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ブリテン・ノーマン アイランダー

Britten-Norman BN-2A-26 Islander, Winair - Windward Islands Airways JP5823246.jpg

BN-2T

ブリテン・ノーマン BN-2 アイランダー (Britten-Norman BN-2 Islander) は、イギリスブリテン・ノーマンが製造する汎用機。

目次

概要編集

原型機は1965年6月13日に初飛行した。260 hp双発という低馬力のエンジンで、乗員を含め10人を乗せることができる。パイロットを1名とし、副操縦士席にも乗客を乗せる場合が多い。

無駄な機内の通路をなくし、5列の2人掛け座席に対して両側に各3個の大型ドアをつけ、自動車のように出入りするなどの工夫をして胴体の断面積を減らしている。また、引き込み装置を廃した固定脚の採用、エンジン補機に既成の部品を使うなど、当時[いつ?]の機体としても極めて安価であった。その独特な形状は、使用目的を満たすための機能追求の表れである。

近距離航空用に多く使われ、その名が示すように離島間など滑走路が狭く短く周囲の地形が険しいなど設備に制約のある空港を結ぶことを視野に設計されている。引き込み機能を有しない降着装置はスペース節約と重量軽減、整備設備が乏しい場所でも運航が滞ることがないように配慮され選択されたものである。

一見無骨で飾り気がないその姿は、エンジン後方の大型フラップを有することで軽量細身の機体と相まって優れたSTOL性能を獲得している。また、高翼機であることに加え、低速でも安定性と操縦性を維持する大きな尾翼動翼を持つことで、狭量地の滑走路特有の乱気流や横風に強い。脚配置が幅広の二等辺三角形に見えるほどワイドトレッドの主脚は、離着陸滑走時の横風に対する踏ん張りが強い。いずれもまさにその名の通りの使用条件下における高い運航率を追求したものである。

実際、より大型の新型機種が欠航するような悪条件下でも運航が可能であったし、その経験のあるパイロットからは絶大の信頼を得ている機体である。[要出典]また、主脚に首脚と同一サイズの小径タイヤをダブルで使用しているのも、部品の調達のしやすさと、いざという時に代用ができるよう考慮されたものである。

後にターボプロップエンジンに換装したモデルが登場し、エンジンを3発にしたブリテン・ノーマン トライランダーも開発されている。

軍用機としては軽輸送や洋上での捜索救難等に使用できる。またディフェンダー (Defender) と呼ばれる軍用専用型は、主翼にロケット弾爆弾、機銃ポッドなどを装備してCOIN機として運用することも可能である。

現行機種編集

  • BN-2B-26 アイランダーII(ライカミング O-540-E4C5, 260 ps (194 kW) 装備型)
  • BN-2B-20 アイランダーII(ライカミング IO-540-K1B5, 300 ps (224 kW) 装備型)
  • BN-2T タービン・アイランダー(ロールスロイス・アリソン 250-B17C ターボプロップ装備型)

採用国(軍用)編集

使用する日本の航空会社編集

 
旭伸航空機(佐渡空港にて)
 
BN-2B アイランダーII(琉球エアーコミューター

離島の多い日本では貴重な交通手段として活躍してきたが、離島空路の慢性的な赤字や機材の老朽化から次々と離脱している。現在使用している航空会社は下記の通りである。

かつて使用していた日本の航空会社編集

諸元・性能編集

出典: Green, William. The Observer's Book of Aircraft. London. Frederick Warne & Co. Ltd., 1976. ISBN 0-7232-1553-7

諸元

性能

  • 最大速度: 273 km/h (147 kn)
  • 巡航速度: 257 km/h (139 kn)
  • 航続距離: 1,400 km (760 nmi)
  • 実用上昇限度: 4,024 m (13,202 ft)
  • 上昇率: 295 m/min (970 ft/min)


  使用されている単位の解説はウィキプロジェクト 航空/物理単位をご覧ください。

脚注編集

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  1. ^ Fricker 1968, p. 77.
  2. ^ 第一航空、沖縄路線でアイランダーからツインオッターに機材を変更FlyTeam ニュース 2015年8月7日
  3. ^ 第一航空、ブリテンノーマンBN-2アイランダー全機を抹消登録”. FluTeam (2017年11月11日). 2018年3月10日閲覧。

外部リンク編集