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フラッシュカット

フラッシュカットとは、アニメドラマ等の映像媒体で使用されている、特殊な映像表現手法の一つ。本来はクロスカッティング(フラッシュバック)と呼ぶべきもので、その誤用が普及したものである。

概要編集

フラッシュカットとは0.2 ‐ 0.5秒程度で瞬間的に映像を変化させていく映像手法である。BGMのリズムに合わせて部分的に行われる方法と、ランダムに連続して早いタイミングで行われる方法の二種に大別される。

前者の方法は、オープニングテーマなどで使われることが多い。リズムカットのタイミングが合っていないと非常に見苦しくなってしまうため、曲と絵のリズムをよく合わせる必要がある。この方法は特にオケヒットなどのリズム系の音色に合わせて行われる。また、アーティストPV等でも使用されることが多い。

それぞれのカットが映像的に繋がっていない場合、完全に音楽が「主」で映像が「従」となる(=映像だけでは無意味)。そのため、スタッフのリズム感と音楽センスが問われる形となっている。

歴史編集

ドラマ
フラッシュカット的なフィルム(映像)の編集方法は決して新しくはない。例えば1970年代のテレビドラマ『太陽にほえろ!』のOPでも使われている。また庵野秀明も私淑した昭和の映画人・岡本喜八監督は1996年にアニメ誌『アニメージュ』で庵野監督と対談し、TV版『エヴァンゲリオン』を見て親近感を覚えたと発言している。
アニメ
アニメにおいては、フラッシュカットという手法自体は昔から使用されていた。しかし、フラッシュカットが特に注目を集め始めたのは、テレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のオープニングアニメでの演出である。序盤の流れるような世界観の表現から、中盤のリズムに合わせたフラッシュカット、そして後半のランダムで連続したフラッシュカットという一連の演出は、視聴者のみならず同業界の制作者達を含め、社会的にも大きな影響を与えた。これ以降、多くのアニメ・ドラマにおいて同様の手法や演出が取り入れられ、一般的な手法と認知された。

関連項目編集

  • 残酷な天使のテーゼ (上記で言及されている、『新世紀エヴァンゲリオン』のオープニングテーマ曲)