フェデックスフィールド

フェデックスフィールドFedExField[1], 開場時の名称はJack Kent Cooke Stadium)は、アメリカ合衆国メリーランド州ランドーバーにあるスタジアムNFLワシントン・コマンダースの本拠地である。コマンダース・オーナーのダニエル・スナイダーが所有し、コマンダースが管理運営を行っている。

フェデックスフィールド
FedExField
The Big Jack

地図
施設情報
所在地 1600 FedEx Way
Landover, MD 20785
位置 北緯38度54分28秒 西経76度51分52秒 / 北緯38.90778度 西経76.86444度 / 38.90778; -76.86444座標: 北緯38度54分28秒 西経76度51分52秒 / 北緯38.90778度 西経76.86444度 / 38.90778; -76.86444
起工 1996年3月
開場 1997年9月14日
所有者 ダニエル・スナイダー英語版
運用者 ワシントン・コマンダース
グラウンド 天然芝
建設費 2億5050万ドル
設計者 HOK Sport
建設者 Bliss and Nyitray, Inc.
旧称
ジャック・ケント・クック・スタジアム(開場-1999年)
使用チーム、大会
ワシントン・コマンダース(1997-現在)
収容人員
91,704

5層の観客席を擁し、収容人数は91,665人。NFL各チームの本拠地スタジアムの中でも最も大きいスタジアムである。

スタジアムの歴史 編集

レッドスキンズ・オーナー(当時)のジャック・ケント・クックは1987年、RFKスタジアムに代わる新スタジアムの建設を計画。9年にわたる交渉の末、建設地がメリーランド州プリンス・ジョージ郡に決定すると、すぐさま建設が開始された。しかし新スタジアム完成が目前に迫っていた1997年4月6日、クックは死去した。

同年9月14日、新スタジアムはクックの名を冠しジャック・ケント・クック・スタジアムJack Kent Cooke Stadium)として開場。さらにアメリカ合衆国郵便公社郵便番号で20785番に割り当てられている地域のうちスタジアム周辺の一帯を、クックの二人の息子の名前「ラルフ(Ralph)」と「ジョン(John)」を組み合わせた「ラルジョン(Raljon)」という地名で登録した。

1999年5月、ダニエル・スナイダーがレッドスキンズとスタジアムを買収。同年11月、スタジアムの命名権フェデックスが27年2億ドルで取得し、現在の名称になった。スタジアム名はキャメルケースのため、日本語でも「・」(中黒)が入らない。多くのファンは現在でも、以前のスタジアム名のときの愛称“ビッグ・ジャック”と呼んでいる。また1999年から2000年にかけて計5500万ドルを投じて改修が行われ、スイート席を含む座席の増設やエスカレーターの設置がなされた。

フェデックスフィールドに移転してから、レッドスキンズのチケットが売れ切れにならなかったシーズンはない。NFL一の巨大スタジアムでありながら、シーズンチケットの予約は10年先まで待たなければならない。2005年12月18日のダラス・カウボーイズ戦(レッドスキンズ 35 - 7 カウボーイズ)には90,588人のファンが観戦に訪れ、観客動員の球団記録を更新した。

しかし2004年8月28日に開催されたカレッジフットボール・BCAクラシック(USCトロージャンズ=南カリフォルニア大学 24 - 13 バージニア・テック・ホーキーズ=バージニア工科大学)の一戦は91,665人を動員し、レッドスキンズのを上回るスタジアム記録となっている。

 
フェデックスフィールド外観

時折サッカーの試合も行われ、1999年にはFIFA女子ワールドカップ会場の一つとなっている。2005年7月28日にはD.C. ユナイテッドMLS)がチェルシーFCFAプレミアリーグ)と親善試合を行い1 - 2で敗れたものの、球団史上3位となる31,473人の観客を集めた。

脚注 編集

  1. ^ Redskins.com - Welcome to FedExField

外部リンク 編集

前本拠地:
RFKスタジアム
1961 - 1996
ワシントン・コマンダースの本拠地
1997 - 現在
次本拠地:
n/a
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