フランシス・ガリフランシス・ガリー、Francis Gurry、1951年5月17日 - )は、オーストラリア出身の国際公務員である。2008年10月1日から2020年9月までに世界知的所有権機関(WIPO)の第4代事務局長を務めた[1]

フランシス・ガリ

略歴 編集

オーストラリアのメルボルン及びシドニー弁理士として働くかたわら、メルボルン大学で法学の講師を務めていたが、1985年にWIPO事務局に入り、1999年に事務局長補、2003年に事務局次長に就任した。この間、WIPOにおいては、ドメイン・ネーム等に関する裁判外紛争解決手続を行うWIPO仲裁・調停センター(WIPO Arbitration and Mediation Center)の設立に関わったほか、特許協力条約(PCT)等を担当してきた。

メルボルン大学より1974年に法学学士号、1976年に法学修士号を、また、ケンブリッジ大学より1980年に博士号(Ph.D.)を受けている。 さらに、2014年には東京理科大学より名誉博士号を授与された。

2021年4月の春の叙勲で旭日大綬章を受章[2][3]

脚注 編集

  1. ^ Director General Francis Gurry” (英語). www.wipo.int. 2021年10月5日閲覧。
  2. ^ 令和3年春の外国人叙勲受章者名簿(在外受章者) - 内閣府
  3. ^ 『官報』号外第99号、令和3年4月30日

関連項目 編集

外部リンク 編集