フロム・ミー・トゥ・ユー

フロム・ミー・トゥ・ユー」("From Me To You")は、1963年4月にビートルズが発表した3枚目のオリジナル・シングル曲である。

フロム・ミー・トゥ・ユー
ビートルズシングル
B面 サンキュー・ガール
リリース
録音 1963年3月5日
イギリスの旗 イギリスロンドン
アビー・ロード・スタジオ
ジャンル ロック
時間
レーベル パーロフォン (イギリス)
Vee-Jay (アメリカ)
プロデュース ジョージ・マーティン
チャート最高順位
  • 1位 (イギリス)
  • 116位 (アメリカ)
ビートルズシングル盤 U.K.U.S. 年表
プリーズ・プリーズ・ミー
b/w
アスク・ミー・ホワイ
(1963年)
フロム・ミー・トゥ・ユー
b/w
サンキュー・ガール
(1963年)
シー・ラヴズ・ユー
b/w
アイル・ゲット・ユー
(1963年)
ビートルズシングル盤 U.S. 年表
抱きしめたい
b/w
アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア
(1963年)
プリーズ・プリーズ・ミー
b/w
フロム・ミー・トゥ・ユー
(1964年)
ツイスト・アンド・シャウト
b/w
ゼアズ・ア・プレイス
(1964年)
ビートルズシングル盤 日本 年表
キャント・バイ・ミー・ラヴ
b/w
ユー・キャント・ドゥ・ザット
(1964年)
フロム・ミー・トゥ・ユー
b/w
アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア
(1964年)
ツイスト・アンド・シャウト
b/w
ロール・オーヴァー・ベートーヴェン
(1964年)
オールディーズ 収録曲
A面
  1. シー・ラヴズ・ユー
  2. フロム・ミー・トゥ・ユー
  3. 恋を抱きしめよう
  4. ヘルプ!
  5. ミッシェル
  6. イエスタデイ
  7. アイ・フィール・ファイン
  8. イエロー・サブマリン
B面
  1. キャント・バイ・ミー・ラヴ
  2. バッド・ボーイ
  3. デイ・トリッパー
  4. ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!
  5. 涙の乗車券
  6. ペイパーバック・ライター
  7. エリナー・リグビー
  8. 抱きしめたい
パスト・マスターズ Vol.1 収録曲
  1. ラヴ・ミー・ドゥ
  2. フロム・ミー・トゥ・ユー
  3. サンキュー・ガール
  4. シー・ラヴズ・ユー
  5. アイル・ゲット・ユー
  6. 抱きしめたい
  7. ジス・ボーイ
  8. 抱きしめたい(ドイツ語)
  9. シー・ラヴズ・ユー(ドイツ語)
  10. ロング・トール・サリー
  11. アイ・コール・ユア・ネーム
  12. スロウ・ダウン
  13. マッチ・ボックス
  14. アイ・フィール・ファイン
  15. シーズ・ア・ウーマン
  16. バッド・ボーイ
  17. イエス・イット・イズ
  18. アイム・ダウン
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目次

解説編集

レノン=マッカートニーの作品(ただしリリース時には (McCartney - Lennon)という並びでクレジットされていた。)。ヴォーカルはジョン・レノンポール・マッカートニーハーモニカ(ステレオ・ミックスではイントロ部分のハーモニカはカットされている)はジョン。ライブではイントロ、アウトロのハモニカは省略、ジョージのギターのみ。この時代人気があった、女性シンガーヘレン・シャピロと一緒にまわったコンサートの終了間際にジョン・レノンポール・マッカートニーによって作られた。曲としては、ラヴ・ソングというよりはファンに対する感謝の意味がある。サビの部分にG+5を使い初期のビートルズらしいしゃれた雰囲気を出している。

「ツアー移動中のバスの中で暇つぶしに書いた」とはジョンとポールの弁。ジョン曰く「あまりにブルース調過ぎるので最初は発表しないつもりだったが、ハーモニカを加えてビートルズらしくなったのでシングルで出すことにしたんだ」とのこと。

ポールは「ミドル(サビ)の部分でマイナー(Gm7)に変るんだけど、これは大きな進歩だと思った」と語っている。

ザ・ビートルズ・ライヴ!! アット・ザ・BBC』では「フロム・アス・トゥ・ユー」というタイトルで収録されている。ビートルズがレギュラーのラジオ番組、『フロム・アス・トゥ・ユー』のために書き下した。「フロム・ミー・トゥ・ユー」とはメロディーこそ同じだが、歌詞が異なり、「ミー」(me)の部分が「アス」(us)と、「アイ」(I)が「ウィ」(we)になっている。

1963年6月には、デル・シャノンがこの曲を取り上げ、ビルボード(Billboard)誌では第77位まで上昇し、これがジョンとポールのソングライターとしての初の全米TOP100へのランクインとなった。ただし、ビルボード誌1963年年間トップ100にはランキングできなかった。

ステレオ・ヴァージョン編集

イギリスでは「フロム・ミー・トゥ・ユー」のリアル・ステレオ・ヴァージョンは1966年12月にリリースされたアルバム『オールディーズ』ステレオ盤に収録された。

アメリカでは1973年4月にリリースされたアルバム『ザ・ビートルズ1962年〜1966年』に収録された。

CDでは2009年9月に発売されたリマスター盤の『パスト・マスターズ』にステレオ・ヴァージョンが収録された。

ミキシング編集

モノラル・ヴァージョンにはイントロ・コーラスから入っていたハーモニカがステレオ・ヴァージョンでは入っていない。

アメリカ・アナログ盤『ザ・ビートルズ1962年〜1966年』に収録のヴァージョンはイギリス盤とは音が左右が逆にミキシングされていた。

シングル盤編集

イギリスでは大ヒットし、1963年5月、全英チャートでは初の1位を獲得[注釈 1]、7週間連続1位を維持している[1]。このシングルから飛躍的にセールスを伸ばし、イギリスでは70万枚以上のセールスを記録した。B面は「サンキュー・ガール」。アメリカでは、1963年に一度リリースされている。その時は「ビルボード」誌で最高116位だったが、1964年、ビートルズ旋風が吹き荒れる中、「プリーズ・プリーズ・ミー」のB面として再リリースされた。『ビルボード』誌、『キャッシュボックス』誌ともに最高位第41位を記録している。

なお、フロム・ミー・トゥ・ユーが全英チャート1位に上がる直前まで1位だったのは、元々ビートルズのデビュー曲として用意された「ハウ・ドゥ・ユー・ドゥ・イット」である[1](詳細はハウ・ドゥ・ユー・ドゥ・イット#ビートルズとの関係を参照)。

収録アルバム編集

脚注編集

注釈編集

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  1. ^ メロディー・メーカー誌のチャートでは前作のプリーズ・プリーズ・ミーが1位を獲得している。詳細はビートルズ#デビュー当初から初期を参照。

出典編集

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