フォレスターハウス

愛媛県新居浜市別子山にある施設

フォレスターハウスは、愛媛県新居浜市別子山中七番の愛媛県道47号新居浜別子山線沿いに位置し、森林を学ぶことができる施設である。 住友の森は対象面積1890ヘクタールで、4つのゾーンからなる。ここではそのうち「記念広場・フォレスターハウス周辺 10ヘクタール」を紹介する。自然に接するための遊歩道が整備されていて、入館料は不要。

フォレスターハウス
フォレスターハウス
フォレスターハウス
施設情報
テーマ 住友の森エコシステム
所在地 愛媛県新居浜市別子山中七番
位置 北緯33度50分12.65秒 東経133度19分39.17秒 / 北緯33.8368472度 東経133.3275472度 / 33.8368472; 133.3275472座標: 北緯33度50分12.65秒 東経133度19分39.17秒 / 北緯33.8368472度 東経133.3275472度 / 33.8368472; 133.3275472
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概要 編集

住友家別子支配人の伊庭貞剛が実施した大造林計画100周年を記念して、1993年にフォレスターハウス[1]と記念広場[2]がこの地に開設された。ここは、別子銅山事業を支える銅山備林のため、1882年(明治15年)に苗木栽培所が設立されたところであり、住友の植林事業の始まりである。[3] 館内では、植林の歴史、実験林データー等を公開・展示している。館外では、キレンゲショウマ、カタクリアヤメシャクナゲの花園や、ヒノキスギシラカバの林があり森林浴ができる。

なお、あと3つのゾーンは「中七番エリア 1467ha」、「筏津エリア 99ha」、「旧別子メモリアルゾーン 314ha」である。[4]

句碑歌碑:住友吉左衛門友成「移し植ゑし落葉松ここに黄葉して か久美はしき樹林と成りぬ」[5]が玄関ロータリー脇に、合田一系「此処に見る平家平や時鳥」が記念広場の東に、伊庭貞剛「五ヶ年の跡見返れば雪の山」[6]が記念広場の南に。

利用について 編集

開館日:水曜日から日曜日、10時から16時、12月から2月は冬期休館。
JR新居浜駅・新居浜ICより約25km(車で約1時間)

脚注 編集

  1. ^ 木を植えた人々=森林技術者にちなみ名付けられた
  2. ^ 中央のモニュメントは八角形で黒御影石の一種であるウキガネ石でできている。
  3. ^ 設置説明看板より
  4. ^ 同館のパンフレットより
  5. ^ 第16代家長友成が別子銅山において閉山の前年の昭和47年にこの300年を振り返って詠んだ歌
  6. ^ 明治32年支配人として5年間の職務を終え新居浜から大阪へ帰任する際読んだ句

外部リンク 編集