フォーサイト (雑誌)

Foresight』(フォーサイト)とは、新潮社によって運営されているウェブサイトである[1]

フォーサイト
URL www.fsight.jp
ジャンル 国際情報
運営者 株式会社新潮社
収益 プレミアム会員サービス
営利性 有料会員(月額800円、年額9600円)

有料会員制の情報サイトであるが、一部、無料で読むことのできる記事・コンテンツもある。 世界のニュース、日本の政治経済の重要な動きに関する記事・コンテンツを月額800円(税込)で提供している[2]

日本マイクロソフト元社長で「HONZ」代表の成毛眞が、著書『情報の「捨て方」』で、「インテリジェンス(文字にはなってしまいますが、情報としての偏差値は高い)なのです。他者に差を付けたければ、絶対に読むべき媒体です」と評価した[3]

2017年4月より、安河内龍太に代わり、副編集長であった内木場重人が編集長に就任。2020年2月からは西村博一が編集長に就任、西村も嘗て同誌の編集に携わっていた人物。

概要編集

沿革編集

1990年3月に、冷戦後の国際情勢と日本の政治経済の最先端の動きを伝える会員制クオリティ誌として創刊された(B5版)。1994年から1999年まで地球儀をキャンバスに世界情勢を描くインゴ・ギュンタードイツ語: de:Ingo_Günther_(Künstler))のグラフィックが『フォーサイト』の表紙を飾った[4][5]。2002年3月にA5変形版となる。2010年4月に休刊し[6]、9月にオンライン化されてwebマガジンとなった[7]。有料会員はこれまで掲載された1万本以上の記事すべてを読むことができる。

内容編集

2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件以前にアルカイダウサマ・ビンラディンをいち早く危険人物として紹介したり[8]、早くからリーマン・ショックの引き金となったサブプライムローンに警鐘を鳴らすなど、紙媒体時代から、国際政治・経済に対する独自の情報・分析(記名記事が主)が強みである。基本的に平日毎日更新(年末年始は除く)だが、歴史・文芸的な連載記事は休日に更新されることもある。

記事・コンテンツは「記事」、「専門家の部屋」と一部それらに属さないものからなっていたが、2020年9月からアジアや北米と言った地域や政治やカルチャーといったカテゴリはあるものの各記事がより横断的なものとなっており、「専門家の部屋」が廃止になった。
以前は会員の情報・意見交換のためのフォーラムである「Foresight Forum」があったが、2019年に廃止された。

一般的な記事とは別に不定期更新の「池内恵の中東通信」・「岩瀬昇のエネルギー通信」が設置されている。


メールマガジン編集

記事の更新について、週1回のメールマガジンが有料会員に送られる[9]

連載編集

これ以外に平井久志の北朝鮮情勢に関する記事は数回・数日に渡る分載となることが多い。

過去の連載編集

これ以外に平日毎日更新の記事として、トランプ「今日のつぶやき」が掲載されていた。翻訳と解説は藤原朝子。

書籍化された連載編集

  • 「民族世界地図」 (単行本から新潮文庫) (浅井信雄
  • 「宗教世界地図」 (単行本から新潮文庫) (立山良司
  • 「ジョークで読む国際政治」(新潮新書)(名越健郎
  • 「ワインと外交」(新潮新書)(西川恵
  • 「人間の浅知恵」(新潮新書)(徳岡孝夫
  • 「中東 危機の震源を読む」 (新潮選書) (池内恵
  • 「追跡・アメリカの思想家たち」 (新潮選書) (会田弘継
  • 「軍事のリアル」(角川新書)(冨澤暉
  • 「移民クライシス」(角川新書)(出井康博
  • 「君主号の世界史」(新潮新書)(岡本隆司
  • 「テロリストの誕生 イスラム過激派テロの虚像と実像」(草思社) (国末憲人

他多数

紙媒体時代末期の発行部数編集

発行部数(2008年4月以降)(社団法人日本雑誌協会
1〜3月 4〜6月 7〜9月 10〜12月
2008年 22,000 部 22,000 部 22,000 部
2009年 22,000 部 22,015 部 22,000 部 22,167 部
2010年 20,000 部

脚注編集

  1. ^ 雑誌|新潮社
  2. ^ フォーサイトご利用ガイド
  3. ^ 成毛眞『情報の「捨て方」知的生産、私の方法(角川新書 K-24)』KADOKAWA、2015年、52頁。ISBN 978-4-04-102844-5
  4. ^ Ingo Günther Biography
  5. ^ My Globes: Foresight Style
  6. ^ 「フォーサイト」休刊のお知らせ
  7. ^ 「ウェブ版フォーサイト」今夏スタートのお知らせ
  8. ^ フォーサイト2000年6月号「広がる自爆テロの恐怖」34〜37ページ
  9. ^ メールマガジンについて

外部リンク編集