フェデリコ・デルボニス
フェデリコ・デルボニス(Federico Delbonis, 1990年10月5日 - )は、アルゼンチン・アスール出身の男子プロテニス選手。これまでにATPツアーでシングルス2勝。ダブルス2勝を挙げている。自己最高ランキングはシングルス33位、ダブルス110位。身長193cm。左利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。
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![]() 2019年ウィンブルドンでのフェデリコ・デルボニス | ||||
基本情報 | ||||
国籍 |
![]() | |||
出身地 | 同・ブエノスアイレス州 | |||
居住地 | 同・ブエノスアイレス州 | |||
生年月日 | 1990年10月5日(32歳) | |||
身長 | 193cm | |||
体重 | 88kg | |||
利き手 | 左 | |||
バックハンド | 両手打ち | |||
ツアー経歴 | ||||
デビュー年 | 2007年 | |||
ツアー通算 | 4勝 | |||
シングルス | 2勝 | |||
ダブルス | 2勝 | |||
生涯獲得賞金 | 4,986,069 アメリカ合衆国ドル | |||
4大大会最高成績・シングルス | ||||
全豪 | 3回戦(2016) | |||
全仏 | 4回戦(2021) | |||
全英 | 1回戦(2014-16・18・19・21) | |||
全米 | 2回戦(2014・16) | |||
4大大会最高成績・ダブルス | ||||
全豪 | 2回戦(2020) | |||
全仏 | 3回戦(2019) | |||
全英 | 2回戦(2016・18) | |||
全米 | 2回戦(2015・19) | |||
国別対抗戦最高成績 | ||||
デビス杯 | 優勝(2016) | |||
キャリア自己最高ランキング | ||||
シングルス | 33位(2016年5月16日) | |||
ダブルス | 110位(2019年7月22日) | |||
2022年2月3日現在 |
選手経歴編集
2007年 プロ転向編集
7歳からテニスを始め、2007年にプロに転向。
2010年編集
2010年全豪オープンから4大大会の予選に挑戦を始めたが、なかなか突破することが出来ず初出場は2013年全仏オープンであった。
2013年 ツアー初の決勝進出編集
2013年7月のドイツ国際オープンでは予選から勝ち上がり、トミー・ロブレド、ドミトリー・トゥルスノフ、フェルナンド・ベルダスコらを破りベスト4に進出した。準決勝ではロジャー・フェデラーを7-6(7), 7-6(4)で破る金星を挙げ初のツアー決勝に進出した。決勝ではファビオ・フォニーニに6–4, 6–7(8), 2–6で敗れ準優勝となったが、この活躍でランキングを114位から65位に上げトップ100入りを果たした。
2014年 ツアー初優勝編集
2014年3月のブラジル・オープンで2度目の決勝に進出した。決勝ではパオロ・ロレンツィを4–6, 6–3, 6–4で破りツアー初優勝を果たした[1]。大会後のランキングで44位となりトップ50入りを果たした。
2015年編集
2015年ジュネーブ・オープン準々決勝で世界9位のスタン・ワウリンカに6–7(5), 6–4, 6–4で勝利した。
2016年 デビス杯初優勝編集
2016年BNPパリバ・オープンでは3回戦で世界ランク2位のアンディ・マリーに6-4, 4-6, 7-6(3)で破る金星を挙げた。4月のハサン2世グランプリでは決勝でボルナ・チョリッチを6-2, 6-4で破り、ツアー2勝目を飾った。デビスカップ2016では準々決勝イタリア戦で2勝をあげ、準決勝進出に貢献。決勝のクロアチア戦で再び出場し、2-2で迎えた第5試合でイボ・カルロビッチに6-3, 6-4, 6-2で勝利し、アルゼンチンの優勝を決めた。
2017年 ATP500ベスト4、チャレンジャー大会で4度の決勝進出編集
ブラジル・オープンでは1回戦でヨゼフ・コバリク、2回戦でキャスパー・ルードを破って準々決勝進出。マイアミ・オープンでは1回戦でフアン・モナコ、2回戦でパブロ・カレーニョ・ブスタ、3回戦ではヤン=レナード・ストルフを破って4回戦進出。4回戦では錦織圭に敗れた[2][3]。6月に行われたチェコ・オープンでは1回戦でエフゲニー・ドンスコイ、2回戦でニコラス・ジャリー、準々決勝でトミー・ロブレド、準決勝でマーカス・エリクソンを破って決勝進出。決勝ではイジー・ベセリーに敗れ準優勝[4]。トーディ・チャレンジャーでは1回戦でエンリケ・ロペス・ペレス、2回戦でステファノ・トラヴァーリャ、準々決勝でファクンド・バグニス、準決勝でドゥシャン・ラヨビッチを破って決勝へ進出し、決勝ではマルコ・チェッキナートを7-5,6-1のストレートで下し優勝[4]。翌週のミラノ・チャレンジャーにも出場し、1回戦でクリストファー・オコネル、2回戦でズデニェク・コラーシュ、準々決勝でウラジミール・イニャティック、準決勝でチェッキナートを破って2週連続の決勝進出を果たしたが、決勝戦のギド・ペラとの試合では途中棄権し準優勝[4]。ドイツ国際オープンでは予選を勝ち上がり、本戦では1回戦でカルロス・ベロルク、2回戦でダビド・フェレール、準々決勝でカレン・ハチャノフを破って準決勝進出[5]。準決勝ではレオナルド・マイエル相手に敗れた[6]。10月に行われたカリ・チャレンジャーでは1回戦でゴンザロ・ラマ、2回戦でイニゴ・セルバンテス、準々決勝でブラジュ・ロラ、準決勝でジェラルド・メルツァーを破って決勝へ進出し、決勝ではギリェルメ・クレザルを7-6,7-5のストレートで下してチャレンジャー大会2勝目となった。
2021年 マスターズベスト8編集
3月のチリ・オープンでは2年ぶりに5度目のダブルス決勝進出を果たして、惜しくも準優勝。
5月のBNLイタリア国際では1回戦でカレン・ハチャノフ、2回戦でダビド・ゴファン、3回戦でフェリックス・オジェ=アリアシムらを破り、初のマスターズ1000準々決勝に進出。準々決勝ではライリー・オペルカに敗れた。この活躍で2017年3月以来、4年ぶりにシングルスランキングトップ50に復帰。
全仏オープンでは1回戦でラドゥ・アルボット、2回戦でパブロ・アンドゥハル、3回戦で第27シードのファビオ・フォニーニらを破り、グランドスラムで初の4回戦進出。4回戦ではアレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナに敗れた。
ATPツアー決勝進出結果編集
シングルス: 4回 (2勝2敗)編集
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結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | スコア |
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準優勝 | 1. | 2013年7月21日 | ハンブルグ | クレー | ファビオ・フォニーニ | 6–4, 6–7(8), 2–6 |
優勝 | 1. | 2014年3月2日 | サンパウロ | クレー | パオロ・ロレンツィ | 4–6, 6–3, 6–4 |
準優勝 | 2. | 2014年5月24日 | ニース | クレー | エルネスツ・グルビス | 1–6, 6–7(5) |
優勝 | 2. | 2016年4月10日 | マラケシュ | クレー | ボルナ・チョリッチ | 6-2, 6-4 |
デビスカップ: 優勝 (1)編集
年 | アルゼンチンチーム | ラウンド/相手 |
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2016年 | フアン・マルティン・デル・ポトロ フェデリコ・デルボニス ギド・ページャ レオナルド・マイエル フアン・モナコ カルロス・ベルロク レンソ・オリボ |
1R: ポーランド 2–3 アルゼンチン QF: イタリア 1–3 アルゼンチン SF: イギリス 2–3 アルゼンチン FN: クロアチア 2–3 アルゼンチン |
シングルス成績編集
- 略語の説明
W | F | SF | QF | #R | RR | Q# | LQ | A | Z# | PO | G | S | B | NMS | P | NH |
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.
大会 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 通算成績 |
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全豪オープン | LQ | A | A | A | 1R | 1R | 3R | 1R | 1R | 1R | 2–6 |
全仏オープン | LQ | LQ | LQ | 2R | 1R | 1R | 1R | 1R | 2R | 2R | 3–7 |
ウィンブルドン | A | LQ | A | A | 1R | 1R | 1R | A | 1R | 1R | 0–5 |
全米オープン | LQ | A | LQ | LQ | 2R | 1R | 2R | A | 1R | 1R | 2–5 |
大会最高成績編集
大会 | 成績 | 年 |
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ツアーファイナルズ | A | 出場なし |
インディアンウェルズ | 4R | 2016 |
マイアミ | 4R | 2017 |
モンテカルロ | 2R | 2021 |
マドリード | 3R | 2021 |
ローマ | QF | 2021 |
カナダ | 1R | 2014, 2016 |
シンシナティ | 2R | 2019 |
上海 | 1R | 2016 |
パリ | 1R | 2020, 2021 |
オリンピック | 1R | 2016 |
デビスカップ | W | 2016 |
ATPカップ | RR | 2022 |
脚注編集
- ^ “デルボニスがツアー初V ブラジル・オープン”. Sponichi Annex. (2014年3月3日)
- ^ “Nishikori Survives Verdasco In Miami Marathon”. atptour.com. 2017年3月26日閲覧。
- ^ “Nishikori Keeps Title Hopes Alive In Miami”. atptour.com. 2017年3月28日閲覧。
- ^ a b c “Pella Powers To Milan Challenger Title”. atptour.com. 2017年7月2日閲覧。
- ^ “Watch Highlights: Delbonis Ends Khachanov's Hamburg Bid”. atptour.com. 2017年7月28日閲覧。
- ^ “All-Mayer Final Set In Hamburg”. atptour.com. 2017年7月29日閲覧。
外部リンク編集
- フェデリコ・デルボニス - ATPツアーのプロフィール (英語)
- フェデリコ・デルボニス - デビスカップのプロフィール (英語)
- フェデリコ・デルボニス - 国際テニス連盟
- ウィキメディア・コモンズには、フェデリコ・デルボニスに関するカテゴリがあります。