー』シリーズに登場する。シルヴェスター・スタローン扮する主人公ロッキー・バルボアがトレーニングのために駆け上る美術館正面階段は「ロッキー・ステップ」と呼ばれており[4]、現在では階段下の右手の部分にはロッキーの銅像が設置されている。銅像は『ロッキー3』撮影のために階段の上に置かれていたが、その後ワコビア・スペクトラムに移された。再び『ロッキー5/最後のドラマ』撮影時に階段の上に移動され、『マネキン』や『フィラデルフィア』といった他の作品にも出てくる。その後ワコビア・スペクトラムの取り壊しが決まり、2006年、階段の下に置かれることになった。[5]

参照 編集

  1. ^ The Art Newspaper Ranking VISITOR FIGURES 2016” (PDF). The Art Newspaper. 2017年10月18日閲覧。
  2. ^ 浅野秀剛監修 あべのハルカス美術館 静岡市美術館 三井記念美術館 読売新聞大阪本社編集 『浮世絵誕生250年 フィラデルフィア美術館浮世絵名品展 春信一番!写楽二番!』 読売新聞大阪本社 あべのハルカス美術館、2015年。
  3. ^ Philadelphia Museum of Art - Collections Object : Grace Kelly's Wedding Dress and Accessories”. www.philamuseum.org. Philadelphia Museum of Art. 2020年1月16日閲覧。
  4. ^ The Rocky Statue and the Rocky Steps visitphilly.com, accessed June 17, 2011.
  5. ^ http://www.philly.com/mld/philly/news/15477691.htm

外部リンク 編集

座標: 北緯39度57分57秒 西経75度10分51秒 / 北緯39.96583度 西経75.18083度 / 39.96583; -75.18083