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フランスのスポーツでは、フランスのスポーツ事情について記述する。また、競技そのものに関する詳細な記述に関しては個別の項目を参照の事。

サッカー編集

サッカーにおいてもフランスは欧州でも強豪国として知られ、サッカーフランス代表は過去にFIFAワールドカップで優勝2回(1998年2018年)・準優勝1回(2006年)、UEFA欧州選手権では優勝2回(1984年2000年)・準優勝1回(2016年)の成績を残している。

フランス国内リーグのトップカテゴリーであるリーグ・アンには、パリ・サンジェルマンFCオリンピック・マルセイユオリンピック・リヨンなどの強豪クラブが所属している。また、隣国のモナコから参戦しているASモナコも強豪クラブに数えられている。

しかしリーグ・アンはプレミアリーグイングランド)・リーガ・エスパニョーラスペイン)・ブンデスリーガドイツ)・セリエAイタリア)で構成される4大リーグに次ぐリーグレベルであると見られることが多い。そのためジネディーヌ・ジダンティエリ・アンリカリム・ベンゼマなどに代表されるように、近年の有名選手が国外のリーグでプレーするケースが多くなっている。UEFAチャンピオンズリーグでの優勝は2019年現在1993年オリンピック・マルセイユが唯一である。

バスケットボール編集

近年は数多くのNBA選手を輩出しており、中でもNBA史上初の外国人選手のファイナルMVP受賞者となったトニー・パーカーが有名である。

国内には、LNBと呼ばれるプロバスケットボールリーグがある。リーグ自体のレベルはスペインリーグギリシャリーグよりは落ちると言われているが、国立体育・スポーツ研究センター(INSEP)の存在により選手個々の育成レベルは非常に高く、数多くのNBA選手(トニー・パーカー、ボリス・ディアウミカエル・ピートラスニコラス・バトゥムロニー・トゥリアフヨハン・ペトロアレクシス・アジンサヤクーバ・ディアワライアン・マヒンミロドリグ・ボーボワ)を輩出している。

代表はこれまでにオリンピック出場6回、世界選手権出場5回を誇る。2000年シドニー五輪では2度目の銀メダルを獲得。決勝戦でドリームチームⅣと呼ばれたアメリカ代表を後一歩の所まで追い詰め、それまでの「アメリカ圧勝」の図式を崩した。この苦戦を機に、「ドリームチーム」という名前は使用されなくなった。

バスケットボール欧州選手権(通称『ユーロバスケット』)では、過去銀メダル1個、銅メダル5個を獲得している。近年では2005年に銅メダルを獲得した。ただ、代表チームの課題はNBA選手が多い為、オフシーズンの代表招集に主力が全員揃わない傾向にある。代表チームのニックネームは「Les Bleus」である。

自転車競技編集

 
ベルナール・イノー。

フランスは、現存する記録では世界最古の自転車レースが行なわれた国である(1862年、サン・クルーでの1200m競走)。1869年に行なわれたパリ〜ルーアンは、ロードレース最古のレースと言われている。この2つの事実により、自転車競技発祥の地という見方もできる。

加えてロードレースでは、1891年ボルドー〜パリパリ~ブレスト~パリ1896年パリ〜ルーベ1903年ツール・ド・フランスを、トラックレースでは、1894年グランプリ・ド・パリといった国際レースを誕生させ、黎明期から今日に至るまで、世界の自転車競技界を牽引する役割を果たしている。とりわけツール・ド・フランスは世界的な人気を博し、夏季オリンピックFIFAワールドカップと並ぶ世界的スポーツ大会と称する人も少なくない。

著名な自転車選手も枚挙に暇がないが、ツール・ド・フランスで5回の総合優勝を果たしたジャック・アンクティルベルナール・イノーは特に当国を代表する自転車選手として世界的に有名。また、49歳10ヶ月の年齢で出場した北京オリンピックで4位入賞を果たし、今なお現役を続ける女子のジャニー・ロンゴも同様に当国の代表的選手である。トラックレースでは、ポール・マソンダニエル・モレロンアルノー・トゥルナン、女子のフェリシア・バランジェマウンテンバイクでは、ジュリアン・アプサロンや女子のアンヌ=カロリーヌ・ショソン(初代女子BMXオリンピック金メダリスト)が著名な選手として挙げられる。

競馬編集

フランスは競馬も盛んであり、馬券配当決定方式の一つであるパリミュチュエル方式にも名を残す。毎年10月にパリロンシャン競馬場で開催される凱旋門賞は「ヨーロッパ最強馬を決めるレース」として有名であるほか、GI競走も多数開催される。

モータースポーツ編集

フランスではモータースポーツも盛んで、世界三大レースの一つとして知られるル・マン24時間レースや、F1フランスグランプリなど、国内では数多くのレースが開催される。国際自動車連盟(FIA)の本部も現在パリ市内のコンコルド広場に置かれている。

レーシングドライバーとしては、フランス人として初のF1ワールドチャンピオンとなったアラン・プロストが特に有名である。プロストの他にもフランソワ・セベールルネ・アルヌージャン・アレジオリビエ・パニスエリック・コマスなど過去に多数のF1ドライバーを輩出している。ラリーの世界でも、世界ラリー選手権(WRC)で5年連続シリーズチャンピオンを獲得し、現在WRC最多勝記録を持つセバスチャン・ローブを初めとして、同じくWRCチャンピオン経験者のディディエ・オリオールダカール・ラリー優勝経験のあるステファン・ペテランセルリュック・アルファン、ダカール・ラリーに加えスポーツカー世界選手権(SWC)でも活躍したジャン=ルイ・シュレッサーなど、有名ドライバーは枚挙に暇がない。

ラグビーユニオン編集

 
シックス・ネイションズ・チャンピオンシップ2007でウェールズと対戦するフランス。

ラグビーユニオン: rugby à 15または jeu à 15)は、1870年代初頭にイギリス人外交官によって初めてフランスに導入された。全国的にはサッカーの方がはるかに人気があるのに対して、ラグビーユニオンは国の南半分、特にトゥールーズ周辺、フランス領バスクカタロニアでは優勢である。

登録選手数という点ではフランスのチームスポーツで第7位であり、2014年の登録選手数は360,847人だった[1]。フランスには1,737のクラブがあり、登録選手数の数は近年著しく増加している(2000年の登録選手数は約26万人)[2]

競技人口ではサッカー、テニスに及ばないが、球技スポーツの人気においてはサッカーに次ぎ、特に南部ではサッカーを凌ぐほどである。プロリーグフランス選手権トップ14スタッド・トゥールーザンスタッド・フランセの試合はフランスのプロスポーツにおいてもっとも観客を集める試合の一つとなっている。

ナショナルチームはワールドラグビーのティア1(歴史的な強豪10カ国)である。毎年2月から行われる国別対抗戦シックス・ネイションズはその長い歴史の中でフランスにおける年間のスポーツカレンダーに定着しており、国民的イベントの1つになっている。シックス・ネイションズでは前身大会も含めこれまで16回の優勝を果たしている。2010年のシックス・ネイションズではフランス代表は全勝優勝(グランドスラム)を果たし、優勝を決したイングランド戦ではスタッド・ドゥ・フランスの最多観客動員記録を更新した。ワールドカップは第1回から全大会に出場しており、2007年には開催国にもなっているが、優勝は未だなく最高位は2度の準優勝である。

もともと富裕層や高学歴の学生を中心にプレーされていたため、グランゼコールを卒業した選手や引退後はジャン・ピエール・リーヴ英語版のように彫刻家に転身したり、サルコジ政権でスポーツ相を務めたベルナール・ラポルテ英語版のように、他分野で活躍する元選手も多い。現役でありながら全国紙ル・モンドに連載寄稿する選手(シルヴァン・マルコネ)もおり、イギリス同様にフランスでもラグビー選手は一種の社会的ステータスになっている。

代表選手の構成は、サッカーやバスケットボールに比べるとヨーロッパ系選手の割合が目立つが近年はスペイン系、イタリア系、オランダ系、ポーランド系、ベトナム系などサッカー同様に非常に多彩な顔ぶれになっている。中でも有名なのがセバスチャン・シャバルで、シャバルもプレー以上にそのカリスマ的な風貌によって国民的な人気を有する選手でもある。

フランスのトップクラブは国内クラブ競技会であるトップ14に参加する。クラブはノックアウト方式のヨーロピアンラグビーチャンピオンズカップヨーロピアンラグビーチャレンジカップにも参加する。

2010年、スタッド・ドゥ・フランスで開催されたトゥールーズビアリッツハイネケンカップ全仏決勝はフランス2で320万人の視聴者を集めた[3]。2011年、トップ14の決勝はフランス2とCanal+で440万人の視聴者を集め[4]、ニュージーランドとフランスとの間で争われたワールドカップ決勝戦はTF1で1,540万人の視聴者を集めた。これはフランスのテレビ放送開始以来の最多視聴者数である[5]

ラグビーリーグ編集

ラグビーリーグ: rugby à treizeまたはjeu à treize)は1930年代からフランスでプレーされており、ラグビーユニオンと同様に南部で最も人気がある。ほぼ間違いなく、フランス代表がワールドカップで決勝に進出し、テストシリーズでオーストラリア、グレートブリテン、ニュージーランドを破った1950年代と1960年代に人気は最高潮に達した。フランスを本拠地とするチームであるカタラン・ドラゴンズが英国を中心とするスーパーリーグに参加しており、これがラグビーリーグの注目度の押し上げを助け、選手数の増加をもたらしている。

柔道編集

フランスでは柔道が盛んであり、ライセンスを持つ指導者の数、生徒数ともに多い。現在フランスにおける柔道の登録競技人口は50万人を超え、日本の登録競技人口でもある20万人をはるかに上回っている。最も有名なのがダビド・ドゥイエテディ・リネールの二人で、ともにオリンピックの男子100k超級の金メダリストであり連覇を達成している。

ハンドボール編集

ハンドボールもフランス国内で盛んに行われており、2017年の世界ハンドボール選手権では男女ともアベック優勝を果たしている。

ペタンク編集

余暇活動として盛んな競技である。

ゴルフ編集

著名選手は輩出されていないが、余暇活動として盛んな競技である。

水泳編集

余暇活動の中で最も盛んな競技で、これまでに多くの著名選手を輩出している。

セーリング編集

余り知られていないが、フランスではセーリングも盛んである。

ウィンタースポーツ編集

雪の多いアルプス地方ではウィンタースポーツが伝統的に盛んで、フランスでこれまでに開催された冬季オリンピック1924年シャモニー・モンブランオリンピック1968年グルノーブルオリンピック1992年アルベールビルオリンピックの3大会である。

野球編集

フランスにおける野球は、フェデレーション・フランセーズ・デ・ベースボールによるプロ野球リーグが1926年より存在する。1部、2部、そしてさらに下位リーグにと分かれており、1部リーグに関しては「ディヴィジオン・アン (野球)」を参照のこと。

国際大会においてのフランスの野球に関しては「野球フランス代表」を参照のこと。また2014年からはフランス国内で野球の国際大会(フランス国際野球大会)を開催しており、かつて野球フランス代表の監督を務めた日本の元プロ野球選手・吉田義男にちなみ「吉田チャレンジ」とも呼ばれている。

脚注編集

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  1. ^ Archived copy”. 2014年5月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月2日閲覧。
  2. ^ Statistiques – Données détaillées 2011”. Sports.gouv.fr. 2011年11月1日閲覧。
  3. ^ 31,5% of Market Share, the success of rugby on France 2”. Sportune.fr. 2011年11月12日閲覧。
  4. ^ Top 14 final reach records on Canal+”. Enpleinelucarne.net. 2011年11月12日閲覧。
  5. ^ Sport, champion of TV audiences”. Nouvelobs.com. 2011年11月12日閲覧。

関連項目編集

外部リンク編集