フリードマン=ダイアコニスの法則

フリードマン=ダイアコニスの法則(フリードマン=ダイアコニスのほうそく、: Freedman–Diaconis rule)は、統計学において、デイヴィッド・A・フリードマン英語版パーシ・ダイアコニスにちなんで命名されたヒストグラムのビン(英語: bin、ヒストグラムの柱)の大きさを選択する上で利用可能な法則の1つ。この法則の公式は以下の通りである。

ここで はデータの四分位範囲英語版 はサンプル における観察された数である。

その他のアプローチ 編集

ビンの数の決定法に関するその他のアプローチとしてスタージェスの法則がある。この法則は空ではない約 の非常に大きなビンを用いる[1]。法則はn が200未満のときによく機能するが、大きなn のときに不正確であることが判明している[2]。この事に関する議論と代替法はBirgé and Rozenholc(2006)に詳しく述べられている。

脚注 編集

  1. ^ Scott, 2009
  2. ^ Birgé and Rozenholc, 2006

参考文献 編集

  • Birgé, L.; Rozenholc, Y. (2006). “How many bins should be put in a regular histogram”. ESAIM: Probability and Statistics 10: 24–45. http://www.numdam.org/item?id=PS_2006__10__24_0. 
  • Freedman, David; Diaconis, Persi (December 1981). “On the histogram as a density estimator: L2 theory” (PDF). Probability Theory and Related Fields (Heidelberg: Springer Berlin) 57 (4): 453–476. ISSN 0178-8051. http://www.springerlink.com/content/mp364022824748n3/fulltext.pdf 2009年1月6日閲覧。. 
  • Scott, D.W. (2009). “Sturges' rule”. WIREs Computational Statistics 1: 303–306. 

関連項目 編集

外部リンク 編集