フライデイ・ナイト・イン・サンフランシスコ〜スーパー・ギター・トリオ・ライヴ!

フライデイ・ナイト・イン・サンフランシスコ〜スーパー・ギター・トリオ・ライヴ!Friday Night In San Francisco)とは、アル・ディ・メオラジョン・マクラフリンパコ・デ・ルシアという3人のギタリストによる、アコースティック・ギター3本だけの演奏を収録したライブ・アルバム

Friday Night In San Francisco
アル・ディ・メオラジョン・マクラフリンパコ・デ・ルシアライブ・アルバム
リリース
録音 1980年12月5日
ワーフィールド劇場、サンフランシスコ アメリカ合衆国の旗
ジャンル フラメンコジャズ
時間
レーベル CBS/Sony Inc.
25AP-2035
プロデュース アル・ディ・メオラ、ジョン・マクラフリン、パコ・デ・ルシア
チャート最高順位
アル・ディ・メオラジョン・マクラフリンパコ・デ・ルシア アルバム 年表
フライデイ・ナイト・イン・サンフランシスコ〜スーパー・ギター・トリオ・ライヴ!
1981年
『パッション、グレイス&ファイア〜情炎』
1983年
EANコード
EAN 4547366258967
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専門評論家によるレビュー
レビュー・スコア
出典評価
Allmusic4.5/5stars[1]
The Rolling Stone Jazz Record Guide4/5stars[2]

解説編集

スーパー・ギター・トリオについて編集

日本では、この3人を「スーパー・ギター・トリオ」と呼ぶことも多く、本作も1996年の再発CDまでは「スーパー・ギター・トリオ」名義となっていたが、メンバーは必ずしも同じではない。アル・ディ・メオラの代わりにラリー・コリエルが参加することもあり、本作レコーディングの翌年に行われた来日公演でもラリーが帯同している。しかしその後、ジョン、アル、パコというラインナップでスタジオ・レコーディングも行われ、1996年の再結成でも同じ3人だったので、スーパー・ギター・トリオといえばこの3人を指すのが慣例となっている。余談だが、アル、ラリー・コリエル、ビレリ・ラグレーンの共演を収録したDVD『スーパーギター・トリオ&フレンズ』のアーティスト表記は、日本では「ザ・スーパーギター・トリオ」と、微妙に変えている。

本作について編集

1980年のジャズ界においては、アコースティック・ギター3本だけのライブ自体が画期的だった。特にアルは、速弾きエレクトリック・ギタリストというイメージが強かったため、所属レコード会社のコロムビア・レコードは、このアイディアに対して非協力的だったということが、1996年6月の記者会見でアルの口から語られている[3]。しかし、既に自分のアルバム『エレガント・ジプシー』でパコと共演し、大きな手応えを得ていたアルは、このアイディアに飛びついた。そして、結果的に本作は大ヒット。1996年の時点で、本作とスタジオ盤『パッション、グレイス&ファイア〜情炎』を合計すると、350万枚売れたと発表されている[3]

5曲のうち、実際に3人が共演しているのはアル・ディ・メオラ作の「幻想組曲」とジョン・マクラフリン作の「ガーディアン・エンジェル」の2曲だけで、あとは2人ずつのギター・バトルという体裁になっている(詳細は収録曲の項目参照)。また、「ガーディアン・エンジェル」のみライブ録音でなくスタジオ録音で、ニューヨークでレコーディングされた(録音年月日は不明)。

収録曲編集

Side one編集

  1. 地中海の舞踏 (Mediterranean Sundance) / 広い河 (Rio Ancho)(11:33)
    作曲:アル・ディ・メオラ / パコ・デ・ルシア
    左チャンネル - アル・ディ・メオラ、右チャンネル - パコ・デ・ルシア
  2. 黒い森 (Short Tales Of The Black Forest)(8:40)
    作曲:チック・コリア
    左チャンネル - ジョン、右チャンネル - アル・ディ・メオラ

Side two編集

  1. フレボ (Frevo Rasgado)(7:55)
    作曲:エグベルト・ジスモンチ
    左チャンネル - ジョン・マクラフリン、右チャンネル - パコ・デ・ルシア
  2. 幻想組曲 (Fantasia Suite) (8:50)
    作曲:アル・ディ・メオラ
    左チャンネル - パコ・デ・ルシア、中チャンネル - ジョン・マクラフリン、右チャンネル - アル・ディ・メオラ
  3. ガーディアン・エンジェル (Guardian Angel) (3:59)
    作曲:ジョン・マクラフリン
    左チャンネル - パコ・デ・ルシア、中チャンネル - ジョン・マクラフリン、右チャンネル - アル・ディ・メオラ

アルバム参加ミュージシャン編集

  • アル・ディ・メオラ - アコースティック・ギター
  • ジョン・マクラフリン - アコースティック・ギター
  • パコ・デ・ルシア - フラメンコ・ギター

製作クレジット編集

  • ライブ・レコーディング・エンジニア - レックス・オルソン(Rex Olson)、ティム・ピンチ (Tim Pinch)、トム・ピンチ (Tom Pinch)
    Recorded Live at The Warfield Theatre, San Francisco, California, Friday, December 5, 1980 except "Guardian Angel", recorded and mixed at Minot Sound, White Plains.
  • ミキシング・エンジニア - レイ・バービー(Ray Bardani)
  • マスタリング・エンジニア - ボブ・ラディック英語版
    Mastered at Masterdisk, New York.
  • エグゼクティブ・プロデューサー - バリー・マーシャル(Barrie Marshall)、フィリップ・ロベルジュ(Philip Roberge)


  • カバー・デザイン - ゲルト・フォンテーヌ(Gerd Fontagne)
  • カバー・レタリング - セス・ショウ(Seth Shaw)
  • 写真(裏) - ランディー・バチマン(Randy Backman)
  • 写真(内部) - ダリル・ピット(Darryl Pitt)

リリース日一覧編集

地域 リリース日 レーベル 規格 カタログ番号 備考
日本 1981年 CBS/Sony Inc. 30cmLP 25AP 2035 STEREO
1982年10月10日 12cmCD 35DP 9 STEREO
1996年12月12日 SRCS 9170 Master Sound
1999年8月4日 SME Records SA-CD SRGS-4512 STEREO
2001年3月23日 12cmCD SRCS-9656 DSD - SBM Remaster
2005年5月18日 SONY Records SICP-750 STEREO
2008年12月24日 Blu-spec CD SICP-20020 STEREO
2012年5月9日 Sony Music Entertainment Inc. デジタル・ダウンロード G010001374803L mora AAC-LC 320kbps[4]
724573895 iTunes Store[5]
2013年10月9日 Blu-spec CD SICP-30304 STEREO
2016年4月27日 12cmCD SICJ-143 STEREO

参考文献編集

外部リンク編集

出典・脚注編集

  1. ^ Gioffre, Daniel. “Friday Night in San Francisco - Al di Meola | AllMusic”. allmusic.com. 2011年8月12日閲覧。
  2. ^ Swenson, J. (Editor) (1985). The Rolling Stone Jazz Record Guide. USA: Random House/Rolling Stone. pp. 61. ISBN 0-394-72643-X. 
  3. ^ a b 日本盤再発CD(SRCS 9170)ライナーノーツ(成田正、1996年10月)
  4. ^ Friday Night In San Francisco”. LabelGate Co.,Ltd.. 2016年8月7日18:00閲覧。
  5. ^ Friday Night In San Francisco (Live)”. Apple Inc.. 2016年8月7日18:00閲覧。