フロマージュ・ブラン

フランス語で「白いチーズ」を意味する北フランスから南ベルギーのフレッシュチーズ

フロマージュ・ブランフランス語: Fromage blanc)は、北フランスから南ベルギーが原産のフレッシュチーズである。名前はフランス語で「白いチーズ」を意味する。フランスの法律によると、フロマージュ・フレFromage frais)はフロマージュ・ブランとは異なる[2]。原料は牛乳[3]

フロマージュブランを使用し、作られたレアチーズケーキ
フロマージュ・ブラン
100 gあたりの栄養価
エネルギー 481 kJ (115 kcal)
3.47 g
8.11 g
6.8 g
ビタミン
ビタミンA相当量
(9%)
68 µg
(0%)
29 µg
チアミン (B1)
(3304%)
38 mg
リボフラビン (B2)
(20000%)
240 mg
ナイアシン (B3)
(1667%)
250 mg
パントテン酸 (B5)
(6800%)
340 mg
ビタミンB6
(3462%)
45 mg
葉酸 (B9)
(7%)
26 µg
ビタミンB12
(14%)
0.34 µg
ビタミンC
(0%)
0 mg
ビタミンD
(1%)
0.2 µg
ビタミンE
(1133%)
170 mg
ミネラル
ナトリウム
(2%)
32.7 mg
カリウム
(2%)
101 mg
カルシウム
(11%)
113 mg
マグネシウム
(3%)
10.2 mg
リン
(15%)
102 mg
鉄分
(1%)
0.08 mg
亜鉛
(4%)
0.41 mg
他の成分
水分 81.3 g
コレステロール 8.6 mg
%はアメリカ合衆国における
成人栄養摂取目標 (RDIの割合。
出典: ANSES[1]

フロマージュ・フレという呼称は、乳酸発酵を経た非熟成チーズに用いる。フレッシュチーズとして販売される発酵した白いチーズは、消費者に販売される時点で生きたフローラを含む必要がある。

そのため、フロマージュ・ブランでは発酵が止まっているのに対して、前者は販売時点で生きた微生物を含んでいる必要がある。

フロマージュ・フレはクリーミーなソフトタイプのチーズで、全乳またはスキムミルクとクリームから作られる。クワルクと似ている。

固さはクリームチーズ程度であるが、脂肪が少ない。純粋なフロマージュ・ブランは事実上無脂肪だが、風味を良くするためにしばしばクリームが加えられるため脂肪の量が増え、しばしば総重量の8%にも達する。

フロマージュ・ブランは、しばしば果物を加えて、ヨーグルトと同様にデザートとして食べられる。西洋の多くの国では、ヨーグルトと一緒にスーパーマーケットで売られている。

の乳を材料に、フロマージュ・ブランと同様の製法で作ったフレッシュチーズをフェッセル英語版と呼ぶ[3]

出典 編集

  1. ^ anses (フランス語)
  2. ^ Note d'information accompagnant le decret n°2007-628 relatif aux fromages et specialites fromageres Ministere de l'economie[リンク切れ]
  3. ^ a b 大滝絵美 (2007年2月15日). “え~っ! これはフロマージュ・ブランじゃないんですか!!!”. 辻調おいしいネット. 2023年3月20日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集

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