フンスリュック山地 (フンスリュックさんち、Hunsrück)は、ドイツラインラント=プファルツ州を中心とした地域に広がる山地である。最高峰は標高816mのエルベスコプフドイツ語版

フンスリュック山地
フンスリュック山地を示した地図
フンスリュック山地(ドイツ)
所在地 ドイツの旗 ドイツ
位置 北緯50度0分0秒 東経7度30分0秒 / 北緯50.00000度 東経7.50000度 / 50.00000; 7.50000座標: 北緯50度0分0秒 東経7度30分0秒 / 北緯50.00000度 東経7.50000度 / 50.00000; 7.50000
最高峰 エルベスコプフ(816 m
プロジェクト 山
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概要 編集

地理 編集

フンスリュック山地はモーゼル川ライン川コブレンツドイチェス・エック英語版ナーエ川ドイツ語版に囲まれた範囲が相当する。ライン川を挟んでタウヌス山地と接続する。

比較的標高の低い山々が南西から北東にむけて100 kmほど連なり、幅は平均して25~30 kmある。

生物 編集

この地域は古くから農業や林業を通じて人の手が加えられてきたが、そうした土地は全体のごく一部にとどまったため生物多様性が保たれている。

植物 編集

裸子植物被子植物を合わせ850種以上が確認されている。

動物 編集

渡り鳥の休息地ではないものの、多数の鳥類が確認され、キツツキ類猛禽類スズメ類などが生息している。ごく希にナベコウが飛来することもある。地上の生物ではアカシカノロイノシシヨーロッパヤマネコオオヤマネコアカギツネアナグママツテンなどが確認されている。

フンスリュック山地で最もよく知られた動物はチチブコウモリである。時折コウモリの大群がハン空港に飛来し、空の便に悪影響を及ぼしている[1]

湿気の多い場所ではマダラサラマンドラなどの両生類や昆虫類が、それ以外の乾燥した草地ではアシナシトカゲナミヘビなどのは虫類が生息している。

ギャラリー 編集

観光地 編集

脚注 編集

  1. ^ Airport: Mopsfledermäuse machen Ärger; Focus Online, 2 June 2005; retrieved 19 May 2014

関連項目 編集

外部リンク 編集