ブライズ・ノートン空軍基地

ブライズ・ノートン空軍基地(ブライズ・ノートンくうぐんきち、英語: Royal Air Force Brize Norton)は、ロンドンから西へ約80キロメートルのブライズ・ノートン英語版カータートン英語版からなるオックスフォードシャー都市圏から近い位置にあるイギリス空軍の基地である。

ブライズ・ノートン空軍基地
RAF Brize Norton
IATA: BZZ - ICAO: EGVN
概要
国・地域 イギリスの旗 イギリス
所在地 オックスフォードシャーブライズ・ノートン英語版
種類 軍用
所有者 イギリス国防省
運営者 イギリス空軍
開設 1937年
標高 88 m (288 ft)
座標 北緯51度45分00秒 西経1度35分01秒 / 北緯51.75000度 西経1.58361度 / 51.75000; -1.58361
公式サイト 公式ウェブサイト
地図
ブライズ・ノートン空軍基地の位置
ブライズ・ノートン空軍基地の位置
BZZ/EGVN
ブライズ・ノートン空軍基地の位置
ブライズ・ノートン空軍基地の位置
BZZ/EGVN
ブライズ・ノートン空軍基地の位置
滑走路
方向 ILS 長さ×幅 (m) 表面
08/26 3,050×56 舗装
出典:World Aero Dataより[1]
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空港の一覧
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イギリス空軍が領有する基地の中で最も大規模な基地であり、正式名称はイギリス空軍基地ブライズ・ノートン(: RAF Brize Norton)である。現在は、空中給油機ボイジャー輸送機C-17A グローブマスターIIIハーキュリーズC4/C5がブライズ・ノートン空軍基地を拠点に活動している。

フォークランド諸島にあるマウント・プレザント空軍基地への兵員輸送機のうち28席を開放し、民間旅客も行っている。

歴史 編集

ブライズ・ノートン空軍基地は訓練基地として1937年に開設された。1950年代にアメリカが核抑止力のためイギリスに戦略爆撃機の配備を計画し、アメリカ空軍戦略航空軍団はブライズ・ノートン空軍基地への進駐を始めた。戦略航空軍団は滑走路の延伸、人員や弾薬の収容施設建設といった基地強化のための投資を行い、それらは1951年までに完了した。翌年にB-36戦略爆撃機が配備され、1953年から1957年までB-47戦略爆撃機が配備された。後に爆撃機はB-52に更新された。

1965年、ブライズ・ノートン空軍基地はイギリス空軍の元に戻り、フェアフォード空軍基地から輸送機部隊2個飛行隊が移駐した。1980年代にはVC-10トライスターを擁する空中給油機部隊の拠点となり、これらは後にボイジャーに更新された。2005年にはアップグレードプロジェクトの一環で、基地を閉鎖してさらなる滑走路の拡張と灯火やオペレーション基準カテゴリーに必要な設備が追加された。アレスター・ギアの追加はリネハム空軍基地英語版に代わるイギリス南部における軍用緊急避難飛行場に必要であった。2011年にリネハム空軍基地が閉鎖されてからは、同基地のハーキュリーズ部隊が移駐してきており、空輪部隊の拠点となっている。

所在部隊 編集

第2航空団英語版隷下
第1航空団英語版隷下
第22航空団英語版隷下
  • 第2267飛行隊
王立兵站軍団英語版隷下

脚注 編集

出典 編集

  1. ^ EGVNの空港情報 - World Aero Data (2006年10月時点のデータ)

関連項目 編集

外部リンク 編集