ブライアン・シンガー

米国の映画監督

ブライアン・シンガー(Bryan Singer、1965年9月17日 - )は、アメリカ合衆国ニューヨーク市出身の映画監督南カリフォルニア大学(USC)映画学科卒。ドイツ系ユダヤ人移民の家系で、ウェールズ系の血も引いている。

ブライアン・シンガー
Bryan Singer
Bryan Singer
生年月日 (1965-09-17) 1965年9月17日(58歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ニューヨーク州ニューヨーク
主な作品
ユージュアル・サスペクツ
X-MEN』シリーズ
スーパーマン リターンズ
ワルキューレ
ボヘミアン・ラプソディ
 
受賞
東京国際映画祭
東京ゴールド賞
1995年ユージュアル・サスペクツ
日本アカデミー賞
最優秀外国作品賞
2019年ボヘミアン・ラプソディ
その他の賞
サンダンス映画祭
最優秀作品賞

1993年パブリック・アクセス
備考
第28回東京国際映画祭 審査委員長(2015年)
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略歴 編集

1995年の映画ユージュアル・サスペクツ』で一躍注目を浴び、大作映画『X-メン』の監督に抜擢された。その後、『X-MEN2』『スーパーマン リターンズ』を監督した他、ヒトラー暗殺計画を描いたトム・クルーズ主演の『ワルキューレ』の監督もしている。

また、政治家のハーヴェイ・ミルクの生涯を描く 『カストロ通りの市長(原題)』(The Mayor of Castro Street)を監督することも決まっていたが、ガス・ヴァン・サントが同じ題材を扱った作品『ミルク』を先に完成させたこともあり、制作は遅れている。

自身のプロダクション会社バッド・ハット・ハリー・プロダクションズ英語版を設立している。

2015年、第28回東京国際映画祭のコンペティション部門で審査委員長を務める[1]

2017年、『ボヘミアン・ラプソディ』を撮影中の12月1日、ハリウッド・リポーターがシンガーが感謝祭の後も現場へ復帰せず、撮影監督のニュートン・トーマス・サイジェルが代行監督を務めていたため、20世紀フォックスが撮影を中断し、監督交代を検討し始めていることを報じる[2]。シンガーの不在理由は「本人及び家族の健康問題」と報道されたが[3]、一方で出演者やスタッフとの衝突も報道された[4]。シンガーは『スーパーマン リターンズ』『X-MEN:アポカリプス』でも撮影を無断で中断していたことなどから、20世紀フォックスは2017年12月4日には撮影終了2週間前ながらシンガーを解雇[5]、バッド・ハット・ハリーとも契約解消。その後、全米監督協会の規定により[6][7]シンガーが監督としてクレジットされる旨が発表された[8]

その他 編集

V』、『ミラクルマスター/7つの大冒険』等で知られる俳優のマーク・シンガー、その妹で『フットルース』で知られる女優のロリ・シンガーは従兄弟。

フィルモグラフィー 編集

映画 編集

作品名 クレジット 備考
監督 脚本 製作
1993 パブリック・アクセス
Public Access
Yes Yes
1995 ユージュアル・サスペクツ
The Usual Suspects
Yes Yes
1998 ゴールデンボーイ
Apt Pupil
Yes Yes
2000 X-メン
X-Men
Yes Yes
(原案)
2003 X-MEN2
X2
Yes Yes Yes
(製作総指揮)
2006 スーパーマン リターンズ
Superman Returns
Yes Yes
(原案)
Yes
2008 ワルキューレ
Valkyrie
Yes Yes
2009 ブライアン・シンガーの トリック・オア・トリート
Trick 'r Treat
Yes
2011 X-MEN:ファースト・ジェネレーション
X-Men: First Class
Yes
(原案)
Yes
2013 ジャックと天空の巨人
Jack the Giant Slayer
Yes Yes
ユー・ウォント・ミー・トゥ・キル・ヒム
Uwantme2killhim?
Yes
2014 X-MEN:フューチャー&パスト
X-Men: Days of Future Past
Yes Yes
(原案)
Yes
テイキング・オブ・デボラ・ローガン
The Taking of Deborah Logan
Yes
2016 X-MEN:アポカリプス
X-Men: Apocalypse
Yes Yes
(原案)
Yes
2018 ボヘミアン・ラプソディ
Bohemian Rhapsody
Yes 撮影途中で降板

テレビシリーズ 編集

脚注 編集

外部リンク 編集