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ブラストワンピース: Blast Onepiece[1])は、日本競走馬。主な勝ち鞍は2018年有馬記念(GI)、毎日杯(GIII)、新潟記念(GIII)。2018年のJRA賞最優秀3歳牡馬。馬名の由来は「突風+母名の一部」[2]

ブラストワンピース
Blast Onepiece(JPN) IMG 1038-1 20180324.jpg
第65回毎日杯ゴール前
(2018年3月24日)
欧字表記 Blast Onepiece[1]
香港表記 防爆裝束
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 2015年4月2日(4歳)
ハービンジャー
ツルマルワンピース
母の父 キングカメハメハ
生国 日本の旗 日本北海道安平町
生産 ノーザンファーム
馬主 (有)シルクレーシング
調教師 大竹正博美浦
競走成績
タイトル JRA賞最優秀3歳牡馬(2018年)
生涯成績 9戦5勝
獲得賞金 4億3850万8000円
(2019年5月26日現在)
 
勝ち鞍
GI 有馬記念 2018年
GIII 毎日杯 2018年
GIII 新潟記念 2018年
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巨漢で顔が大きい馬なので、見栄えを良くするためにシャドーロールを装着している[3]

目次

戦績編集

デビュー前編集

2015年4月2日北海道安平町ノーザンファームで母ツルマルワンピースの初仔として誕生。一口馬主法人シルクレーシングから「ツルマルワンピースの15」として総額2,000万円(一口4万円×500口)で募集された[2]。出生時より脚が内向しており、慎重に育成が進められた[4]。1歳時はまだ見栄えのする馬体ではなかったが、2歳の夏になると一気に肉付きがよくなり、牧場での評価も上昇した[3]

余談ではあるが、大竹調教師は、「ナスに棒が刺さったみたいな馬だなと思った」と後にコメントしている。

2歳(2017年)編集

美浦大竹正博厩舎に入厩。脚元の問題からダートでのデビューも検討されたが、調教が進むに連れて問題なしと判断され、11月19日に東京競馬場で行われた芝1800mの新馬戦でデビュー。同日に京都競馬場マイルチャンピオンシップが行われる関係で騎手の選定は難航したが、関西所属ながら当日東京で騎乗予定だった池添謙一に白羽の矢が立った。大竹も「一度使ってからかな」と考えていたように[3]、単勝5番人気の評価であったが、直線で一瞬前が壁になりながらも進路が開くと瞬時に反応し、上がり3F33.3の末脚で新馬勝ちを収めた[5]ノーザンファーム天栄の木實谷雄太場長は「よくこの完成度で、新馬戦を勝てたな」と思ったという[6]

背腰に疲れが残る体質のため、2戦目以降は一貫して2ヶ月程度のレース間隔を確保するローテーションが採用されている[6]

3歳(2018年)編集

 
第63回有馬記念優勝時

年明け初戦となったゆりかもめ賞では、稍重の馬場の中、メンバー中最速の上がり3F34.0の末脚で他馬を突き放し、2着ドレークに4馬身差をつける圧勝でデビュー2連勝を飾った[7]。続く3戦目には毎日杯(GIII)を選択。レースでは直線入り口で内ラチにぶつかるアクシデントをものともせず、2着ギベオンに2馬身差を付けて優勝。デビューから無傷の3連勝での重賞初制覇となった。陣営は皐月賞(GI)には向かわず、東京優駿(GI)への直行を表明した[8]

しかし、中間は馬体重が大きく増加し、東京優駿当日も前走比プラス10kgの532キロとやや重めの仕上がりとなった。それでも、同じく無敗のダノンプレミアムに次ぐ2番人気に支持される。しかし、騎乗する池添が「唯一の不安」としていたスタートで出遅れ、後方からの競馬となる。道中でポジションを上げていったが、4コーナーで下がってきたジェネラーレウーノを交わすロスに加え、直線序盤で外のワグネリアンに進路を塞がれるなどスムーズに加速が出来ず、最後は差を詰めたものの5着に敗れた。レース後、池添は「僕が直線でうまく出せていたら違った」と悔やんだ[9]

休養を挟み、古馬初対戦となった新潟記念(GIII)では後方待機から直線では大外に進路を取り、ノーステッキで抜け出して完勝し、重賞2勝目を挙げた[10]。鞍上の池添が「お客様に見てもらおうと思って、直線は外に出して行きました」とコメントするほど、余裕のある勝利であった[11]

クラシック最終戦となる菊花賞は、1番人気での出走。馬なりでゲートをでたものの、最初の下り坂でペースが遅くなったため、後方ポジションを選択。1周目のスタンド前でいつでも動けるよう早めに外目の位置を確保し、早めにポジションを上げていったエタリオウをマークする形で進めるも、同レースでは珍しいくらいのスローペース・2周目の4コーナーで外に膨れたのを立て直すロスもあり、4着に敗れる。池添は、「直線で追い出すとしっかり脚を伸ばしてくれて、ゴールまで止まらずに頑張っているのですが、最後は決め手のある馬にやられてしまいました。スピードが乗っていた分、2周目の4コーナーでは遠心力で外に膨れるところがありましたが、それまでは手前もちゃんと変えて走れていましたから、右回りも問題なかったと思います。」とコメント。なお、前走の新潟記念に続き、ベストターンドアウト賞を受賞している[12]

年末の有馬記念には唯一の3歳馬として出走。枠順抽選会では池添が4枠8番を引き当てた。GI未勝利ながら最終オッズではレイデオロキセキに次ぐ3番人気に支持された。ゲートが開くと道中は6~7番手の外を追走。4角地点から一気に仕掛けられ、直線で逃げ粘るキセキを残り100mで交わすと、最後は外から追い込んできた1番人気レイデオロの追撃をクビ差退けて優勝。3度目の挑戦でGI初制覇を果たした。鞍上の池添は2009年ドリームジャーニー2011年2013年オルフェーヴルに続く有馬記念単独最多の4勝目、調教師の大竹正博は開業10年目で悲願のGI初制覇となった[13]

競走成績編集

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2017.11.19 東京 2歳新馬 芝1800m(良) 14 5 7 012.20(5人) 01着 R1:51.4(33.3) -0.2 池添謙一 55 (ロードダヴィンチ) 520
2018.02.04 東京 ゆりかもめ賞 芝2400m(稍) 14 7 12 003.30(2人) 01着 R2:27.6(34.0) -0.7 池添謙一 56 (ドレーク) 522
0000.03.24 阪神 毎日杯 GIII 芝1800m(良) 10 1 1 002.50(1人) 01着 R1:46.5(33.9) -0.3 池添謙一 56 (ギベオン) 522
0000.05.27 東京 東京優駿 GI 芝2400m(良) 18 4 8 004.60(2人) 05着 R2:23.8(34.5) -0.2 池添謙一 57 ワグネリアン 532
0000.09.02 新潟 新潟記念 GIII 芝2000m(良) 13 1 1 001.80(1人) 01着 R1:57.5(33.5) -0.3 池添謙一 54 (メートルダール) 530
0000.10.21 京都 菊花賞 GI 芝3000m(良) 18 2 3 003.40(1人) 04着 R3:06.5(34.1) -0.4 池添謙一 57 フィエールマン 530
0000.12.23 中山 有馬記念 GI 芝2500m(稍) 16 4 8 008.90(3人) 01着 R2:32.2(35.7) -0.0 池添謙一 55 レイデオロ 534
2019.03.31 阪神 大阪杯 GI 芝2000m(良) 14 5 7 003.20(1人) 06着 R2:01.3(35.3) -0.3 池添謙一 57 アルアイン 530
0000.05.26 東京 目黒記念 GII 芝2500m(良) 13 5 6 002.20(1人) 08着 R2:29.1(35.8) -0.9 池添謙一 59 ルックトゥワイス 538
  • 競走成績は2019年5月26日現在
  • 出典 - [14]

血統表編集

ブラストワンピース血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 デインヒル系
[§ 2]

*ハービンジャー
Harbinger 2006
鹿毛 イギリス
父の父
Dansili 1996
鹿毛 アメリカ
*デインヒル Danzig
Razyana
Hasili Kahyasi
Kerali
父の母
Penang Pearl 1996
鹿毛 フランス
Bering Arctic Tern
Beaune
Guapa Shareef Dancer
Sauceboat

ツルマルワンピース 2008
鹿毛 北海道浦河町
キングカメハメハ 2001
鹿毛 北海道早来町
Kingmambo Mr.Prospector
Miesque
*マンファス *ラストタイクーン
Pilot Bird
母の母
ツルマルグラマー 1999
鹿毛 北海道早来町
フジキセキ *サンデーサイレンス
*ミルレーサー
*エラティス El Gran Senor
Summer Review F-No.9-c
母系(F-No.) 9号族(FN:9-c) [§ 3]
5代内の近親交配 Northern Dancer5×5×5=9.38%、Try My Best、El Gran Senor5×4=9.38%、His MajestyGraustark5×5=6.25% [§ 4]
出典
  1. ^ ブラストワンピース 5代血統表2018年4月24日閲覧
  2. ^ ブラストワンピース 5代血統表2018年4月24日閲覧
  3. ^ ブラストワンピース 5代血統表2018年4月24日閲覧
  4. ^ ブラストワンピース 5代血統表2018年4月24日閲覧

出典編集

  1. ^ a b ブラストワンピース|JBISサーチ(JBIS-Search)
  2. ^ a b ブラストワンピース | シルク・ホースクラブ - Silk Horse Club、2018年4月24日閲覧
  3. ^ a b c 父はダービー2勝の偉大なジョッキー。大竹正博と相棒ブラストワンピース。. Number Web(2018年5月9日付). 2018年12月23日閲覧
  4. ^ 【有馬記念】ノーザンF G1・15勝目で年間最多勝記録更新 ホープフルSにも意欲. デイリースポーツ(2018年12月24日付). 2018年12月24日閲覧
  5. ^ 2歳新馬|2017年11月19日”. netkeiba.com. 株式会社ネットドリーマーズ. 2018年4月24日閲覧。
  6. ^ a b ブラストワンピースのダービー戦略。「異例のローテ」にはワケがある. Sportiva(2018年5月22日付). 2018年12月24日閲覧
  7. ^ 【ゆりかもめ賞】(東京)~ブラストワンピースが無傷の2連勝 [News
  8. ^ 【毎日杯】ブラストワンピースがデビュー3連勝で重賞初制覇 池添「満点」
  9. ^ 【日本ダービー】無傷3連勝で臨んだブラストワンピースは5着 10キロ増の影響も. スポーツ報知(2018年5月27日付). 2018年6月3日閲覧
  10. ^ 【新潟記念】3歳馬ブラストワンピースが横綱相撲で圧勝 池添「ノーステッキで勝てた」. スポーツ報知(2018年9月2日付). 2018年9月2日閲覧
  11. ^ 【新潟記念レース後コメント】ブラストワンピース池添謙一騎手ら. netkeiba.com(2018年9月2日付). 2018年12月24日閲覧
  12. ^ 「ベストターンドアウト賞」 ブラストワンピースの八木大介調教助手が受賞. netkeiba.com(2018年10月21日付). 2018年10月24日閲覧
  13. ^ 【有馬記念】若き王者ブラストワンピースが戴冠!. サンケイスポーツ(2018年12月23日付). 2018年12月23日閲覧
  14. ^ 競走成績:全競走成績|ブラストワンピース”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2018年4月24日閲覧。
  15. ^ ツルマルワンピース | 競走馬データ - netkeiba.com、2018年4月24日閲覧
  16. ^ ツルマルグラマーの血統表 | 競走馬データ - netkeiba.com、2018年4月24日

外部リンク編集