フェリーおおさかは、名門大洋フェリーが運航していたフェリー

フェリーおおさか
基本情報
船種 フェリー
船籍 日本の旗 日本
所有者 名門大洋フェリー
船舶整備公団[1]
運用者 名門大洋フェリー[2]
建造所 佐伯重工業[2](第1016番船)[1]
姉妹船 フェリーきたきゅうしゅう[2]
航行区域 沿海[1]
船級 JG(第二種船)[1]
IMO番号 9021382
経歴
起工 1991年5月21日[1]
進水 1991年9月26日[1]
竣工 1992年1月14日[2]
就航 1992年1月22日
運航終了 2015年9月16日
要目
総トン数 9,306 トン[2]
載貨重量 4,072トン[2]
全長 160.0 m[2]
全幅 25.0 m[2]
型深さ 8.0 m[1]
満載喫水 6.0 m[1]
主機関 NKK SEMT-Pielstick 18PC2-6V×2基[1]
推進器 可変ピッチプロペラ 2軸
最大出力 27,000馬力[1]
定格出力 22,950馬力[1]
最大速力 25.9 ノット[2]
航海速力 22.9 ノット[2]
航続距離 2,800海里[1]
旅客定員 689名[1]
乗組員 49名[1]
車両搭載数 トラック160台、乗用車100台[1]
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概要 編集

フェリーすみよしフェリーはこざきの代船として[2]、僚船のフェリーきたきゅうしゅうとともに佐伯重工業で建造され[1]、1992年1月22日に大阪南港 - 新門司航路に就航した。 第1便に就航していたが、フェリーおおさかIIの就航により、2015年9月16日で引退した。

その後、GOLDEN BIRD 5と改名してインドネシアに売船されている。

船内 編集

「NEW MODERN FANTASY」(近未来・ゆとり感覚)をデザインコンセプト、「TROMPLOY」「FANCY」をイメージコンセプト、「FUSION的感覚」をキーワードとして本船は「春の瀬戸路」のイメージでさわやかさを感じる桃葉色・若葉色を基調にフレッシュでまろやかなカラーリングを施した[2]

Aデッキ
  • 特等室(和洋室2名×2室・洋室2名×4室)
  • 一等室(洋室5名×22室・4名×2室・2名×8室 和室4名×4室)
  • 特二等室(洋室8名×12室・和室6名×4室)
  • シャワー室
Bデッキ
  • 二等室(和室6室・洋室5室)
  • ドライバー室(73名 1段ベッド[2]
  • エントランスホール - 4本の柱で古代ギリシャ建築のイメージを施した[2]
  • 案内所
  • 売店
  • レストラン
  • TVラウンジ
  • スナック
  • ラウンジ
  • 麻雀室
  • 浴室
  • ゲームコーナー
  • シーサイドテラス
ドライバー甲板
  • ドライバー浴室
  • ドライバー休憩室
車両甲板[2]
  • Cデッキ:8tトラック80台・乗用車26台
  • Dデッキ:8tトラック80台・乗用車15台
  • Eデッキ:乗用車25台
  • Fデッキ:乗用車34台

事故・インシデント 編集

1993年7月11日、6時17分ごろ、新門司港から大阪南港へ向かって播磨灘を航行していた本船は、漁船を回避するために変針した際に、浅所である鹿ノ瀬に接近し、乗揚げた。乗揚げにより本船は船底外板に凹損を生じ、積載車両3台が損傷した。事故原因は、船位と浅所の相対位置の確認が不十分であったため、とされた。事故発生当時、現場海域には霧が出ており、視程は約400メートルだった[3]

脚注 編集

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 新造船写真集 カーフェリー フェリーおおさか - 船の科学1992年6月号
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 9,300総トン型旅客高速カーフェリー"フェリーおおさか"の概要 - 船の科学1992年6月号
  3. ^ 高等海難審判庁 (12 March 1997). 平成8年第二審第2号 旅客船フェリーおおさか乗揚事件 (PDF) (Report). 海難審判・船舶事故調査協会. 2016年2月15日閲覧

外部リンク 編集