フリードリヒ・アルベルト・シュミット

フリードリヒ・アルベルト・シュミット（Friedrich Albert Schmidt、1846年12月9日 - 1916年1月24日）はドイツの画家である。主に風景画を描いた。

フリードリヒ・アルベルト・シュミット Friedrich Albert Schmidt
自画像
誕生日	1846年12月9日
出生地	フランス王国, シュンドゥーズ(Sundhouse)
死没年	1916年1月24日
死没地	ドイツ国, ヴァイマル

略歴

フランスとドイツの国境地域、アルザスのシュンドゥーズ(Sundhouse、ドイツ語名ズンドハウゼン、現在のフランス、バ＝ラン県）の牧師の息子に生まれた。綿織布染色の仕事をして、数年間パリで働いた後、仕事を辞め、画家になるために1871年に、ミュンヘン美術院に入学し、ヘルマン・アンシュッツやヴィルヘルム・フォン・ディーツに学んだ。

1874年の夏から1878年の間、再びパリに移り、風景画家のウージェーヌ・ラヴィエイユの学生になり、コローやドービニーといったバルビゾン派の画家たちと交流するようになった。

1878年の秋、イタリアへ旅しその冬をローマの美術館などでイタリアの巨匠の作品を研究して過ごした。1879年にはフィレンツェに象徴主義の画家、アルノルト・ベックリンを訪ね、その影響を受けた。1880年にはベックリンと地中海のイスキア島、ポンツィアーネ諸島を旅した。

1884年から短期間カールスルーエで活動した後、1885年にザクセン＝ヴァイマル＝アイゼナハ大公カール・アレクサンダーに招かれ、ヴァイマルに移り、スタジオを与えられ、ヴァイマルの美術アカデミーの客員教授に任じられた。1886年にヴァイマルの女性と結婚し、ヴァイマルに定住した。1905年にザクセン＝ヴァイマル＝アイゼナハ大公を継いだヴィルヘルム・エルンストからアカデミーの教授の称号を得た。

1890年代半ばから、イタリア、オランダ、フランスを旅し、ドイツではヴァイマル周辺や、バイエルンのキームガウ、ベルヒテスガーデナー・ラントの風景を描いた。1900年代に入ってもイタリアに旅し、冬はカプリ島やシチリアで過ごした。1913年に脳卒中を発症し、1816年にヴァイマルで亡くなった。

作品

• 
  雪解けの後(1879)
• 
  ヴァイマルの公園の風景(1894)
• 
  橋のある小川沿いの家 (1895)
• 
  イタリアの風景(1896)

参考文献

• Deutschlands, Österreich-Ungarns und der Schweiz: Gelehrte, Künstler usw. 1911, S. 510.
• Schmidt, Friedrich Albert. In: Friedrich von Boetticher: Malerwerke des 19. Jahrhunderts. Beitrag zur Kunstgeschichte. Band 2/2, Bogen 33–67: Saal–Zwengauer. Fr. v. Boetticher’s Verlag, Dresden 1901, S. 592 (archive.org).
• Schmidt, Friedrich Albert. In: Hans Vollmer (Hrsg.): Allgemeines Lexikon der Bildenden Künstler von der Antike bis zur Gegenwart. Begründet von Ulrich Thieme und Felix Becker. Band 22: Krügner–Leitch. E. A. Seemann, Leipzig 1928, S. 477.
• F. Runkel, Carlo Böcklin (Hrsg.): Neben meiner Kunst: Flugstudien, Briefe und Persönliches, Verlag Vita, 1909
• Klaus Dieter Gaus: Friedrich Albert Schmidt, 1846–1916: Landschaftsmaler Weimarer Malerschule – Biographie und Werkverzeichnis. 3. überarbeitete Auflage. Heidelberg 2018, doi:10.11588/arthistoricum.302.437
• Heinrich Alfred Schmid: Arnold Böcklin, 2006 ebooks Gutenberg #18436, + Verlag E. Bruckmann, München 1922
• Catalogues of the Paris Salon 1673 to 1881, 60 Vol. compiled by H-W-Janson Garland Publishing, 1977
• Kunstchronik 24, Wochenschrift für Kunst und Kunstgewerbe. Hrsg. Thieme + Graul, 1998/99, Nr. 23, S. 364
• Horst Ludwig: Lexikon der Münchner Kunst, Münchner Maler im 19. Jh. (Band 4), Bruckmann Verlag, München 1983
• Jenaische Zeitung, aus Journals@URMEL mit 16 Einträgen zu F. Albert Schmidt, 1901–1912
• Hans Holenweg, Franz Zelger: Arnold Böcklin, Die Zeichnungen falsche Zuschreibungen, Hirmer, München, S. 348 ff