フェアーグラウンド・アトラクション

イギリス・スコットランドのバンド

フェアーグラウンド・アトラクション(Fairground Attraction)は、イギリスバンド

フェアーグラウンド・アトラクション
Fairground Attraction
出身地 スコットランドの旗 スコットランド
ジャンル アコースティック・ポップ
活動期間 1987年1989年
レーベル RCAレコード (イギリス)
BMG JAPAN(日本)
メンバー エディ・リーダー
マーク・E・ネヴィン
サイモン・エドワーズ
ロイ・ドッズ

メンバー 編集

略歴 編集

  • グラスゴー生まれの女性シンガー、エディ・リーダーは、ストリート・ミュージシャンとして活動した後、プロのセッション・ヴォーカリストとして、ユーリズミックス等のバックで歌う。
  • エディが、旧友のマーク・E・ネヴィンに手紙を送ったことから、バンドの核ができる。
  • ロンドンイースト・エンドを拠点に活動し、間もなく英RCAレコードと契約、デビューが決まる。
  • 1988年3月発表のデビュー・シングル「パーフェクト」が、全英1位の大ヒット。
  • 同年5月発表のデビュー・アルバム『ファースト・キッス』が、全英1位の大ヒット。
  • 1989年6月から7月にかけて、最初で最後の日本公演を行う。多くの新曲も披露される。
  • セカンド・アルバムを生み出すことなく、1990年に解散を発表。
  • 1990年、シングルB面曲や未発表曲も含んだ編集盤『ラスト・キッス』発表。サム・クックエルヴィス・プレスリービートルズのカヴァーも聴ける。
  • 2003年1989年7月2日川崎公演を収録した『ライヴ・イン・ジャパン』発表。
  • 2023年12月、2024年の6〜7月に再結成来日公演を東京、名古屋、大阪で開催することを発表[1][2]。また2024年3月22日には、35年ぶりとなる新曲「What's Wrong With The World?」を配信でリリースした[3]

ディスコグラフィ 編集

シングル 編集

  1. パーフェクト
  2. ファインド・マイ・ラヴ
  3. 愛の微笑み
  4. クレアー
  5. ウォーキング・アフター・ミッドナイト
  6. What's Wrong With The World?(配信リリース)

アルバム 編集

  1. ファースト・キッス (1988)
    ジャケットに使われているのはマグナム・フォトに所属していた写真家エリオット・アーウィットによる写真
  2. ラスト・キッス (1990)
  3. ライヴ・イン・ジャパン (2003)

解散後 編集

エディ・リーダー 編集

  • 1992年に『エディ・リーダー』でソロ・デビュー。その後、『天使の嘆息』(1994年)、『キャンディフロス・アンド・メディスン』(1996年)、『エンジェルズ&エレクトリシティ』(1998年)、『シンプル・ソウル』(2001年)、『ドリフトウッド』(2002年)、『ロバート・バーンズを想う』(2003年)、『ピースタイム』(2007年)、『ラヴ・イズ・ザ・ウェイ』(2009年)を次々と発表。女性ソロ・シンガーとしてのキャリアを重ねる。
  • 『ロバート・バーンズを想う』以降は、故郷スコットランドの伝承曲を多く取り上げるようになる。
  • また、フェアーグラウンド・アトラクション時代からの盟友、ロイ・ドッズも、長年エディのサポートを続けている。

マーク・E・ネヴィン 編集

  • ブライアン・ケネディとスイートマウスを結成し、アルバム『グッドバイ・トゥ・ソングタウン』(1991年)を発表。ここで、フェアーグラウンド・アトラクション末期に温めていた新曲(その多くは来日公演で演奏された)を使う。
  • モリッシー(元ザ・スミス)の『キル・アンクル』(1991年)に、ギターと作曲で参加。モリッシーの次作『ユア・アーセナル』(1992年)収録の「アイ・ノウ・イッツ・ゴナ・ハプン・サムディ」も、モリッシーとマークの共作で、この曲は、デヴィッド・ボウイの『ブラック・タイ・ホワイト・ノイズ』(1993年)でカヴァーされる。
  • ケヴィン・エアーズの『スティル・ライフ・ウィズ・ギター』(1992年)に参加。
  • その後は、他アーティストに楽曲を提供したり、1999年から本格的にソロ活動を開始し、アルバムを2枚発表している。リンゴ・スターの『ヴァーティカル・マン』(1998年)収録の「アイム・ユアーズ」は、マーク・E・ネヴィンとマーク・ハドソンとリンゴの共作。また、エディとは絶縁したわけではなく、時々彼女のために曲を書き下ろしている。

関連項目 編集

脚注 編集

外部リンク 編集